(左から)けやき坂46の渡邉美穂、柿崎芽実、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、小坂菜緒、河田陽菜刊プレイボーイ』27号(6月18日発売)のブックインブックでも特集している、けやき坂46(通称"ひらがなけやき")。

その1期&2期の混成メンバーでわちゃわちゃトーク!「ひらがなけやきって何?」と思っている方、今ならまだ彼女たちの"伝説の幕開け"を目撃できますよ!!

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■けやき坂46の合言葉は"ハッピーオーラ"

―1stアルバムのリリース、おめでとうございます! あらためて読者の方に向けて教えてください。けやき坂46って漢字の欅坂46とはどういう関係なんでしょう?

佐々木 簡単に言うと、欅坂46っていうおっきいグループの中に、漢字表記の欅坂46とひらがな表記のけやき坂46っていう2チームがある形です!

齊藤 漢字さん(欅坂46)は"クール"なイメージを持たれていると思うんですけど、ひらがな(けやき坂46)は"ハッピーオーラ"っていう言葉を合言葉にしています。

―そのハッピーオーラとは?

加藤 笑顔とか、元気さみたいなハッピー感です。このハッピーオーラの力で、私たちの笑顔がファンの方にも伝染していく、みたいなイメージです!

柿崎 ファンの方からは、「ひらがなを見てるとこっちも笑顔になるよ」ってよく言っていただけます。

佐々木  と言いつつ、私たちって根はネガティブなコが多くて(笑)。最初は、お互いツラいときに励まし合うために「ハッピーオーラだよっ!」とか言い合ってたんで す。でも、これがキャッチコピーになってからは、積極的にこの言葉に乗っかってハッピーを出していくようになりましたね。

渡邉 私たち2期生は1期生さんの1年以上後に入ったんですけど、1期生さんってほんとに楽屋にいるときもハッピーなんです。それを見て、「ひらがなけやきっていつでもハッピーなグループなんだな」って思いました。

小坂 2期生はもともと元気なコが多くて、自己主張が強めなんですけど(笑)。1期生さんのハッピーオーラに触れて、ライブやお仕事でも常に笑顔で取り組めるようになりました。

齊藤  あと、ひらがなけやきといえば"ライブがとにかく楽しいグループ"だって思っていただけるようになりたいです。例えば、『誰よりも高く跳べ!』っていう曲 の中にはお客さんと一緒にジャンプするところもあるんですよ。メンバーもお客さんも一体になって、毎回すごく盛り上がります!

―今年1月に行なわれた武道館ライブで、この1stアルバムのリリースがサプライズ発表されました。聞いたときはどう思いましたか?

柿崎  ほんとにうれしくて、みんなで抱き合って泣き崩れました。私たち、今まで漢字さんのCDのカップリング曲を歌わせていただいてたんですけど、「いつかひら がなとしてCDを出したいね」ってずっと言ってたんです。その夢がこんなに早いタイミングで叶(かな)うなんて1ミリも思っていなかったので、ビックリし ました!

佐々木 ただ、発表のときはまず「次なる試練」っていう言葉がモニターに出たんですよ。もう、悪い予感しかしなくて(笑)。

齊藤 わかるわかる。サプライズって怖いよね。

佐々木 そこからのうれしい発表だったので、頭が真っ白になって気がついたら号泣してました。

河田 2期生はステージの袖で見ていたんですけど、やっぱりみんなうれしくて泣いちゃいました。

渡邉 ライブが終わった後も、「2期生の曲が入るのかな」「新しいユニットもできるのかな」ってみんなでワクワクしながら話してました!

■あまりの強風でオールバックに

―アルバムのリード曲『期待していない自分』のMVがYouTubeで公開されて、早くも100万再生を超えていますね。

齊藤 外国のMVみたいな感じで、ひとりがガーッて行ったらほかのメンバーがグンみたいなダイナミックなMVですね。

加藤 そうそう。ブン、バン!!って感じだよね。

―あの、もうちょっと具体的に説明していただけますか?

