第2回は、暫定メンバー12名のうち、“立ち位置”4~6番のコたちを紹介!

毎週土曜の深夜にテレビ朝日系で放送されている『ラストアイドル』。女のコたちが毎回、歌とダンスでバトルし、勝ったほうがポジションや表題曲を手に入れられる…という、前代未聞のアイドルオーディション番組だ。

暫定メンバーが挑戦者と“立ち位置”を懸けて戦った1stシーズン、ユニット同士が表題曲を懸けた2ndシーズンを経て、14日の放送からは3rdシーズンに突入! 1stシーズン同様、歴代最多の暫定メンバー12名が自らの椅子を懸けて挑戦者と激しいバトルを繰り広げていくことに!

そこで、バトルが始まる前に暫定メンバー12名を一挙紹介! 第1回では“立ち位置”1~3番のコたちが登場したが、続いて4~6番の彼女たちにオーディションに参加した経緯や意気込みを語ってもらった!

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第2回のスタートとなる4人目は、立ち位置4番の篠田萌ちゃん!

―篠田さんは、小さい頃はどんなコだったんですか?

篠田 幼稚園の年長さんの頃に、自分でお母さんに「ダンスがやりたい!」って言ったらしくて。高校受験の前の2年くらいは休んでたんですけど、それを抜かせば5、6歳からずっとダンスをやってきてます!

―今、16歳ということはダンス歴8年…12人の中で最も踊れるメンバーかもしれないですね!

篠田 どうだろ~?(笑) でも、ダンスは思い切ってやっていきたいですね!

―頼もしい! 元々、アイドルになりたかったんですか?

篠田 小さい頃に「芸能界に入りたい!」と思って、舞台とかのオーディションを受けてはいたんですけど、アイドルを目指し始めたのは本当に最近で。乃木坂46さんのことが好きになった時に、橋本奈々未さんの卒業ライブの動画を観たんです。そこで「アイドルって、こんなに感動できるんだ!」って、心を奪われて…。「自分もステージに立ちたい」と思った時に今回のオーディションを見つけて応募しました。

―なるほど。では、いよいよスタートするバトルで、何を武器に戦って…やっぱりダンス?

篠田 もちろん自信はあります。でも、個人戦では踊らずに、歌でストレートに勝負したいなって思ってるんです。

―ええ? それはどうして…?

篠田 最近、ボイストレーニングにも通い始めていて。まだまだ経験も浅いし、ビブラートとかの細かい技術も全然弱いんですけど、でも頑張ってきたし…。ダンスっていう自分の強いところを出すことももちろん大事なんですけど、長所とは違う部分も見せたいなって思って、そう決めました。

―アイドルとしてのいろんな顔を見てもらうため、あえて…!

篠田 私、西野七瀬さんに憧れてるんですけど、西野さんってアイドルだけじゃなく、モデルとしても女優としても活躍されていて。いろんな世界で“違う自分”を出されているところがすごいなって。私もゆくゆくはいろんな面を見せたいので、今回のバトルもまずは自分に負けないように、私の精一杯を出したいなって思います!

―素晴らしい! ちなみに『ラストアイドル』では「出演者が泣かない回はない」といっても過言ではありませんが、今までで一番泣いた出来事って?

篠田 …なんだろう? 私、人前で泣くことがほとんどなくて。最後に泣いたの、いつだろう…?? 「小さい頃に転んで擦りむいた」とかですかね?

―泣いた記憶、そこまで遡(さかのぼ)るんですか!? 強い!

篠田 自分が泣いているところや弱さを人に見せるのがイヤなんですよね(笑)。戦ってみないとわからないですけど、『ラストアイドル』も笑顔で乗り切りたいです!

●篠田萌(しのだ・もえ)2001年5月21日生まれ(16歳)埼玉県出身、身長162cm。番組内のキャッチフレーズは「清楚系ダンス美少女」。最終オーディションでは、CHiKO with HoneyWorks『世界は恋に落ちている』を歌唱した。

5人目は、立ち位置5番の木崎千聖ちゃん

5人目は、立ち位置5番の木崎千聖(ちさと)ちゃん!

―このオーディションを受ける前、名古屋でアイドル活動をされていたとか!

木崎 「アモレカリーナ名古屋」というグループで2年半、活動してたんです。中学の入学式の日にグループの合格通知をもらったので、中学生の間は本当にアイドル活動でいっぱいいっぱいでした(笑)。去年の11月に高校受験のために卒業したんですけど、合格したので心機一転して、今回のオーディションに応募しました。

―「元々いたグループに戻る」のは考えなかったんですか?

木崎 卒業した後、「またアイドルをやりたいな」とかいろいろ考えてたんですけど。「『ラストアイドル』みたいにバトルがあるグループなら自分がもっと成長できるかな」とか「よりたくさんの人に自分を見てもらいたいな」って気持ちが強くなってきて応募しました。

―さらに自分を大きくするため、あえて戦いの場を選んだと。たくましい! では、これからどう戦っていくか、もう考えてますか?

木崎 私は背も低くて体も小さいんですけど、踊ることが大好きなので、パフォーマンスで魅せることができたらいいなと。モーニング娘。さんが大好きなので、歌い方とか…語尾をちょっと上げてみたり、カメラのほうをちらっと見てみたり。いろいろと勉強してるので、それを発揮していきたいです!

