かつて“平成生まれ”は若者の代名詞だった。しかし30年が過ぎ、今や彼女たちもアラサーに。
そして来年、」元号が変わると、かつての“大正生まれ”のような扱いになる!?
現役グラドルの殿倉恵未、金子智美、秦 瑞穂は、この現実をどう受け止める?
* * *
─残すところあと1年! 来年の5月1日からは新元号に変わります。なんと「平成」が終わってしまうんです。皆さん、どーしますかぁー?
殿倉恵未(以下、殿倉) …いやです!
─いやって言われても、もう決まったことですから。
殿倉 だって「平成生まれです」って言うだけで「平成なの? 若いね」ってチヤホヤされるんですよ。今年29歳になるのに「若い!」って喜ばれるんです。
金子智美(以下、金子) 私ももっと平成が続いてほしいです。平成じゃなくなると、一気に老け込む気がします。
秦 瑞穂(以下、秦) 私、家族の中で、昭和生まれのお姉ちゃんたちを若干バカにしていたんですよ。「おばさんじゃん」みたいに。でも、今度は私がバカにされる立場になるんですよね。どうしよう…。
─皆さん、焦ってますねぇ。
秦 それに…平成生まれの中でも、2000年(平成12年)以降に生まれた人たちとは、ちょっと壁を感じてるんです。これで平成じゃなくなったら、その壁がもうひとつできるっていうことですよね。今でいえば“大正生まれ”みたいなことになるんですよね。これは厳しいです。
─いやいやいや、でもね。平成元年生まれにも、いい部分はたくさんあるわけですよ。皆さんの平成人生をふり返ってみてください。
金子 今はスマホ全盛の時代ですが、私たちが小学校低学年の頃は、まだ公衆電話を使ってました。
殿倉 私も小学生の頃、テレホンカードを持ってました!
秦 それからピッチ(PHS)が発売されて、中学生くらいからガラケーを持つようになるんです。学校にはパソコン教室があって、私、中学生の頃パソコン部に入ってました。
金子 高校生になると携帯で写メを撮ったり、mixiとかもやったなあ。
秦 やった、やった! そういえば、私たちはデジタルの先駆けをずっと見てきた“デジタルネイチャー世代”なんです。
実はすごい世代なんです!
─おー!
金子 あと、小学生のときに土曜日の休みが増えて、中学生になったら、学校が完全週休2日制になりました。
秦 そうそう!
金子 土日が休みになって「ラッキー!」って思ったんです。すごいうれしかった。なんか、今年は「ゆとり世代が社会人になる」とか話題になってますが、私たちが“初代ゆとり世代”なんです!
─なんかわからないけど、すごい!
秦 そういえば、私が小学校3年生のときに「長野五輪」があったんです。私、長野県出身なんですが、その年は普通の授業があんまりなくて、日の丸を作ってみんなで聖火ランナーさんの応援に行ったり、長野五輪のテーマソングだった『WAになっておどろう』の振り付けを練習したりしてました。
─じゃあ、東京五輪のときにもそうなるかもね。
秦 そうですね。
殿倉 私たち平成元年生まれは、“初代デジタルネイチャー世代”だったり、“初代ゆとり教育世代”だったり、実はすごい世代なんです!
─そ、そうですね。
◆この座談会の続きは『週刊プレイボーイ増刊グラビアスペシャル』(4月26日発売)「平成元年生まれグラドル座談会」にてお読みください!
(撮影/栗山秀作 構成/村上隆保 ヘア&メイク/清遠鮎美 高部友見)
●殿倉恵未 1989年7月22日生まれ。大阪府出身。身長166cm B90 W62 H89 ○2014年にデビューしてから現在まで8本のDVDを発売。最新作は2月23日発売の『make me』(スパイスビジュアル)。
●金子智美 1989年12月22日生まれ。愛知県出身。身長158cm B89 W58 H85 ○2007年に芸能界デビューし、2014年からグラビアに。最新DVDは『しめり。』(イーネット・フロンティア)。
●秦 瑞穂 1989年11月17日生まれ。長野県出身。身長160cm B84 W58 H86 ○2005年に15歳でグラビアデビュー。現在、『秘湯ロマン』(テレビ朝日系、隔週日曜26:55~)にレギュラー出演中。