今回は、マスカッツメンバーとして活躍中の辰巳シーナママが登場!

昨年6月から新宿・歌舞伎町で営業している『週プレ酒場』。その中にある完全予約制の『週プレ酒BAR』では日々、豪華女性タレントたちが“日替わりママ”を務めている。 

そんな彼女たちと一緒に飲んだり話したりできる、夢のような『酒BAR』の雰囲気をお伝えするこのシリーズ。第34回は、エッジな発言が特徴的な“恵比寿マスカッツ”のメンバー・辰巳シーナちゃんが登場! 

彼女とお話しすべく、酒は一滴も飲めない草食系ライター・Aが今回もバーに向かった…。

 * * *

 ―日替わりママ、お疲れ様でした! 

辰巳 ありがとうございます~。私、普段から自分のイベントで『スナック辰巳』っていうスナックをやっていて、お客さんの横についたりもしているんです。だから『緊張はしないだろうな~』と思ってたし、来てくれたお客さんも“常連さん”が多かったんですけど、カウンターがあることで逆にめっちゃ緊張しちゃいました(笑)。新鮮で面白かったです!

―仲がいい間柄でかしこまるとムズムズする…みたいなことでしょうか(笑)。今日はお酒は? 

辰巳 各部はもちろん、合間の休憩時間にも裏で飲ませてもらったりして…(笑)、合計10杯くらいですかね? 「食べ物の味を邪魔しないから」って理由で、普段はビールと焼酎しか飲まないし、今日も基本的にはビールでした。でも、お客さんからいただいて初めてウィスキーを飲んだんですけど…。「響」は飲みやすいですね。ご飯ナシの場だったらアリだと思いました。

―レパートリーが増やせた、と! そして10杯も飲まれているということは、結構飲めるクチなんですね。 

辰巳 う~ん、一緒に飲んだ人には「強いね」ってよく言われますね。でも、シラフで話している時でも、普通に話してるのに「えっ? 今、酒入ってる??」って聞かれるので…よくわからないんですよ。

―シラフでどんな受け答えをしたらその質問が生まれるんですか! 

辰巳 今はこうして話してますけど、基本的に“コミュ障”なので。普段、たぶんちゃんと人と喋れてないんだと思います…(笑)。そういう意味で、お酒っていいですよね。心の壁がちょっとなくせるので。

―僕は下戸なので、お酒が好きな人が言う「開放的になる」というのが羨ましいです。ちなみに、全員にお聞きしているんですが、今までで最もやらかした「お酒の失敗」とは? 

辰巳 あ~失敗、1コだけあります。お酒を飲み始めた20、21歳くらいの頃なんですけど、友達とカクテルを飲んでたんですよ。「なんだこれ、ジュースじゃん」って思いながらガバガバ飲んでたんですけど、めちゃくちゃ酔っ払ったみたいで。

―「甘いお酒ほど要注意」とはよく言いますもんね。 

辰巳 まさに。で、帰り道なんですけど、酔っ払ったことでテンションがハイになりすぎて、タクシーに話しかけ続けてたらしいです。

―タクシーに!? 運転手じゃなくて、車両に!? 

辰巳 車両に。うっすらと記憶があるんですけど、その時はなんでもいけそうな気がしたんですよね。友達いわく「車に『お~い、元気か? 生きてるか?』って、ずっと質問してた」らしいです。

―当然生きてないし、自分の車に話しかけられ続ける運転手の気持ちを考えると、めちゃくちゃ怖いですね…(笑)。 

辰巳 乗るのかと思ったら、めちゃめちゃ車に話しかける女…怖すぎですね。もう恥ずかしい…(笑)。でも、それからお酒は少し量を控えるようにしたんですよ。反省しました。

―「路上で寝てた」とか「カバンごと落とした」とか、今までいろんな失敗を聞いてきましたが、辰巳さんのが最も“トンデモ感”ありますね…(笑)。そして、この連載では毎回、ママに「酒の場での男の振る舞い方」もお聞きしています。ズバリ、「酒好きな男」と「飲めない男」、どちらがお好きですか? 

