新人デュオ alom(アロム)が発売中の『週刊プレイボーイ』28号のグラビアに登場した。
alomは20日にアニメ『イナズマイレブン アレスの天秤』(テレビ東京系)のエンディングテーマ『恋する乙女は雨模様』でデビュー。それぞれアーティストとして音楽活動をしている小室さやか、寺田真奈美がタッグを組み、結成されたユニットだ。
そんな彼女たちが週プレのグラビアで水着グラビアを披露。大自然の中で飾らない笑顔を見せるふたり。透き通るような白肌と均整のとれた肉体が際立つ水着姿は、ため息のでるような美しさだ。
モデルやアイドルがグラビアを魅せる時代だが、歌手がグラビアに出るのはまだ珍しい。なぜふたりが水着になったのか、その素顔とともに理由を聞いた。
-週プレに登場するのは今回が初めてということで、まずは自己紹介をお願いします!
小室 平成7年4月19日生まれの23歳です。大学生時代からシンガーソングライターとして、ピアノの弾き語りをしてました。また大学では経済学部に所属し、卒業論文でこれから音楽業界のCDの売り上げ動向など、今後の音楽活動を踏まえて経済学の視点で考察しました。
寺田 真面目! もう面接やん! 就活みたいになってるって(笑)。
小室 えっ!? 違う? こういうのじゃないの?
―いや、いいですよ(笑)。実際に就活していたんですか?
小室 そうですね、大学で就活講座とかは受けていました。スーツ着て、その時はもっとまじめな感じで。懐かしいですね。
―寺田さんもお願いします。
寺田 平成5年5月16日生まれ、牡牛座のA型です。滋賀県出身で去年まで大阪で活動してました(笑)。
―面接じゃないので、普通にしてください(笑)。
寺田 はい(笑)。中学の頃、よくカラオケに行っていたんですけど、そこで歌うのが楽しいと思って、それから歌手を目指すようになりました。元々、目立ちたがり屋で有名にもなりたかったので。大阪で活動していた6年の間にソロとか男女のダンスボーカルユニットとか、いろんなことに挑戦してましたね。
―大阪で活動を始めたのは高校卒業してからですか?
寺田 そうです。地元はかなりのどかなところだったので、大きな町に移ろうと思って。近くのコンビニなんて営業時間が6時から23時なんですよ! カラオケに行くにも車で15分かかるし、家にカエルやヘビが出てくるのも珍しくないし。
小室 私もそれ言ったら家のお風呂開けたらヤモリいました。意外と田舎なんですよ。周りは畑なので。
寺田 エピソード、弱いな!
小室 あれ? ヤモリ、普通?
寺田 それを言ったら、こっちなんて庭に鹿が朝日を浴びながら立ってたことあったから。ファンタジーの世界みたいでした(笑)。
小室 そんなの絶対勝てないじゃん。
―なんの争いをしてるんですか(笑)。ちなみに、おふたりはこのユニットをきっかけに出会ったんですよね? お互いの第一印象はどうでしたか?
寺田 さやかの初めの印象は「めっちゃかわいいやん」でした。万人受けしそうな顔だったので、もうalomの「ヴィジュアル担当はこのコに任せよう。イケるわ」って自信がついた瞬間でした。しかも礼儀とかしっかりしてて、好感が持てました。バカ真面目で抜けてる部分もあるんですけどね(笑)。
小室 私は真奈美ちゃんの顔がちっちゃくてかわいかったから、負けたらどうしようって思ってました。私よりいっぱいファンがついたらどうしようとか(笑)。当時は(寺田が)私のことをライバル視していると思ってたんですよ。「芸能の頂、獲ったる!」みたいな感じのタイプのコだと思ってたので(笑)。でも話してみると、全然そんなことなくて、というか、むしろ優しくて。ふたりのことをすごく考えてくれるし...。とにかく初めて会った時よりも今のほうが全然いいなって思います。
寺田 それ、第一印象が悪いみたいじゃん!
