都内で開催された写真集『so long』のお渡し会
7月22日、女優・吉岡里帆が都内で、写真集『so long』の発売記念お渡し会を開催。イベント前に囲み取材を行なった。

 
吉岡は、キャンペーンキャラクターを務める集英社文庫の夏フェア「ナツイチ」のエプロンを身につけて登場。

写真集『so long』は、一台のバスに乗り込み、オーストラリア第二の都市メルボルンから砂漠の町アリススプリングスまでを縦断。7日間、約2600キロに及ぶロードトリップを通じ、今の吉岡里帆に迫った会心の一冊だ。

吉岡は写真集を大切そうに抱えながら「写真を撮るというよりは、本当に信頼のおける人たちと一緒に旅しながら、その過程を記録していったという形の写真集になっています」とアピール。

「過酷な旅になると想像していましたが、実際に旅してみると、とても面白い瞬間ばかり。特にユーカリの葉のエキスがとけだして金色になった海で撮影したのがすごく印象的です」と満足気に語った。

お気に入りのカットを問われると、夕陽をバックに背中の大きく開いた衣装を着たカットを見せながら、「みんなで丘を登って撮りました。オーストラリアで長い距離を移動したからこそ、見られた景色かなという感じです。ほかにも素で撮った写真がたくさんあって。お酒を飲んだり、本当にプライベート感のある写真集になってるな~って思います」と弾んだ声で紹介した。

タイトルの意味については「直訳すると『さよなら』の意味になるんですけど、グッバイとは違う『また会えたらいいね』という意味があって」と明かす。「今回の旅で出会ったいろいろな人たち、自分がデビューしてからいろいろな仕事をしていく中で出会った人たちと、また再会できますように、ファンの方ともまたどこかで会えますようにと、そういう意味が込められています」と胸の内を吐露した。

また誰に見てもらいたいか、という質問に対して、「デビューしてから応援してくださった皆様に見ていただけたらなと思います」と語った。

吉岡は集まった報道陣に向かって、朗らかな笑顔を浮かべたまま「今日はありがとうございました」とお礼を述べ、会見は無事終了。

その後、休憩を挟むことなくイベントがスタート。このイベントのために集まったファンは1000人(なお、今回のイベントは抽選制で、応募総数は約4000)。順番待ちの行列は数百メートルにもわたった。 

途切れることのないファンを前に、吉岡はサイン入り写真集を一冊一冊、丁寧に手渡し。数時間後、イベントも無事終了した。

受け取ったファンは各々に喜びの笑顔を浮かべ、会場を後に。週プレNEWS記者は、そんなファンたちの数名の声を集めてみた。

■ファンの目を通した吉岡里帆

「吉岡さんは普段から自然体で親しみのある感じが大好きです。今日、ウィンクをお願いしたら、やってくれました(笑)。本当にイメージ通りで、ますます好きになりました!」(26歳・会社員・女性・岐阜県から来店)

「吉岡さん、このあいだチャットモンチーの武道館公演を見にいってたのをインスタグラムにあげてたんですよ。私も大好きだから、今日はチャットモンチーのTシャツを着てきたら、ハッとした表情で『一緒にチャットモンチーを応援していきましょうね!』と言ってくれました(笑)。そういう気さくな感じが大好きです」(25歳・会社員・女性・神奈川県から来店)

「『綾鷹』のCMで好きになりました。自分はコカ・コーラに勤めていて、いつも綾鷹を自販機に補充してるんです。人気女優なのに、尖った感じがないのが好きですね。さっきもコカ・コーラで働いている話をしたら笑ってくれました(笑)」(25歳・会社員・男性・愛知県から来店)

「私、吉岡さんに憧れて、女優アカデミーに入ったんです。会ってみて? オーラがあって、かわいかった! いつもお芝居に真剣なところが尊敬できます」(20歳・大学生・女性・岐阜県から来店)

「どん平衛のCMを見て以来のファンです。手が届きそうなギリギリの感じが好き。あと愛嬌もありますよね。普段、工場で働いているんですけど、いつも怒られてばかりで。今日、本人からもらったサイン入り写真集で半年は頑張れます!」(28歳・メーカー勤務・男性・岡山県から来店)

「映画『名探偵コナン』の声優で知って、可愛いのに、謙虚で一生懸命なところがすごいです。今日は名前を呼んでもらえますか?と言ったら、優しく呼んでもらいました。お客さんも多くて疲れもあったと思うんですけど、本当に優しいです」(29歳・会社員・女性・埼玉県より来店)

「舞台が好きで、昨年12月の舞台『ナイスガイ・イン・ニューヨーク』でファンになりました。お芝居でもバラエティでも全力投球で、夢に向かってまっすぐなので応援したくなります。年も近いから私も頑張ろうって」(23歳・会社印・女性・東京)

「ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』で感動しちゃって。自分は介護の仕事をしてるんですけど、分野はちょっと違うけど福祉の仕事って本当に大変なんです。その大変さがすごく伝わってきました。演じるにあたってかなり研究されたんでしょうね。素晴らしい女優さんです」(30歳・介護職・男性・西東京より来店)

「ドラマ『美女と男子』からのファンでイベントなどにも全部行っています。女優としてどんどん成長してるのに、ファンとの距離が離れないところが好きです。ずっと変わらないままでいてほしいですね」(48歳・会社員・男性・東京)

「前に『櫻井・有吉THE夜会』で、里帆ちゃんは『1分1秒、動き続けて、なんでもいいから吸収する』みたいなことを言ってたんですよ。こんなストイックなこと言う芸能人初めてで。それまで普通に可愛いと思ってたんですけど、中身が大好きになりました」(21歳・大学生・女性・大阪府より来店)

「最近好きになったんですけど、あの目にやられました! 吉岡さんに言いたいこと? ごめん、愛してる! あはははは」(40代・会社員・男性・埼玉県)

「普段、仕事してて悩みとか疲れとかあっても、吉岡さんを見ると一瞬忘れられますね。ストイックな人柄と自然な笑顔がいいです。前回のイベントも行ったんですけど、そのときは視界に入った瞬間から記憶がなくて(笑)。今回は喋れなかったけど、ちゃんと覚えているのでよかったです」(25歳・会社員・男性・東京都)

「実は吉岡さんのドラマにエキストラで何回か出させていただいてるんですけど、ある日、午前と午後、2カ所の現場に行ったんです。そうしたら『午前もいらしてくださいましたよね』って優しく声をかけてくださって! そんな女優さんいるんだって、感激しました。今日は何もいえなかったんですけどひと言、「大好きでアール!」と言ったら「私もでアール!」と返してくれました」(24歳・会社員・女性・東京)

■吉岡里帆(YOSHIOKA RIHO)
1993年1月15日生まれ、京都府出身。
『マンゴーと赤い車椅子』で映画デビュー。映画『明烏』などを経て、NHK連続テレビ小説『あさが来た』、宮藤官九郎脚本ドラマ『ゆとりですがなにか』などへの出演で注目を集め、『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』『カルテット』など4期連続でドラマ出演を果たしブレイク。現在、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』に主演中。
公式Instagram【@riho_yoshioka】