今年の成人式の思い出を明かした武田

2月17日、昨年公開された映画「パパのお弁当は世界一」のDVD購入者限定イベントが都内で行なわれ、みどり役を演じた主演の武田玲奈とその父親役の渡辺俊美、主題歌を歌った片平里菜が登壇した。

SNSに投稿された、高校生の娘のために弁当を作り続けた父親と娘のエピソードを元に映画化されたこの作品。モデルとなった女性もエキストラで参加している。

渡辺はTOKYO No.1 SOUL SETのメンバーで本格的な演技は初めてにも関わらず、撮影中にアドリブを連発していたそう。そんな現場に武田も「しょっちゅうアドリブがあって、本番中に笑っちゃったことも。ホントに面白くて、なかなかない経験で素敵だなって思いました」と楽しんでいたよう。

さらに一番好きなシーンを問われると「迷いますね」と言いつつも「お父さんとのかけあいや喧嘩シーンですね。そこでもアドリブがあったりして、リアルっぽさに注目してほしい」と語った。

それぞれのトークが終わると片平が主題歌「なまえ」を生披露。会場は美しい歌声に包まれ、イベントを締めくくった。

そして終了後、武田に独占インタビュー。意外な一面を明かしてもらった。

初めてのお弁当は誰に?

―お疲れ様でした。今回の映画では、モデルとなったご本人が撮影現場にいたそうですが、あまりないことですよね?

武田 すごく緊張しますね、味わったことのない不安さでした。当時の気持ちとかも聞いたんですけど、聞きすぎてもどうしようってなっちゃうので。

―イベントでは理想の父親像として、ご自分のお父さんを挙げていましたが、仲もいいんですか?

武田 高校2年生から上京して離れて暮らしているんですけど、中学生の頃は一緒にテニスしたり、夜一緒にコンビニに行ってアイス食べたりしてて、反抗期みたいなのはなかったです。

―世の中のお父さんにとっては羨ましい話かもしれませんね(笑)。

武田 今も仲良くて、お父さんには自分の思ったことをはっきり言えるので仕事の相談に乗ってもらったりします。すごい優しいんですよ。甘やかしすぎだなと思うこともあるんですけど(笑)。

―例えば、どんなところが?

武田 こないだ地元で成人式だったんですけど、メイクは東京で仲いいヘアメイクさんにやってもらいたかったので、朝、お父さんに迎えに来てもらって…。新幹線もない時間なので、車で送ってもらいました(笑)。

―ご出身は福島県ですよね、確かに甘えてますね(笑)。以前からインタビューで成人式の晴れ着を楽しみにしていらっしゃいましたが、どうでした?

武田 ホント楽しかったです! 自分で選んで、王道の赤い晴れ着もよかったんですけど、すごく迷って白地に紫の柄が入ったものにしました。式も出身の中学でやったので、昔話でみんな盛り上がって楽しかったです。

―それはよかった。話がちょっと逸れましたが、映画ではお父さんに嘘をついて彼氏のお弁当を作ってもらっていました。武田さんがもし彼氏にお弁当を頼まれたら?

武田 私、嘘つけないんですよ、すぐバレちゃうんです。だからお父さんと一緒に作るとかですかね? あれ、でもそれだとおかしいですね。

―ですね(笑)。ちなみにお弁当を作ったことは?

武田 ないですね。いつかは…とは思ってますけど。たぶん、作るなら私がお弁当に入ってて嬉しいもの入れます、結構、自己満的な(笑)。お父さんが東京に来た時、帰りに渡したら素敵ですよね?

―いいと思います! ぜひ初めてのお弁当はお父さんに! 今日はありがとうございました。

(取材・文/鯨井隆正 撮影/鈴木昭寿)