
フジテレビの看板アナに急成長した山崎夕貴(やまざき・ゆき)アナが、4月から朝の情報番組『とくダネ!』のMCに就任することが発表された。
すでに、“夕方の顔”として活躍中の伊藤利尋アナも同番組のMCを務めることがアナウンスされており、男女の人気アナを投入した格好になった。
「豪華なキャスティングですが、裏を返せば背に腹は代えられない状況だということ。『とくダネ!』は同時間帯の視聴率争いで、他局の番組に押され始めているんです。
2014年から2016年まで平均視聴率1位を獲得したものの、昨年はテレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』が首位に。日本テレビ系の『スッキリ』は、昨年10月から人気ナンバーワン女子アナの水卜(みうら)麻美アナがMC陣に加わり、数字(視聴率)を伸ばしてきている。TBS系の『ビビット』も猛追してきており、うかうかしていられない」(同局関係者)
『とくダネ!』の視聴率復活は、上層部からの至上命令だという。
「ゴールデン帯・プライム帯の視聴率が壊滅的な中、最後の砦(とりで)が午前中の番組。視聴率はバトンみたいなもので、受け渡しが大事。『めざましテレビ』は視聴率好調なのですが、『とくダネ!』が足を引っ張ると、その後の『ノンストップ!』『バイキング』にも影響が出てしまう。
足元から立て直そうとしているフジテレビにおいて、『とくダネ!』はある意味で最重要拠点なんです」(同局局員)
山崎アナにかかるプレッシャーはハンパなさそうだ。