佐々木 はい(笑)。MVの内容は、それぞれ別々のことをしてきた20人が集まってひとつのグループになっていく様子を表現していただいてるんです。

柿崎 だから、前半ではみんな違う制服を着てそれぞれの特技を披露しているんです。私は子供の頃にやっていた新体操を。

渡邉 私はバスケです。

佐々木 私はクラシックバレエ。そんなメンバーたちが、最後は同じ真っ白な衣装を着て踊っています。

加藤 今回は事前にダンスの振り入れをして歌詞も覚えて、自信満々で撮影に臨んだんですけど...風がヤバかった~。

柿崎 ビルの屋上の「H」って大きく書いてる所で踊ったんだよね。

―「H」はヘリポートの目印ですよね。風が強かったんですか?

齊藤 そうなんです。風に吹き飛ばされそうっていうか、もう体を預けて寄りかかれるくらい風圧がすごくて。前髪も何度直してもらってもめちゃくちゃになっちゃうので、メイクさんのスプレーがなくなりました(笑)。

佐々木 空を見てたたずむシーンがあるんですけど、全員、風で髪がオールバックになってます。

加藤 そんななかでも、メンバーの潮紗理菜(うしお・さりな)だけは板のような前髪が残っているので、そこが今回の見どころですね。

―コマ送りで確認します! 2期生は初めてのMV撮影になると思うんですが、どうでしたか?

小坂 MVってどうやって撮影するんだろうっていう"未知感"があったので、緊張しました。

河田 自分的には撮影がすごく大変だったんですけど、1期生さんがカッコよくて感動しました。

渡邉 私たちはもう「心身共にヤバイ!」みたいな感じだったんです。でも、その屋上での撮影中、(佐々木)久美さんが「ハイッ!(声を裏返らせながら)」みたいなビックリするようなテンションで返事したんですよ。

佐々木 強風で撮影が大変なのはスタッフさんも同じだと思うので、そこで私たちが「キャー」みたいな姿勢だったら申し訳ないじゃないですか。だから、"もう踊るしかない!"っていう覚悟を込めて「ハイッ!」って言いました。

加藤 もはや名言ですね。2回目からは、みんなで久美のマネをして「ハイッ!」って言ってました。

齊藤 今回のMVでは一切笑顔のない、真剣な表情を切り取ってもらってるんです。ひらがな=明るく楽しいっていうイメージを持ってる方には意外だと思います。

佐々木 ただ、笑ってなくても前向きなパワーが伝われば、それがホントのハッピーオーラかなって思います。

―なるほど。歌詞はどんな内容なんですか?

渡邉 タイトルの『期待していない自分』っていう言葉はネガティブっぽいから、もらったときは私たちも意外に感じました。でも、ちゃんと歌詞を読むと「ひらがなのことを書いていただいたんだな」って感じました。

柿崎 自分に期待してないって言っても、夢を捨てたんじゃなくてそれでもまだ光を探しているような内容になっていて...。すごく共感できるところが多かったです。

―アルバムのほかの曲も教えてもらえますか?

齊藤 『こんな整列を誰がさせるのか?』っていう曲は、エレクトロニカっぽくて衝撃的でした。今まであんまり聞いてこなかったジャンルなんですけど、ひらがなの曲の中で一番好きになりました!

加藤 『おいで夏の境界線』は、「♪おいで~」っていう歌詞がかわいくてキュンキュンします!

小坂 私と美穂と丹生明里(にぶ・あかり)の3人で歌う『キレイになりたい』っていう曲は、今まで聞いたことのない曲調でした。

河田 ね。なんかフラメンコみたいで、日本の曲じゃないっぽい? 3人がすごくオトナになった感じでした(笑)。

◆『週刊プレイボーイ』では、「けやき坂46ストーリー~ひらがなからはじめよう~」が連載中! 是非こちらもお読みください!