見事1回戦突破した「漫画家」の森田まさのり先生(左)、長田悠幸先生(右)
『ろくでなしBLUES』『ROOKIES』『べしゃり暮らし』などの漫画家・森田まさのり先生が、『キッドアイラック!』などで知られる漫画家・長田悠幸先生と組み、お笑いコンビ「漫画家」としてM-1グランプリ2018に挑戦! 
そして、なんと見事初戦突破!! 2回戦進出が決定した。結果発表直後の2人に直撃し、心境をうかがった!

――初戦突破おめでとうございます!! 本日の会場ではおよそ180組が出場し、突破したのは45組。審査員含め、会場全体を爆笑させていましたが、手応えはいかがでしたか?

森田 かなり緊張していたので、最初は大きい声を出すことだけを意識していました(笑)。早い段階でお客さんの笑い声が聞こえてきて、勇気をもらえましたね。漫画ネタを若いお客さんたちが理解して笑ってくれたのもうれしかったです。

おかげでノッてきたのか、練習していたよりも完成度の高い漫才が披露できたと感じています。ありがとうございました!!

長田 実はお客さんより先に、緊張で僕の膝が笑っていたのですが(笑)。ネタが飛んだり、噛んだりすることもなく終えられたので、あとはふたりで祈りながら結果を待つだけでした。

噛むこともなく、ノーミス。会場ウケがすごかった

――結果発表時、MC(司会者)から「アマチュアの域を超えている」という異例のコメント。決勝進出も「夢のまた夢」ではなくなってきたのではないでしょうか。

森田 『べしゃり暮らし』を描いているときに、取材で何度かM-1予選の控え室(出番を待つ芸人たちが密集している)を見学させてもらったことはあるのですが、今、自分がその当事者になっているのがとても不思議な気持ちです。

ただ、あの緊張感ある空気の中で今日1日過ごして、あらためて闘魂が注入されたようにも感じています。ここまで来たら、決勝目指して突き進むだけだと思っていますよ!!

――結成2ヵ月。今日で漫才の舞台はまだ3回目ということで伸びしろもかなりありそうです。今後はどのような進化を?

森田 尾田くん(『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎先生)の名前を出すお気に入りの部分が、笑い声と少しかぶってしまってちょっと伝わりづらかったので、そこの"間"は要練習ですね。

それから、2回戦からは漫才の時間が3分(初戦は2分)になるので、その長さを活かせるように、ネタと漫才スキルを磨いていけたらと思います。

長田 森田先生はまだ叫び足りてない想いがたくさんあるようなので、そのあたりがネタとして盛り込まれていくのかなと思っています(笑)

2回戦は10月上旬、浅草「雷5656会館ときわホール」にて行なわれる予定。森田先生と長田先生のコンビ"漫画家"のネタは、漫画ファンはもちろんお笑いファンも必見! ぜひ会場に駆けつけろ!!