14歳でモデルデビューし、Twitterのフォロワー数が100万人を超える人気を誇る玉城ティナ。

2014年からは女優としても活躍する彼女が、ついに映画『わたしに××しなさい!』で初主演を果たした。累計発行部数212万部の人気漫画が原作の恋愛ムービーで、学園一のモテ男・北見時雨(しぐれ)に恋のミッションを与える"S女子"氷室雪菜を体当たりで演じ、新たな一面を披露している。

取材時の撮影でもカメラの前でポーズを取る彼女はまるで妖精のようなカワイさで、ますます人気沸騰の予感! 昨年10月に20歳を迎えたばかり、様々な"始まり"を感じているという彼女が昨日配信した前編に引き続き、今後の夢を語ってくれた。

―時雨みたいなツンデレなタイプは玉城さん的にはどうですか?

玉城 どうだろう...。「ツン」はいらないかな。

―「デレ」だけでいいと(笑)。では、どんなタイプが好きですか?

玉城 うーん。私は好みが特にないし、あまりタイプってないんです。この作品の中の3人だと時雨がモテるんでしょうけど、モテ男はちょっと怖いからなー(笑)。私は総じてセンスがいい人が好きかな。センスって何事にも関わってくることだと思うし、服の着方とか、自分の見せ方をわかっている人がいいな。ずっとニコニコしてるタイプは、誰にでも一緒なんだろうなって思うから敢えて避けちゃうかも(笑)。

―雪菜は「人を好きになる切なさがわからない」と言っていましたが、そういう切なさは理解できる?

玉城 全然わからないですね(笑)。学生時代は男のコも全然喋れなかったし、そういう意味では雪菜に通じるところは結構あります。自己解決するところだったり、空回りするところだったり、器用じゃないところもすごく似てたり。

―イメージと違うキャラクターだけど、共通点もあるんですね。

玉城 そうですね。人間観察が趣味のところとか。ひとりでいたらずっと人を見ちゃいます。

―観察されていると思うと緊張しますね...。

玉城 結構してますよ(笑)。私は小説みたいなのも書いたりするので、そういうところも雪菜と一緒なんです。

―モデル、女優だけでなく小説も書くんですね!

玉城 去年の10月に発売した写真集にも短編小説を書いたんですけど、昔から本を読むのも好きだし。言葉を大切に思ってるので、それが仕事に繋がればいいなと思ってます。今も短編は書いているので、1年ぐらいのうちに短編集を出せたらなって考えてます。

―小説はどういう時に書きたくなる?

玉城 ひとりでいる時が多いかな。自分との対話っていうか、自分の経験したことしか書けないので、身近なことが多いですね。

―どんな作家がお気に入り?

玉城 小学生ぐらいからよしもとばななさんとか好きだったし、窪美澄さんや江國香織さん、島本理生さん、西加奈子さんとか...圧倒的に女性作家のものが多いです。小学生の頃はいつも図書室にいるような子供だったので。体育とかほぼ出ないような(笑)。

―写真の展示もされていますし、やりたいと思ったらなんでもすぐやるタイプ?

玉城 やりたいと思ったらやるし、欲しいと思ったら欲しいです。曖昧(あいまい)にしているのがイヤなので、自分にできることがあったらやるようにしてます。何かやってないと不安なんですね、たぶん(笑)。

―クリエイター気質なんですね。

玉城 すごい人を見ると素直に「すごいな!」と思うことって私の中で結構大事で、そういう人に会うとすぐ感化されちゃいます。そういう感覚って一番最初に芽生えるし、ずっと残るものかなって、私も「すごい人になりたい」っていう、ざっくりした目標があるので(笑)。"その時"にできることってあると思うから「今だったらなんだろう?」って常に考えるようにしてます。

―後から「やっておけばよかった」と後悔はしたくないと。

玉城 そう、もう過去には戻れないから。「今日が人生の中で一番若い」っていうのはいつも思ってます。それは20歳になって、より思ったことかも。

―では、20歳になって一番変化したことは?

玉城 あまり変わりないかな。お酒が飲めるようになったぐらい。

―撮影が終わったら俳優仲間と打ち上げとか?

玉城 あまりそういうのはないんですよね(笑)。

―もしかして、ひとり飲みもいけます?

玉城 全然いけます。基本、ひとりで行動してるので、近くのバーとか行ったりもします。自分よりも、周りからの見られ方のほうが変わったかもしれない。20代の始まりみたいなものを感じてます。

―その周囲からの見方に応えようという気持ちも?

玉城 うん。今日、初めてグラビアの撮影をしてたんです。それも20歳になったからできるようになったのかもって感じるし、ちょっとずつ変わっていってるかもしれないですね。

―20歳になってできることも増え、これから新たにチャレンジしたいことは?

玉城 なんでもやりたいし、女優としても「こういう役がしたい」とかいっぱいあります。今までは高校生役が多かったけど、今、撮影中のものが女性の成長を描く作品で、そういう幅も自分の力でもっと表現していけたらいいなって。私なりに女優としても、写真だったり小説だったりいろいろできることひとつずつ結果を出していこうと思います。

仕事は授かりものなので、やれる範囲でベストを尽くしたいと思います。

―モデル、女優として、そしていずれは小説家としても? 幅広い活躍を楽しみにしています!

玉城 ありがとうございます。頑張ります!

■玉城ティナ(TAMASHIRO TINA)
1997年10月8日生まれ(20歳)沖縄県出身 2012年「ミスiD2013」で初代グランプリに輝き、14歳でモデルデビュー。14年からは女優としても活躍し、CMも多数出演中。最新情報はオフィシャルサイト(http://tina-official.com/)

●初主演映画『わたしに××しなさい!』は6月23日より新宿バルト9ほか全国公開中!! 詳しくは公式サイトにて!!