「なんなら、シングルで闘っても…」と格闘ロードを漫画連載するドラゴン先生にエールを送る、れいたん! 「なんなら、シングルで闘っても…」と格闘ロードを漫画連載するドラゴン先生にエールを送る、れいたん!

週プレNEWSで連載スタートし話題の『50代の☆ リアル体験入門 ドラゴン先生格闘ロード』は、ドラゴン先生こと漫画家・岡村茂氏がガチでプロレスラーに挑戦した『第1闘:DDTプロレスリング編』が完結。

必殺のコブラツイストを伝授され、さらに他の格闘技団体への“道場破り”ともいえる修行の旅に出る決意を新たにした活躍に乞うご期待!だ。

そのDDT編にドラゴン先生を叱咤激励するエンジェルとして登場、キツ~い愛のムチで容赦なく洗礼を浴びせたのが、女子プロレスラーとしても活躍する“筋肉アイドル”才木玲佳選手(れいたん)だが…。

今回、第1闘を終えたドラゴン先生の“格闘ロード”に「熱烈なエールを送りたい!」と、彼女が突然、編集部に現れた!?

―あ、れいたんじゃないですか! 先日のドラゴン先生の道場破りでは、ご協力ありがとうございました! で、今日はどんなご用件で?

才木 もちろん、ドラゴン先生への熱い声援を伝えようと思って来ました!

―早速、作品をご覧いただいてるんですね。

才木 当たり前ですよ! プロレスを自分が道場に行って体験するって、普通の人にとっては非日常のことじゃないですか。プロレスラーの練習がどんな感じなのかっていうことも、自分でやってみて初めてわかること。だから、50代の先生が自ら挑戦して漫画にするというのは、読者としても興味を持てるすごく面白い試みだと思って、私も観に行ったわけですから!

―筋肉には絶対的な自信があるドラゴン先生なんですが、我々もさすがに無謀なチャレンジなんじゃないかと…。

才木 私は筋トレ自慢の先生だと伺っていたので、そこは心配してませんでしたよ。だって、「筋肉が正義」ですからっ(キッパリ)。筋肉があれば、プロレスはできるんです。筋肉をつけられるっていうことは、それだけ根気や根性があるっていうこと。=(イコール)プロレスもできるようになると思います!

―本当ですか!? 先生が聞いたら気持ちが奮い立ちそうなお言葉、いただきました! 実際にDDTの2選手へのチャレンジをご覧になって、いかがでした?

才木 単純にすごいと思いましたよ! バーベルも普通の人だと上がらないですよ、100キロだって。ロープワークでも、リングからトップロープを飛び越えるのは女子プロレスラーだとできない人も珍しくないですし。54歳でいきなりできてしまうっていうのは、びっくりしました!

―れいたんからも愛のムチとして、キツーいキックを入れていただきました。反省会では「あれが一番効いた!」と泣いてましたが(笑)。

才木 最後は、ほぼハードヒットでいっちゃったんで…(笑)。私たちも相手からキックを食らえば、同じように痛いですけど、そこを耐えるしかないと。

―さらに、得意技のキャメルクラッチも。やはり、かなり本気で?

才木 それはもちろん! でも、意外にギブしちゃうのが早かったなーって。「ここを負けないぞ!」みたいのは見せてほしかったですね(笑)。

 熱すぎる?勢いで真剣にエールを伝えてくれる、れいたん 熱すぎる?勢いで真剣にエールを伝えてくれる、れいたん

危険ですから…修行は絶対必要です!

―失神するまで耐えてみせろよ、とか? ちょっとSっぽいですけど(笑)、実はそれくらいこらえてこそ!っていうのがレスラーであり…。

才木 あははは! そうですねぇ…でも、ドラゴン先生、体が堅かったですから。背中を押しても、すぐに「痛ててて…」って。

―直前のベンチプレス対決で背中を傷めていたようなので、同情すべきところもあるようですが、やはり…?

才木 堅過ぎですね。単にストレッチを全然やってないだけだと思いますが…。

―お酢を飲むといいですよ、とか?

才木 ん? お酢?

