“熊本の奇跡”として話題のつぶら “熊本の奇跡”として話題のつぶら

「黒髪ショート」×「スレンダー巨乳」という至高の組み合わせを持ち、昨夏から“熊本の奇跡”として話題のつぶらが『週刊プレイボーイ』14号のグラビアに満を持して初登場!

昨年、『ミスiD2018』を受けるために熊本から上京し、醸(かも)し出す独特な世界観を武器に見事、「実行委員長特別賞」を受賞。その見た目から、第一印象で”メンヘラ”だと勘違いされることが多いと話す彼女の人となりや意外な過去、そしてこの機会に是非“伝えたいこと”までを聞いた。

―単刀直入にお伺いしますが、“メンヘラ”ですか?

つぶら 違います。これは本当に声を大にして言いたいです! 重い性格でもないし、病んだりすることもほとんどないので。ただ、暗いだけです。根暗なんですよ、私。

―でも、よく言われると。

つぶら そうなんですよね…。初めて会う人には、ほぼ「“メンヘラ”ですか?」って聞かれます(笑)。たぶん、“メンヘラ顔”なんですよ。

―世に出回っているポートレイト写真を見ても、笑顔が少なくてダークな世界観の写真が多いので…見た目の印象でそう感じるっていうのもあると思います。

つぶら 確かに、笑ってる写真はほとんどないですね。笑顔が苦手で、自分の笑った顔が嫌いなんです。それでもやっぱりネットとか知らないところで「つぶらはメンヘラ」って書かれるのがイヤなので、これを機にちゃんと伝えたいと思います。「“メンヘラ”に見えるだけで、“メンヘラ”ではありません!」って。

―心の叫び、いただきました(笑)。先ほどご自身のことを根暗だと言っていましたが、それは昔から?

つぶら ちっちゃい頃からずっと人見知りで恥ずかしがり屋でした。小学校の頃のことはあまり覚えてないけど、年齢を重ねるごとにだんだんコミュ障になっていって。年下にも敬語を使ってしまうくらい、人と接するのが苦手です。

―それは友達作りにもひと苦労しそうですね。

つぶら だから、本当に数えられるくらいしか友達がいなくて…。高校時代は軽音部に入っていて、そこに同じような人種のコが何人かいたので、そのコたちとは自然に仲良くなりました。

―軽音部ということは、何か楽器が弾けるんですか?

つぶら いや、幽霊部員だったので全然(笑)。単に音楽が好きっていう理由で入っただけです。当時からずっと邦ロックが好きで。幼稚園の頃からお母さんの影響で忌野清志郎をずっと聞かされていて、物心ついた時には音楽が好きになってました。

本格的にハマったのは、中学時代に塾の送り迎えの親の車でずっと聴いてた『SCHOOL OF LOCK』で、RADWIMPSを聞いてから…。『君と羊と青』を最初に聴いて「めっちゃいい!」ってなったんです。それから勉強の息抜きにYouTubeで漁(あさ)るようになりました。

―今では、ひとりでロックフェスとかに行くこともざらにあるんですよね。

つぶら はい、モッシュとかで人に押しつぶされてます(笑)。それまではボカロとかアニソンを家に閉じこもって聴いてるような人種だったので、ここまでハマるなんて想像もしてませんでした。まぁ、根本が根暗なのは変わってないんですけどね(笑)。

チーム8の熊本代表のオーディションとか受けて…

―では「ミスiD2018」を受けようと思ったきっかけは?

つぶら 玉城ティナちゃんが出てた最初の『ミスiD2013』からオーディションの存在は知っていて、いいなとは思ってたんです。でも、人前に出るなんて全然考えたこともなかったし、自分に自信がなかったので「今は違うかな」とか理由をつけて受けずにいました。

で、高校卒業してから何をしていいのかわからず2年間、ニートしてたんですけど、なんとなくやってたバイトにも飽きて、ニート生活にも飽きて、熊本にも飽きて。若いうちに東京に出たい思いはあったので、ちょうど『ミスiD2018』も始まるから今しかないと思い、上京してオーディションを受けました。

―「ミスiD」って、いわゆる一般的な芸能系のオーディションとはひと味もふた味も違った異色さがありますが、そこは大丈夫だったんですか?

つぶら 実はそれまでに高校時代から何回かいろんなオーディションを受けていて。当時はでんぱ組.incにハマっていたこともあって「アイドルをやりたい」っていう思いがちょっとあったんです。

―例えば、他はどんなオーディションを?

つぶら AKB48 チーム8の熊本代表のオーディションとか(笑)。最終審査までいってダメだったんですけどね。オーディションでは無理やり口角を上げて、アイドルらしくキャピキャピしようと自分を作ってました。でもそうじゃなく、素のままの自分を見せたいなと思って。その点、「ミスiD」は自由でなんでもありだから、猫を被らなくても大丈夫だったのはありがたかったです。

―そして昨年11月、半年以上もの選考期間を経て、ついに「実行委員長特別賞」を受賞しました。

つぶら ホッとしましたね。最初のほうにネット記事で“熊本の奇跡”として取り上げてもらえたのも大きかったと思います。恥ずかしいし恐れ多いんですけど、すごく反響があって。おかげさまで、いい結果をいただくことができました。

でも、終わったら終わったで寂しさが込み上げてきて。それを目標に上京したので「何をしたらいいんだろう…」って、燃え尽き症候群になっちゃいました(笑)。

―今を生きる感じが素晴らしいですね(笑)。その後、徐々にモデルやDJのお仕事をするようになってきていますが、次の目標はまだ明確には定まっていない?

つぶら そうなんです…。モデルやDJをメインで活動していくっていう方向性だけ決まってる状態で、とりあえず今はできることをやっていきたいと思ってます。

ただ、前々からふわっと描いてる目標というか願望があって。女のコにキャーキャー言われたい(笑)。「つぶらちゃんみたいになりたい」とか「髪型マネしました!」ってTwitterで見かけるとすごく嬉しいので、今よりもっと憧れられる存在になれたらいいなって思います。

●つぶらのグラビアは『週刊プレイボーイ』14号に掲載!

(取材・文/筒井優太 撮影/細居幸次郎)

■つぶら 1996年11月14日生まれ 熊本県出身 身長155cm ○昨夏、『KAI-YOU』での初グラビアが反響を呼び、「熊本の奇跡」と話題に。「ミスiD2018 実行委員長特別賞」受賞。現在はモデル、DJとして活躍中。公式Twitter【@tsubra_】公式Instagram【@tsubra_】