小室 正直に言うと、ちょっと悪かったです(笑)。怖いんだもん。
寺田 「怖い」っていろんな人に言われる!(笑) でも「仲良くなったらいいやつやん」みたいになるけどなあ。
―今はもう大丈夫そうですよね。でも最初は壁があったと...。
寺田 だから積極的にいろんな話をしました、初めは。自分たちをどういう風に見せたいとか、どういう音楽が好きとか。初めてご飯誘われた日も覚えてるんですよ。年末で、普通の居酒屋だったけど、めっちゃご飯を頼み過ぎて会計が2万円くらいになっちゃって。
小室 仲良くなろうと思って誘ったんですけど、緊張してどんどん頼んじゃったんです。とりあえず、ご飯を口に入れとけば喋らなくていいじゃないですか。
―えっ、距離を縮めようと誘ったのに、喋りたくなかったんですか?
寺田 ちょっとプライベートなこと聞くと流したりとか、最初警戒してたんでしょうね(笑)。全然喋ってくれなかった(笑)。
小室 初対面でそんな自分のこと話さないほうがいいじゃないですか。自分のことを喋った記憶はないです。だから真奈美ちゃんには「めっちゃ喋るコだな、話終わらないな」って思ってました(笑)。
寺田 ひどくない!? でも、今はお母さんとケンカした話とかプライベートのことも話してくれるもんね。
小室 真奈美ちゃんにプライベートの話をすると、すごい嬉しそうな顔するんですよね。
寺田 バカにしてるやろ! 相談乗ってあげてるのに、なんやねんこいつ!!(笑)
―仲の良さは十分伝わってきましたが、デビュー曲で一緒に歌うのにお互いの主張が食い違ったりとかは?
寺田 自分のいいところも残したいし、さやかのいいところも残したいと思っていて。だからさやかには自由に歌ってほしいし、そこはバランスは取れてる気がします。
―今回の『恋する乙女は雨模様』は恋愛ソングですけど、実際に恋人にするならどんな人がいいとかあります?
寺田 芸人さんみたいにめちゃくちゃ面白い人。それか、身長が高くて声のトーンや顔つきに色気がある人。小栗旬さんみたいな。
小室 どっちもハードル高い! 私は生きる知恵のある人です。無人島に墜落したとして、そこで1ヵ月、生活できるようなほうがいいですね。何があっても自分を守ってくれそうじゃないですか。
―猟師の方の立候補をお待ちしております! グラビアのことも伺いたいんですが、歌手の方がグラビアをやるのは意外でした。
小室 プールとか海とか行ったことないからプライベートでも水着になることなくて、自分の体を見せるのに人々が受け入れてくれるのかどうかって不安だったんですけど、新鮮で楽しかった。
寺田 私は音楽で勝負したい気持ちが強かったので最初はどうしようって思ったんですけど、音楽だけで目立てる時代でもないし、グラビアでより多くの方に見てもらえれば音楽活動につながるし、希望があるなって思ったのでやろうと思いました。
小室 週プレさんの撮影は2日間で、真奈美ちゃんとは一緒の部屋に泊まったんですけど、初日が終わったら「グラビアの撮影ってこんな楽しいんだ」って言われて。彼女にとってもすごくいい1日だったんだなって思いました。
―それはよかったです。印象に残ってる撮影はありますか?
寺田 私はプールです。クールな感じが好きなんですけど、そこの撮影が楽しかったし、メイクとかもナチュラルだったので自然体でいたいなと思って撮ってもらってました。それが1日目でグラビアの印象が変わったのはありますね。
―川に入っているカットなんか、すごく自然な笑顔ですよね。
寺田 水が思ったよりも冷たくて、鳥肌がヤバかったんですけどね(笑)。川での撮影の時は実家を思い出してました。
小室 誌面では使われていないんですけど、和室っぽいところでも撮影したんです。その時の空気が本当にすごくて...なんていうか、私とカメラマンさんの集中力が密集した空間でした。「もっと私を見て! どんどん撮って欲しい」っていう生まれて初めての感覚になりましたね。
―最後に、もし今後またグラビアをやるならどんなシチュエーションがいいかご提案お願いします!
小室 京都がいいです! それか屋久島の大自然の中! 神社とか神秘的なところが好きなので、そういうところで撮影してみたいです。
寺田 シャンデリアがあるような洋室を真っ暗にして、赤い電球の光で黒い水着を照らしてる...みたいなグラビアが撮りたいです。モノクロでもいいかもと思ってます。
―イメージできあがって、めっちゃやる気満々じゃないですか! 次のグラビアも楽しみです。今日はありがとうございました!