19日、ダウンタウン・松本人志の新番組『HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE(フリーズ)』(以下、『FREEZE』)の配信記念記者発表会が開催。松本とともに出演者のフットボールアワーの岩尾望(のぞむ)、安田大サーカスのクロちゃん、南海キャンディーズのしずちゃん、鈴木奈々、ダイアモンド☆ユカイ、ボビー・オロゴン、諸星和己が登壇した。
『FREEZE』は『ドキュメンタル』に続き、松本が手掛けるアマゾンプライムビデオのバラエティ番組。松本が考えた数々の仕掛けに対し、出演者たちはリアクションすることなく止まらなければならない。動いた時点で脱落となり、優勝者には100万円の賞金がもらえる。
笑いをこらえる=我慢するという点では同じだが、密室内で笑いのバトルを繰り広げる『ドキュメンタル』とは正反対の内容。松本いわく「『ドキュメンタル』の次に何があるだろうと考えた時、もっともっとそぎ落としたときに残った」企画となっている。
「何もしないことで優勝できるってない。夢のような企画」(松本)だが、「明日仕事に行けなくなるようなことにはならない、と言われた。でもそのギリギリまではやられた」(岩尾)とその辛さを暴露。
それに続くように「夢にでてきたくらい、詰められる」(ボビー)、「初めて松本さんのこと嫌いになりました」(鈴木)と明かすなか、しずちゃんは「松本さんは変態。変態の行きつく最終ってこういうこと」と松本の人格まで言及。
そして諸星は「柔らかくいって『いきすぎたいたずら』。悪くいうと『パワハラ』。第三者委員会に(判断を)委ねていますから」と笑いを交え、かつ簡潔にその非道さを訴えた。
そんなクレームに対し、松本もキツさを自覚。「本当の審議が入ったら完全アウト。本気で訴えたら全員勝てる」と周囲を笑わせながらも、
「ぼくもやってて、これが本当の"王様の遊び"だなって。でも途中で思いましたよ、(出演者たちは)そんなに金(100万円)が欲しいのか。金に汚いやつらだ」
と本音(?)を吐露し、イベントを盛り上げた。
ただ、ほとんどの参加者から非難があがる一方で、ユカイは「まさしくSM。やらされているほうはたまらない。でも多分観ているほうは面白い。"お笑いのキュビズム"だよ、これは」と評価。諸星も「徐々にハマってくるんですよ。心地よくなってくるけど、腹も立つ。配信を観る方も止まりながら観るとわかる」と"参加"を促した。
「今のお笑いの最先端とはいわないけど、誰もやってないことやっている」(松本)という今回の新番組『FREEZE』は全5話。アマゾンプライムビデオで、19日から毎週水曜に最新話が配信される。