グラビア撮影後日、週プレ編集部を訪問。海千山千のグラビア編集者たちが二度見するほどの美貌と愛くるしさ、そして初々しさが彼女の魅力です グラビア撮影後日、週プレ編集部を訪問。海千山千のグラビア編集者たちが二度見するほどの美貌と愛くるしさ、そして初々しさが彼女の魅力です
「中国のシンデレラ」ーー。人は彼女をそう呼ぶ。現在24歳のロン・モンロウ(栗子)ちゃんは、昨年末にSNSへの投稿がきっかけでその美貌が日本でも話題となり、日中両国のネット上で人気が急上昇。今年6月には、楽曲『PLANET』で日本での歌手デビューを果たした。

8月27日発売の『週刊プレイボーイ』37号で表紙・巻頭に抜擢されたロンちゃん。今はまだルックスの話題が先行しがちな彼女だが、しかしその経歴は実に興味深い。日本でのタレント活動に至った経緯、そして湖南省奥地の少数民族出身というルーツに至るまで、彼女自身の口から語ってもらった!!

 * * *

――ロンさんは2015年に中国国内のタレントオーディションでグランプリ獲得後、特に芸能活動をしていませんでしたよね。

ロン オーディション参加は、何事も経験というか、興味本位だったんです。当時は両親から「学業に専念しなさい」とアドバイスされました。

――ご両親に止められて悔しかったですか?

ロン 特に反発や悔しさはなかったですね。「せっかく勉強したんだし、まずは大学生活を謳歌しよう」と思って。

――その後大学在学中、SNSに投稿したご自身の画像が日本のネットユーザーの間で話題になります。身辺に変化はありましたか?

ロン 実はあまりなかったんです。「日本で話題らしいよ」みたいな話を友達づてに聞いていたくらい(笑)。ただ、ネットの反応は確かにすごかったです。インスタグラムにつくコメントや「いいね!」が急増しました。

――そして今年春、日本でメディアデビュー。以前はご両親に止められたけれど、今回は大丈夫でした?

ロン はい(笑)。ちょうど大学卒業を控えたタイミング(中国の大学は6月卒業)で、私自身も新しいことをやってみたかったんです。歌が大好きですし、夢を追ってみようと思いました。

――でも、オーディションの合格歴もある中国ではなく日本でデビューしたのはなぜ?

ロン 日本に親近感があったんです。小さい頃から『名探偵コナン』や日本のドラマを見て育ってきましたし、J-POPも好きでした。ネット上で使っている「栗子」というハンドルネームも、実は小栗旬さんのファンだから(笑)。過去に日本を旅行したときも全部いい印象しかなくて、本当に日本が大好き。

今回たまたま、人生の転換点に日本でデビューするチャンスを得られたので、チャレンジすることにしました。

――中国と日本のファンで、ノリの違いってありますか?

ロン 中国人は自分の意見を述べるのが好きというか、コメントを投稿する人が多いですね。日本のファンは静かに「いいね」をつけてくれる人が多いように思います。ただ、中国向けのSNS(微博/ウエイボー)は同年代の女のコのフォロワーが多くて、日本向けのインスタは男性のフォロワーが多いので、国ではなく男女の違いなのかも? みんな応援してくださってうれしいです。

■日本と中国の男性の違いは......

――今回、本誌では水着も披露しています。どうでしたか?

ロン うーん、水着のグラビア撮影は2回目ですが......。まだ慣れていなくて、めちゃくちゃ恥ずかしいです(笑)。でも、これもチャレンジだと思って頑張りました。

――では、日本での芸能活動で大変なのは?

ロン やっぱり日本語です。特に、会話はまだまだ。今も日本語学校で勉強中です。

――じゃあ、日本語の歌を歌うのも大変でしょう。

ロン 歌なら大丈夫です。何回も練習して間違っているところを直しているうちに、そんなに難しくはなくなりましたね。

でも、「だぢづでど」みたいに濁点がある発音は、中国語にない音なのでまだ苦手です。普段からマネジャーさんに、「発音がおかしいときは厳しく直してください」とお願いしているのですが、自分ではちゃんとできていると思うのに「違う」と言われちゃったり。

――なるほど。じゃあ、逆に好きな日本語は?

ロン 「スキデス(好きです)」かな。

――おおっ、かわいい!

ロン 日本語の「スキデス」って、すごくやわらかくて、愛にあふれている感じがして。それに、自分が素晴らしいと感じたいろんなものに対して使えるでしょう? おいしい食べ物も、きれいな景色も、もちろんすてきな人にも「スキデス」と言うことができる。すごくいい言葉じゃないですか。

――「好き」という話題が出たので、恋愛の質問もしてみます。ズバリ、ロンさんが好きな男性のタイプは?

ロン 楽器ができる人! ギターとかピアノとかできる人がカッコいいと思います。

――なんと、意外な答え!

ロン あと、誠実でまじめな人が好きです。恋人に対してだけじゃなくて、仕事とか社会にもまじめに向き合う人に憧れます。

――日本人と中国人の男性の印象って、それぞれどういうイメージですか?

ロン うーん......。仕事で会う人でいえば、日本人の男性のほうが、細かい部分に丁寧に配慮して親切な人が多い印象です。中国人は豪快というか、積極的に周囲をグイグイ引っ張っていきたがる人が多いのかも。

――じゃあ、ロンさんが好きなのはどちらのタイプ?

ロン 難しいなあ。ええっと、今、私は日本で暮らしていて、日本社会の細やかな配慮を重んじる部分はすごく好きなので......。「細やかな男性が好き!」ということにさせてください(笑)。

★後編⇒SNSで話題沸騰! 中国の少数民族「トウチャ族」の美少女、ロン・モンロウが語る壮大な野望