「まだやってなかったら、始めませんか?」
さかのぼること約9年前。そんな週プレの提案から、つぶやきサイト『ツイッター』を開始したつぶやきシロー(その模様は2009年10月26日号に掲載)。
当時、ツイッターの国内利用者は200万人ほどだったが、今やその数は4500万人を突破! フェイスブック、インスタグラムと並んで身近なSNSになっている。
そして今年5月、つぶやき氏がひっそりと快挙を成し遂げていた。フォロワーが100万の大台を突破したのだ! もちろん、もっとフォロワーの多い芸人もいることは確かだが、つぶやき氏と週プレは浅からぬ縁。
さっそく取材班は、"ミリオン達成"の祝意を伝えるべく、再びつぶやき氏のもとへ向かった!
* * *
―フォロワー100万超え、おめでとうございます!!
つぶやきシロー(以下、T)ありがとうございます。でもフォロワーって減ったりするから、この記事が出るときに100万切ってる可能性ありますよ。おめでとう!っていう見出しで、実際は「あれ? ぎりぎり切ってるけど......」っていうツッコミがあっても、まあそれはそれでいいか。
―9年前、つぶやきさんは面倒くさがってすぐにやめたがってましたけど、気持ちに何か変化はありましたか?
T いや、何も変わらないですよ。こんなに続けるつもり全然なくて、週プレさんが「頼むから記事の発売日までは続けてください」ってことだったんだよね。
―そうでした! とはいえ、あれからほぼ1日1回のペースでつぶやいています。
T フォロワーが増えてくるとだんだん重くなってくるよね。気軽にやめられないなあって。なんだろヘンな責任感があって、やめるにやめられないまま......という感じですね。アイコンにしても、最初の取材で撮ってくれた写真をそのまま使ってるくらいだし。あーッ! (9年前の記事を見ながら)パソコンはソフトオンデマンドを見るときしか使わないって言ってる。それも変わってないなー(笑)。
―フォロワー100万という数字はどう思いますか?
T 勢いでたまたまフォローしてそれっきりだったり、邪魔にならないしそのまま外さずに......っていう人が多いのかもしれない。逆にこの人は外したから、つぶやきも外しちゃえっていうパターンはあると思う。この友達外したんだから、つぶやき外せるでしょみたいな。このタレント外せたんなら、つぶやきも外せるでしょみたいな。
たぶん1日1回だからフォローしてるの忘れてる人がたくさんいると思うんです。だからこっちも重く感じてないんで、フォロワーの皆さんもご自由にという感じですね。
T まあ、今の僕の露出で100万っていう人数にはびっくりしたね。スターじゃないのにこの数字っていうのは、どうかしちゃってるのかもしれないですね。
―では、ツイッターやっていてよかったなって思うことはありますか?
T どうなんですかね。「ツイッター見てます」とかあんまり言われないな。
―でも、芸能人の方で、つぶやきさんのことフォローしてる人かなりいるみたいですよ。
T いないでしょ。
―いやけっこういますよ。
T いや僕のはしないでしょ。
―そんなことないですよ。
T 「つぶやきシローはいやだな」「フォローしてるってバレたら恥ずかしいな」って。まあフォローしなくても、月に1回30個まとめて見ればいいわけですから。
―質問変えます。逆にいやなことってありましたか?
T よしジムに行くぞって、自分のペースで毎日通ってたのに、いつしか趣味から義務みたいになるときってあるじゃないですか。その感じですね。よく「ひとりでもファンがいるかぎりオレは歌い続ける」みたいなのって、ずっと何言ってんだろうって思ってきたタイプなんですよ。きれいごと言ってるなって。
―はあ。
T でも、今はちょっとわかりますね。これだけフォロワーがいると、何十人かはオレのつぶやきを見てから寝ようとか、ちょっとは楽しみにしてる人がいるんじゃないかって思うよね。カレンダーで毎日、「(相田)みつを」を見るみたいなルーティンに入れてる人はいるんじゃないかって思っちゃう、100万いたら。大半の人は流すけど、本当に真剣に見ていてくれる人がいたら、ツイッターにあげなくちゃなって思いますね。
―それ、いやな話じゃなくて、よかった話ですね!
T 別に、その人からお金をもらってるわけじゃないのになんでしょうね、このヘンな義務感。これが80歳、90歳なら生きがい......とか言えるんだけど、まだそこまででもないからね。でも、ちょっと思います。
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●つぶやきシロー
1971年生まれ、栃木県出身。愛知学院大学心理学科卒業。日常のあるあるネタをつぶやくことでブレイク。2009年にツイッターを開始。以来、ほぼ1日1回のペースでつぶやいている