週刊プレイボーイ34・35合併号では、写真集に入りきらなかった初お披露目写真を掲載 週刊プレイボーイ34・35合併号では、写真集に入りきらなかった初お披露目写真を掲載
吉岡里帆、自身初の写真集『so long』は早くも5万部を突破。実際に作品を手にして思ったこととは――。大盛況だった発売記念イベントで彼女を直撃した。

■今までの集大成になる本にしたかった

――『吉岡里帆写真集so long』がついに発売! 実物を手にして今の心境は?

吉岡 今回の作品は、大好きな人たちと長い旅をして、その様子を記録していった形の写真集なんです。その旅は、デビュー以来、大勢の方々といろいろなお仕事を越えてきた道のりとも私の中では重なっています。実際に手にして、今までやってきてよかったなぁとしみじみ思いました。

――写真に写る自分自身を見て、成長したなって思います?

吉岡 どうでしょう(笑)。昔と比べて自然体というか、肩によけいな力が入っていないな、というのは感じました。

――今回は本当にプライベートの姿を見せていますね。

吉岡 寝る前のすっぴんとか、起きたてでぼやっとしているところ、お酒を飲んで赤くなっている顔とか......。

――ここまで自分の素を出すのは初めてでしょう。抵抗は?

吉岡 なかったです。今までの集大成になる本にしたかったから、自分に嘘をついてはいけないと強く思ったので。でも例えば1年前だったら、そこまでありのままを出そうとは思えなかったかもしれません。今だからこそできたと思います。

――今回は撮影の様子を随時インスタグラムで公開。リアルタイムでファンから反応をもらいました。ある意味、ファンと一緒に作った写真集なのでは?

吉岡 そのとおりです。ファンの方々の存在は私にとってかけがえのないもので、常に皆さんの言葉が私の背中を押してくださっています。自分が今日まで来られた時間は皆さんのとの時間でもありますし、この写真集を作る上でも支えになりました。

――改めて『so long』は自分の中でどんな写真集?

吉岡 ここまでの時間を大事に振り返る写真集であると同時に、これからの旅路を示唆する写真集でもあるというか。タイトルの『so long』にはさまざまな意味を込めていますけど、これからも長い時間をかけて、応援してくださる皆さんと一緒に歩んでいきたい。そんな気持ちを表しています。

――1年前の取材で吉岡さんは「一生ブレイクしたとは思わない」とおっしゃっていました。でもこの1年で女優として大きな飛躍を果たしました。今でもそれは変わりませんか?

吉岡 たくさんチャンスをいただけるようになって毎日本当に感謝しています。ただ、まだまだ満足しちゃいけないという思いはいつもあって。だからこれからも常に新しいことに挑戦したいと思います。......そういえば最近、自分の中で新しい感覚が芽生えたんです。

――それは、どんな?

吉岡 "一緒に楽しんでいこう"って。よけいな壁をつくることなくオープンな姿勢で、スタッフの皆さんやファンの方々と楽しみながら面白いものをつくっていければ。今はそんな気持ちを大事にしたいと思っています。

●週刊プレイボーイ34・35合併号『表紙の美女 吉岡里帆』より