辰巳 できれば自分より強い人がいいですね。今はもうタクシーに話しかけるまでは酔わないので(笑)、普段は飲み会でも介抱する側なんですけど、自分もたまには男の人に任せて思う存分飲みたいので。…酔っ払って「顔赤くなってきた~」とか言う男の人はちょっと心配になっちゃうんですよね。

身の回りの世話をしてくれたら最高

―なるほど。下戸は辰巳さんにアタックしようがない、と…(泣)。 

辰巳 いや、飲まない人でもいいと思いますよ。だって、飲まなければ絶対潰れないわけだし。でも、お酒を飲まない人って、飲む人のことは嫌いだと思うんですよ。声はでかくなるし、周りは楽しそうなのに飲まない自分も付き合わされたりするし…私が飲めない人だったら絶対イヤだもん。だから私が酔っ払っていても、イヤがらないで対応してくれる人ならOKです。

―おぉ! 仕事の付き合いのような面倒くさい飲み会はともかく、酔っ払った辰巳さんならイヤがりませんよ!

辰巳 本当ですか? 私のことを受け入れてくれる人って本当に少ないんですよ? ファンの方も「みんな、モノ好きだな…」って思うんですけど。

―そんなことないのでは…? 

辰巳 いや、みんなめちゃめちゃ心が広すぎるんですよね。だって、ファンの方には怒ったりしないですけど、基本的に毎日キレながら過ごしてるっていうか…。道を普通に歩いてるだけでも何回も心の中で「はぁ…」「みんな死ね死ね死ね死ね」って思いながら歩いてるんですよ?

―闇抱え過ぎですよ!(笑) 

辰巳 例えば飲み会でも、酔っ払ったら急に上から何か言ってくる人っているじゃないですか。「あのトークは残念だったよ」とか「もっとこうすればよかったじゃん」とか。そういう人には「おまえは人にモノを言う前に、自分もやることがあるんじゃないか?」とか「なんでこんなに偉そうなんだ?」って思うし…。私、上からきた人にはめっちゃ飲ませて酔い潰させるって決めてるんですけど(ニコッ)。

―…静かに、にこやかに恐ろしいことを言いますね…(笑)。 

辰巳 上からこない、優しくしてくれる人なら、もちろん私も普通に接しますよ。なんだかんだ、優しく面倒を見てくれる人が一番好きなんです。甘えたいし。

―男性読者の皆さん、辰巳さんには徹底して優しくしましょう(笑)。では、男に求めるものって他にもありますか? 

辰巳 なんだろう? “陰(いん)”か“陽”でいうと「陽しかない人間」がニガテなので、ちょっと影がある人がいいです。闇を抱えている人間同士、「人間界、怖いよね」って共感し合ったり「明日からも死にたくなる日々が続くけど、今日はゆっくりしよう」って楽しんだりしたい。

―辰巳さん、闇抱え過ぎですよ!(2回目) 

辰巳 そういう人ってすごく波長が合って落ち着くんですよね…。肉食草食でいえば断然、草食派で、渋谷にいるような「海でバーベキュー」とか企画する人は…生理的にムリです。

―僕は「草食」と言われるほうなので非常にありがたい話ですけど…渋谷や肉食系になんか恨みがあるんですか!(笑) 

辰巳 暑いところで食事しても、何も楽しくないし…。「夏は暑いから、図書館で涼みながら本でも読もう」って言ってくれる人のほうが惹かれますもん。あとは家事とか料理とか、身の回りの世話をしてくれる人だったら最高です。私、基本的に外に出ないし、縦になってるのがキツいんですよ。

―縦…立つのがツラいってことですか? 

辰巳 コレを言うと「不思議ちゃん」って言われるからあんまり言いたくないんですけど…重力って、本当に身体が重くなりません?

―え、えーと…。 

辰巳 だから休みの日は基本的に横になっていたい。本当に、面倒見てくれて、なおかつ愛情を与えてくれる人がいいんです(笑)。

―わ、わかりました。辰巳さんの面倒を見てくれて、かつ愛してくれる男性、急募中です…(笑)。えーと、そろそろお時間なので…最後に読者へひと言いただけますか? 

辰巳 えー、今日はママからインタビューまでありがとうございました。私、本当に気分屋で、明日になったら全然違う考え方になってるかもしれないので…真に受けずに読んでいただけたらと思います(笑)。週プレさんには先日初めてグラビアで出させていただいたんですけど、また載せてもらえるように頑張りますので、よろしくお願いします!

(取材・文/アオキユウ[short cut] 撮影/武田敏将)

 ●辰巳シーナたつみ・しーな)1993年3月14日生まれ 神奈川県出身 身長161cm B80 W57 H82 ○父は日本人、母は中国人のハーフ。特技は油絵とタロット占い。『恵比寿マスカッツ1.5 真夜中のワイドショー』(Abema TV)に出演中。最新情報は公式Twitterをチェック!【@shi_na314】