―いや、ドラゴン先生のような50代の人だと、体柔らかくするならお酢を飲めというのが常識かと…。

才木 えー、本当ですかぁ、知らないですよ!? やっぱりお風呂上がりにストレッチするのがいいっていわれるので、毎日5分続けるべし!ですね。

―伝えておきます! ところで、今回はドロップキックを受けてみるというような派手な技は封印したわけですが…。

才木 ドロップキックは受け身ができないと危険ですし、やるのも危険です。プロレスラーは受け身ができるまで試合に出られないので、本当に何千回も練習するんです。ドラゴン先生にもそれだけの修行は絶対必要です。。

―やっぱり、危険と隣り合わせですもんね。

才木 (大きくうなずいて)でも、最近、私の中では「試合で闘っていて楽しいな」って思えることが多くなってきてるんです。私、相手から技を掛けられるのも好きなんですよ。その分、やり返すし。その技のやりとりが楽しいです。「試合を楽しむ」っていうことは今、一番大切にしていることかも。

―試合ではファンの歓声も大きな力になって?

才木 それこそ「苦しい…ギブアップ……でも…」っていう時に応援してくださっている声を聞くと「うううう…バーン! ブレイク!」って。火事場のバカ力じゃないですけど、普段、出せない力を出せて、こらえてロープに逃げられることはあります。

―なるほど。ドラゴン先生がれいたんにキャメルクラッチをくらった時、その場にいたスタッフが声援を送れば、耐えられたのかも…。

才木 あー、そうだ! みんな、爆笑していただけだったですもんね!(笑)

私は「筋肉が正義」って…

―…才木さんが今、一番大切にしていることに話を戻しましょう。あ、筋肉については?

才木 もちろん、大切ですよ。筋肉は私の武器、強みでもあります。私が出ている東京女子プロレスって、ほんとにカワイイ女のコがたくさんいるんですよ。その中で、この選手はしっかり体作りをしているんだなと、私を見る人にはひと目でわかるはず。それが私の武器!(うんうんとうなずく)

―細い選手もいますよね。そういう選手たちは細いままで、別のものを武器にして勝とうとしているんですか?

才木 例えば俊敏さだとか、あるいは絞め技などのテクニックで勝負するとか。私は「筋肉が正義」って思っているけど、みんながそれぞれの個性で闘ってるわけです。そのぶつかり合いが楽しいんですよね。

―女子プロレスも群雄割拠で個性的な選手が増えているみたいですよね。「れいたんがますます張り切ってます」ってことで、観に行きたいです!

才木 是非、是非!

―ドラゴン先生もますます張り切って、着々と格闘技への挑戦を続けています。『DDTプロレスリング編』に続いて、5月25日(火)からは『システマ編』が始まります。

才木 そうそう、それを聞いて、今日、熱い声援を!って。

―あ、そうでした! では、最後にその熱いメッセージをお願いします!

才木 なんにでも挑戦しようとするドラゴン先生の格闘ロード、めちゃくちゃ応援してます! 大切なのは「負けないぞ!」というハートですよー! 「負けず嫌い魂」を忘れずに頑張ってください! そして、困ったことがあったら、私を呼んでくださいねー!

―え!? また、駆けつけていただけるとか?

才木 もちろんです! 一緒にトレーニングしたり、試合するならセコンドについてもいいですよ! なんなら、シングルで闘っても…。

―えー、そんな申し出まで…励みになりますよ~。…ただ、今はまだハードル高いので、様々な格闘技にチャレンジする中で武器をどんどん習得してもらい、最終目標として「れいたんvs.ドラゴン先生」を設定する…と!

才木 プロレス団体に正式な大会の試合として、提案してみましょうよ!

―うわ! 一気に連載の夢が広がったような気がします。今日はどうもありがとうございました!

(取材・文/山本イチロー 撮影/五十嵐和博)

■才木さんも登場する連載漫画『50代の☆ リアル体験入門 ドラゴン先生格闘ロード』『第1闘:DDT編』は週プレNEWSで配信中!

○れいたんからの緊急告知! 6月3日(日)、東京・新宿村スタジオC106にて開催の第5回東京プリンセスカップに参戦!(開始13:00~)詳細およびチケットについてはDDTのウェブサイトでご確認を!

才木玲佳(さいき・れいか) 1992年5月19日生まれ、埼玉県出身。アイドルグループ「Cheer(ハート)1」のメンバー。身長150cm。全身をムキムキに鍛え上げ、筋肉アイドルとして活躍。東京女子プロレスを主戦場にフリーで参戦。2017年東京プリンセスカップなどタイトルも獲得。TBSラジオ『伊集院光とらじおと』レポーターとしても活躍中! オフィシャルブログ『筋肉担当!元気!やる気!才木玲佳です!』、公式インスタグラムもチェック!