弱冠21歳にして、モデル、女優として10年以上のキャリアを持つ三吉彩花が『週刊プレイボーイ』18号の表紙・巻頭グラビアに登場。
4月には5年ぶりの出演となる映画『いぬやしき』が公開され、注目を集める彼女を男性誌として初の水着グラビアを撮り下ろし。ますます輝きを増す彼女の現在の心境は?
■グラビアは素を出せて楽しいです
―『Seventeen』などモデルとして7歳から活躍してきた三吉さんですが、男性誌の水着グラビアは今回が初だとか。
三吉 そうなんです。でも特別に意識はしなかったですね。事前にマッサージに行ったくらい(笑)。撮影も気候がいいってことで台湾に行ってきたんですけど海外ということもあって伸び伸びできたし、普段どおり楽しく臨めました。
―グラビアではアンニュイな表情を浮かべたり、ドレスなどを着こなしたり。大人の女を感じさせる風格がありますね。
三吉 写真を見ながら、「私、大人だな~」って思いました。でもこう見えて、まだ21歳ですけどね(笑)。
―そんななか好きなカットは?
三吉 水着で横になってるカットです。気持ち良さがそのまま表れてて好きかな。こういうグラビア撮影ってファッションと比べ、素を出せるのが楽しいです。
―男子的に言いますけど、えーと、そのー、胸が大きいですよね。正直、驚いたというか。
三吉 意外とあるねって、すごくよく言われます。モデルをやってるからかな。ま、そこはギャップってことで(笑)。
■制服姿はギリギリセーフでした(笑)
―さて、映画『いぬやしき』が公開されます。機械の体を持った初老のサラリーマンと高校生が激しいバトルを繰り広げるアクション作品。三吉さんは主演を務める木梨憲武さんの女子高生の娘役を演じていますが、木梨さんとは10年ぶりの共演だったとか。
三吉 そうなんです。11歳の時、CMでご一緒させていただいたことがあって。でも最初、木梨さんは気づいてなくて、言ったら「えっ、本当に?」ってビックリされてましたね。
―こんな大人っぽくてキレイな姿、小学生の姿からは想像つかないでしょうしね。
三吉 でも現場ではすごく優しくしてくださって、ずっと一緒にいました。撮影途中から木梨さんがケータリング用に焼き鳥を焼いてくれたんですけど横に立って手伝ったりして。
―本当の親子みたい(笑)。映画では今どきの女子高生らしく、お父さんを毛嫌いしてます。「洗濯物を一緒に洗わないで!」とか。三吉さんは思春期の頃、どうだったんですか?
三吉 正反対で、お父さんとはものすごく仲が良かったです。中学生の頃は毎朝、一緒に遊んでから学校に行ってたし。今もカップルみたいに仲いいです(笑)。だから今回、キツいセリフを言うたびに胸が苦しくなっちゃって。お父さんとの距離が縮まりそうになりつつも「ありがとう」を素直に言えないところなんて、自分でやっててもどかしかったですよ。
―娘を持つお父さんはそんな三吉さんを想像しながら見てほしいですね(笑)。三吉さんの制服姿も見どころです。
三吉 あははは。自分的には変な感じでした。高校卒業して何年もたってるからコスプレ感が出てる気がして。ま、今回はセーラー服じゃなかったので自分的にはギリギリ、セーフでした(笑)。
好きになったらじっとしてられない
―ちなみに三吉さん自身、モデルに加え女優としてのキャリアも長いですけど、女優として成長した実感ってあります?
三吉 スキルは上がった気はするけど、成長してるかはどうかなぁ。今も現場に入る前はものすごく緊張するし。
―緊張するんですか?
三吉 経験を積めば積むほど、より緊張します。自分への期待値は上がるから、それに応えなきゃってプレッシャーも強くなるし。せっかく頑張っても「昨年と同じじゃん」って思われるのはいやだし。そういった意味では常に不安ですね。
―いつもクールなイメージの三吉さんにしては意外です。
三吉 私、顔には出ないんです(笑)。『いぬやしき』も関係者の間ではいい反応が多くて、自分的には少し意外でした。完成した作品を見てもこうすればよかったなって思っちゃうし。評価してもらうのは光栄だし、うれしいんですけど満足はできない。だからこそ頑張ろうって気にもなるんですけどね。
■好きになったらじっとしてられない
―普段から忙しいと思いますが、プライベートではどんなふうに気分転換してるんですか?
三吉 最近は絵をよく描いてます。アクリル絵の具を使ったり、オイルや色鉛筆を使ったり。で、描いては誰かの誕生日にプレゼントしたり、インスタに上げたり。今は絵を描くための部屋が欲しくて、引っ越そうかと思ってるくらい(笑)。
あと心理学の本を読むのも最近、好きですね。単純に面白いし、お芝居の役にも立つし。たまに友達とご飯にも行くけど、普段はひとりでゆっくり過ごします。
―自分の時間を大切に過ごしてるんですね。では、男性誌らしい質問ですが、好きな男性のタイプは?
三吉 ちゃんと自立している人。自分の世界を大切にして、その時々で寄り添い合える存在というか。今は常にべったりの彼氏というよりはパートナーみたいな方が好きですね。
―好きな人を見つけたら自分から告白するタイプですか?
三吉 します(きっぱり)。私、ゆっくり関係をつくるとか面倒くさく思っちゃうし、じっとしてられないんです(笑)。一緒にいたいならさっさとそれを伝えればいいかなと。
―実にストレートです! それでは今後の目標は?
三吉 女優としていいお芝居をしたいとか、モデルとして素晴らしい写真を撮られたいとかありますけど、女優やモデルの枠にとらわれず、自分自身を表現していきたいです。それこそ絵を描いたり、言葉を紡いだりとかも。その上で誰かの心を動かし、背中を押してあげられる存在になっていきたいですね。
(取材・文/大野智己 撮影/中村和孝)
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