新曲『U.S.A.』が話題のDA PUMPのISSA

「DA PUMPってまだいたの?」

「メンバー増えてる、てか変わりすぎ」

そんなふうに思った人も少なくないでしょうが、とにもかくにもDA PUMP、再ブレイク中ッッ!!

そこでリーダー兼ボーカル、そして唯一のオリジナルメンバーであるISSAさんに週刊プレイボーイが直撃した!

* * *

DA PUMPは"男の敵"だった。彼らと同年代のアラフォー男性ならば、世の女性たちからキャーキャー騒がれた"平成のプレイボーイ"ISSA(あえて呼び捨て)は、羨望(せんぼう)交じりで特に憎たらしくてしょうがない存在だったはず。

しかし時は流れ、DA PUMPの名をあまり耳にしなくなる。メンバーはいつの間にか4人から7人に増えているが、オリジナルメンバーはなんとISSAのみ。

長らく続いた低迷期。

そして今、再び脚光を浴びている。ダサいと話題の新曲で、昔と変わらぬ歌唱力を、昔と変わらぬキレキレのダンスを全力で見せつけているのだ。なんか...同年代の男としてがぜん応援したいぞ!

■ジャケ写をダサいとイジられホッとした

―新曲『U.S.A.』が大ブーム。率直なご感想は?

ISSA いろんな方に見て聴いてもらえるのは非常にありがたく、うれしいです。

―サビの「C'mon'baby アメリカ」が耳にこびりつきますが、「どっちかの夜は昼間」などの歌詞が...あの、クセになるといいますか...少々あの、ダサ...。

ISSA いいんですよ、「ダサい」でいいんですよ!(笑)。そう言ってもらってる時点で、こっちの勝ちかなって思いますから。僕も皆さんと同じで、最初に聴いたときは「なんだコレ!? 今、コレかよ」って思いましたしね。

―5月7日にジャケット写真が先行公開された際には、SNSでは「ダサい」という声ばかりでしたが、YouTubeでMVが公開されると評価が「ダサかっこいい」に変化していきました。これらは全部計算どおり?

ISSA ジャケ写があんなにイジられたのは想定外(笑)。だけど僕ら的にはジャケ写が話題になったことで、「やっぱりコレ(ダサかっこいい路線)でよかったんだ」って、逆にホッとしてたんですよ。その後のYouTubeでのバズり方も、自分らが想像してなかったぐらいの勢いでした。

―DA PUMPのデビュー当時やイケイケ時代を知らない今の10代、20代の人たちもハマっています。

ISSA 今まで聴いたことのないような、新しい音楽としてとらえてくれてるのかな。こういうパーティ的な派手な曲は、世代問わず無条件で盛り上がれるんでしょうね。

―ですが失礼ながら、「どっちかの夜は昼間」を筆頭に、「だけれど僕らは地球人 同じ星(ふね)の旅人さ」など絶妙にダサい部分は、歌ってて笑いそうになったりは?

ISSA いや、ないです。素直に、その歌詞を感じたままに歌ってますね。「どっちかの夜は昼間」も、まぁそうだろうなって(笑)。日本語詞の作詞はshungo.(シュンゴ)さんという方なんですけど、あの詞ってある意味、"僕"なんですよ。1990年代の僕らのような若者をイメージして書いてくれた詞なんで。僕の10代って、(出身地の沖縄には米軍基地があるため)本当にフェンス一枚向こうがアメリカでしたから。

あと、(歌詞にある)「あの娘(コ)は髪なびかせた」のが「仲間の中古のオープンカー」っていうのも妙にリアルでしょ(笑)。実際、僕らも若い頃は先輩の車借りて女のコ誘ったりしてたんで。自分の経験してきたことと重なる部分も多いんですよ。

■実は苦節10年...。他メンバーに泣ける

―2番のサビ前に「夢というグラス交わし Love&Peace誓うのさ」というフレーズがあり、サビで「サクセスの味方 Organizer」とありますよね。夢について爽やかに歌った直後に、(イベントの主催者などを指す)オーガナイザーを「サクセスの味方」と言っちゃうあたりが、急に生々しいなと感じたのですが...。

ISSA いきなり現実的というか...ブッ飛んでますよね。歌になってるからなんとなくそれっぽく聴こえますけど、成功するためにオーガナイザーと仲良くしとこうぜ、ってことですから(笑)。歌ってるときは平気ですけど、ふとしたときに「オーガナイザー」で吹き出しそうになること、いまだにありますよ。『U.S.A.』はそうやって掘れば掘るほど、歌詞がジワジワ面白みが出てくる(笑)。

―一部では、つんく♂さんが手がけていたモーニング娘。の歌詞とも、通じるものがあると評されていますね。

ISSA そうそう。実は『U.S.A.』のイベントやると、ハロプロファンの皆さんが来てくれたりするんですよ。おじさんが来てくれてて、なんでかなと思って話を聞いてみると、「普段はハロプロのファンなんです」って。僕らって男性グループだからファンは女性のほうが圧倒的に多かったんですけど、最近のイベントではだんだん男性の比率が増えてきてるんですよ。それが今までになかったことで、純粋にうれしいっすよね。

―今のISSAさん以外のメンバーが加入したのが2009年。今年で10年目ですがふり返っていかがですか?

ISSA 今のこの形にたどり着くまでに、いろんなことを試しながらライブとかをやっていたんです。チャレンジし続けた10年でしたから、メンバーもやっと「いける!」って手応えを感じてると思います。10年間辛抱してきたし、やっと大々的に人目に触れることができて...純粋に喜んでますよ。でもだからこそ、パフォーマンスのクオリティが落ちないように、さらに上げていけるようにって、今を大事にしていこうって意識でいますよね。

―ISSAさん以外のメンバーもひとりを除き30代。その10年間の辛抱を思うと感情移入しグッとくるものが!!

◆この続き、インタビュー後編は明日(7月8日)配信予定!

●ISSA(イッサ)
1978年生まれ、沖縄県出身。97年にDA PUMPでデビューし、98年から5年連続で『NHK紅白歌合戦』に出場。一方、DA PUMPは06年からオリジナルメンバーの脱退が相次ぐ。ISSA以外の現メンバーは09年加入