―「語尾を少し上げる」というのは、ハロー!プロジェクトに代々伝わるつんく♂さんの歌唱法ですね(笑)。そのパフォーマンス、楽しみにしています! 『ラストアイドル』といえば、メンバーが涙を流しているシーンが印象的ですが、今までで最も涙を流した出来事とは?

木崎 私、嬉し涙や悔し涙はあんまり流したことがないんですけど、感動する映画やドラマを観た時は泣いちゃうこともあります。最近だと『ひるなかの流星』っていう映画で泣きました。後は、大学生のお姉ちゃんと喧嘩した時とか…。

―ほう。お姉さんとはどんな喧嘩を?

木崎 手を出したりはしないですよ(笑)、口喧嘩です。昔はワーッと言われて、言い返してる間に“自分が言ってる言葉”に高ぶって泣いちゃってましたね。最近はそこまでしないですけど、喧嘩したら自分が勝ってます(笑)。

―戦ってるうちに、いつの間にか強くなってた!(笑) では最後に意気込みをどうぞ!

木崎 私は岐阜県出身で、今、番組の収録やレッスンの時は東京まで新幹線で通ってるんです。大げさかもしれないけど、本当に人生が変わった気がしてます。応援してくれている家族や、これから2期生を好きになってくださるファンの方々など、たくさんの人の期待に応えたいし、せっかくいただいたチャンスなので自分の立ち位置を手放さないように、最後まで全力で頑張ります!

●木崎千聖(きざき・ちさと)2002年11月2日生まれ(15歳)岐阜県出身、身長152cm。番組内のキャッチフレーズは「岐阜の美少女」。最終オーディションでは、スマイレージ『夢見る 15歳』を歌唱した。

6人目は、立ち位置6番の山本琉愛ちゃん

今回のトリは、立ち位置6番の山本琉愛(るな)ちゃん!

―まず、オーディションを受けたきっかけを教えてください!

山本 小さい頃から「アイドルになりたい」と思ってて。全部、書類審査で落ちちゃったんですけど、オーディションは何度か受けたことがあるんです。で、『ラストアイドル』1stシーズンを観てた時に、メンバーの方々のパフォーマンスがすごくカッコよくて、それで今回受けました。

正直、今まで落ち続けていた分、「どうして受かったのか」とか「自分の武器がなんなのか」とかもわからないんですけど…。

―大勢の中から選ばれたわけですし、もっと自信を持ってください!(笑) 武器といえば、特技はなんですか?

山本 特技っていうほどでもないんですけど…ダンスするのが好きなんです。乃木坂46さんと欅坂46さんが大好きなので、とりあえずシングル曲のダンスを全部覚えていこうとしてる最中で。覚えきれてない部分もあるので、ある程度ですけど…。

―その2グループのシングル曲というと…約25曲も!? それは間違いなく特技ですよ! 暫定メンバーを選ぶ最終オーディションでも乃木坂46の『何度目の青空か?』を歌ったそうですが、そこでもダンスを?

山本 オーディションでは緊張して、横に身体を揺らすだけになっちゃいました。初めて書類審査が通ったから「できるかぎり踊ろう」って思ってたんですけど、今まではスマホだけを見ながら踊ってたのに、急に目の前が大勢の大人になって…(少し涙)。

―大丈夫ですか!?(笑) 人前で踊ること自体が初めてだったと。それは緊張しますね(笑)。

山本 本当に緊張しすぎちゃって、ダンスするどころか、声も裏返っちゃうし。考えてたことが頭から全部吹っ飛んだ勢いで、結果として横揺れに…。

―相当、緊張してたと(笑)。では皆さんに伺っているのですが、『ラストアイドル』を語る上で欠かせない「涙」…今までで一番泣いた出来事って?

山本 昨日のことなんですけど、レッスン中に振付師さんやメンバーと話してる時にライブのチケット代の話になったんです。振付師さんから「今のままじゃ1円も払ってもらえない状況だよ」って言われて、「自分なりに頑張ってきたけど、まだまだそのレベルなんだ」と思ったら、ワーッと泣けてきちゃいました(また少し涙)。

―プロとしてパフォーマンスを魅せていく世界…厳しい!

山本 もちろん、ツラい気持ちよりも「アイドルとして活動してる」っていう楽しい気持ちのほうが上回ってはいるんですけど…。

―その「楽しい」が今後もっと増えていくことを願っています! では最後に、バトルへの意気込みをどうぞ!

山本 挑戦者はほとんど年上だと思うんですよ。でも、私と同年代のコは一番年下を狙うだろうから、最年少の私は指名されやすいのかなって。年上の人に指名されたら死んじゃいます(笑)。不安ですけど、人生で初めて受かったオーディションなので、この場所を絶対に手放さないように全力を尽くしたいと思います!

●山本琉愛(やまもと・るな)2003年12月28日生まれ(14歳)静岡県出身、身長149cm。番組内のキャッチフレーズは「メンバー最年少!ミステリアスなメガネ少女」。最終オーディションでは、乃木坂46『何度目の青空か?』を歌唱した。

●この続き、第3回は“立ち位置”7~9番の暫定メンバーを明日配信予定!

(取材・文/アオキユウ、内田静穂[short cut] 撮影/武田敏将)