今年も大いに盛り上がった東京アイドルフェスティバル2018
9年目を迎えた今年も、200組近いアイドルのアツいステージで大いに盛り上がった東京アイドルフェスティバル2018(以下、TIF)。

3日間で約60組をレポートした前編中編後編に続き、この特別編では「週プレTIF大好き取材班」メンバー4名が、各人のMVPグループと、3日間で見つけた「キラキラ美少女ベスト3」を発表!(※毎年のことですが、個人の感想です!)

今年の4グループ&12人の美少女たちとは!? とくとご覧あれ!!

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篠本634(ライター)
著書に『AKB48ヒストリー~研究生公式教本~』『乃木坂46物語』(集英社)『HKT48成長記 腐ったら、負け』(角川春樹事務所)など。『週刊プレイボーイ』本誌にてアイドルグループのグラビアを担当。

【MVPチーム】ベイビーレイズJAPAN
今年9月に解散することを発表し、迎えた最後のTIF。彼女たちのステージの最前ブロックには、ぐしゃぐしゃに涙する女子ファンがたくさんいました。「彼女たちの青春は、ベビレとの青春だったんだろうな......」と思いながらステージを見ると、メンバーは誰も泣かず、"感謝"という顔を浮かべていました。その姿に、グッと来てしまいました。

【美少女ベスト3】

●原田珠々華(はらだすずか)

原田珠々華

アイドルネッサンスの解散後、ソロとして初めて舞台に立つSKY STAGE。そんな場所で機材トラブルに見舞われた彼女は、ファンの温かい拍手やステージ脇にいたアイドルからの応援を背負って、涙ぐみながら弾き語りをしていました。マンガ第二章の、連載第1回だとしたら「やりすぎ」と言われるあのシチュエーション。間違いなく伝説になります。

●清水ひまわり(しみずひまわり)【マジカル・パンチライン】

清水ひまわり

久しぶりにマジパンのステージを目にしたんですが、そこにはしっかり大人になった彼女がいました。それでいて、すごくいい笑顔を浮かべていて......「やっぱり夏といえば、ひまわりだね」と、安直なことを言いたくなるくらい輝いていました! 彼女、趣味が中二病感満載の妄想なんですが、それがまた最高ですよね。

●鍛治島彩(かじしまあや)【アップアップガールズ(2)】

鍛治島彩

彼女は須田亜香里さん(SKE48)のような「一生懸命で輝くタイプ」のコだと思っているんですが、最近、そこに技術が伴ってきたように思うんです。『二の足Dancing』というキラー曲の間奏で、彼女が鼻で吹くリコーダー......。聴き終わると、謎の感動が胸を打ちます。グループ全体を見ても、端にいるにもかかわらず目を惹きつけられる魅力を感じますね。

関根弘康(ライター)
週プレを中心に活動するアイドル&鉄道ライター。本誌では多くのAKB48関連の記事を担当。主な著書に『SKE48 オフィシャルヒストリーブック まだ、夢の途中』などがある。Google+の「週プレ関根氏」でもお馴染み。

【MVPチーム】SKE48
6月以降、総選挙第1位になったセンター・松井珠理奈を欠くなか、TIFでは須田亜香里や小畑優奈、北川綾巴と、古い面々から新しい面々まで、次々とセンターを入れ替えて魅せていました。どのバージョンでも成立させる力と、また、8期までメンバー入りするバランスの良さ。「どこを切っても面白い」という、SKE48を物語るステージでした。

【美少女ベスト3】

●戌井未知子(いぬいみちこ)【なんキニ!】

戌井未知子

マジカル・パンチラインを撮影するために上がったSKY STAGEで、ちょうど彼女たちのステージが行なわれていたんです。カメラ越しに「このコ、すっげぇカワイイな......」と思って、普段以上にシャッターをいっぱい切りました。「なんか気になる!」で"なんキニ!"ということですが、まさに気になる存在を見つけました。

●ミュージック【BNK48】

ミュージック

日本大好きっコでコスプレもやってたりするコなんですが、スマイルガーデンでは、いずりな(伊豆田莉奈)に振られて「ピカチュウの声真似」も披露して、それだけでファンを沸かせていました。心が荒んでしまった大人は、やっぱり純粋なものを求めるんですね。カタコトの自己紹介も含めて、ミュージック......可愛かったです。

●渡部愛加里(わたなべあかり)【HKT48】

渡部愛加里

指原さんはTIFで毎年「今年はこのコ!」というメンバーを押してくるんですが、今年は彼女でした。ダンス中にほかのメンバーにぶつかったり、「声出せんのか~」と煽ってみるも自分の声が一番小さかったり、発展途上なパフォーマンスがまたカワイイですね。矢吹奈子ポジションという重要な場所を、それだけで押し切れるというカワイさがありました。

武田敏将(カメラマン)
さまざまなアイドルの現場に通い、その目と足で追いかける"現場派"カメラマン。「カメラを覗いていて"ホンモノ"と出会った瞬間、レンズが勝手に引き寄せられる」という名言を持つ。

【MVPチーム】原田珠々華(はらだすずか)
稲光が落ちるなか、ソロ一発目のステージで機材トラブルが起きたんですけど、彼女自身もウルッと来てしまいながら弾き語りでステージを成立させていました。昔、機材トラブルに見舞われたももクロが、アカペラでライブしたときのことを彷彿とさせる、感動を呼ぶ30分間でした。あのドキドキしながら見守る感じは"今年ならでは"でしたね。

【美少女ベスト3】

●古畑奈和(ふるはたなお)【SKE48】

古畑奈和

センターが次々と入れ替わるステージの、『チキンLINE』でセンターについた彼女。それまでの曲はニコニコ踊っていた彼女の、ギアが入る瞬間を見ました。SKE48という"強者軍団"のなかでもひと際目立つすごいパフォーマンスでしたね。1曲の中であれだけ表現できるなんて......「これが完成形なんじゃないか」と思いました。

●月雲ねる(つくもねる)【CYNHN】

月雲ねる

今年の"見つけた枠"です。6人とも顔面偏差値の高いグループなんですけど、そのなかでも目立っていました。同じ名前の長濱ねるさんを彷彿とさせる顔で、同じく"坂道グループ"でたとえるなら、西野七瀬さんのようなスタイルの良さ。そして雰囲気は渡辺梨加さん。どう表現するのが一番いいのか、正直わからないですけど......思わず、何枚もシャッターを切ってしまいました。

●岩崎春果(いわさきはるか)【ふわふわ】

岩崎春果

恥ずかしながら"原駅系グループ"のステージを初めて見たんですが、パフォーマンスがすごかった。ダンスもよかったんですが、それ以上に、人をなぜか引き寄せるナチュラルボーンな気になる雰囲気を醸していました。「顔だけじゃない」からこそ、大勢のファンが注目するんだなということを思い知りました。

アオキユウ(ライター)
週プレを中心に活動する若手アイドルライター。実は「週プレTIF大好き取材班」に参加して早4年目。週プレNEWSにてコラム『週プレ酒BARグラドルママが本音トーク』を担当。

【MVPチーム】BiSH
WACK所属グループが一堂に会した2日目、お台場は彼女たちのTシャツで真っ黒になり、HOT STAGEは常に入場規制がかかっていました。この日の空気や熱狂を作っていたのはどう考えてもWACK4グループですし、それを先頭に立って盛り上げていたのは、紛れもなくBiSH。ラストの後輩楽曲カバーによるカタルシスにやられました。

【美少女ベスト3】

●TOWAKO(トワコ)【PiXMiX】

TOWAKO

週刊プレイボーイの企画『今年見るべき注目美少女&グループ』で、うすた京介先生が挙げてくださったメンバーを見に行ったんです。でも、カメラ越しに彼女を見つけた瞬間、同行していたライターに「見つけた!!!」とハイな報告をしてしまいました。目が切れ長で大きくて、どことなく橋本環奈っぽい表情を見せる瞬間もあって......間違いなく今年イチの美少女です。

●長南 舞(ちょうなんまい)【なんキニ!】

長南舞

今回、初めてステージを見させていただいたんですが、細くて顔が小さくて、どんな瞬間も笑顔を絶やさない、まさに「ザ・アイドル」というコでした。浴衣っぽい衣装と、ちょうど歌っていた『初恋花火』という曲のせいですかね? 彼女を眺めながら「こんな美少女と花火大会に行けたら、最高の夏だろうな......」と、想いを巡らせてしまいました。

●間宮まに(まみやまに)【ヤなことそっとミュート】

間宮まに

まず、手足が長いから、パフォーマンスに迫力がありました。ヤナミューの出番のとき、SKY STAGEの風がすごく強かったんですが、その風がおさまって彼女がニカッと笑った瞬間......自分の中の何かを持っていかれました。何かが憑依するような鬼気迫るパフォーマンスと、その笑顔のギャップにやられたんだと思います。

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今年も取材班の"独断と偏見"にお付き合いいただき、ありがとうございました。

今、「俺の◯◯ちゃんが出てこないなんて、わかってねーな!」と思っている方もいらっしゃるでしょう。しかし、これはあくまで「週プレTIF大好き取材班」の意見。

皆さんも、自身が選ぶ「MVP」「キラキラ美少女」をSNSなどで発表してください。そして、ともに盛り上げていきましょう。来年のTIFを、今から心待ちにして!