29日深夜、『ラストアイドル season3』の最終回が放送され、ラストアイドル2期生のメンバーが、橋本桃呼(ももこ)、水野舞菜、田中佑奈、篠田萌、佐佐木一心(ささき・こころ)、山本琉愛(るな)、町田穂花、延命杏咲実(えんめい・あさみ)、大場結女(ゆめ)、畑美紗起、下間花梨(しもま・かりん)、栗田麻央に決まった。
最後のバトルに挑戦したのは、大学生の白石真菜。この戦いでラストとあって、暫定メンバーに緊張が走るなか、指名されたのはWセンターのひとりで立ち位置1番の橋本だった。
他の11人はこの時点で正式メンバーに決定。皆が安堵の表情を浮かべるなか、橋本は挑まれた直後に顔を強張(こわば)らせたものの、挑戦者の白石に対し「『人を笑顔にすることが得意』と言っていたけど、私は『人を幸せにすることが得意』です、絶対にセンターを譲りません」と堂々と言い切った。
『仮契約のシンデレラ』(私立恵比寿中学)を持ち前の笑顔で歌い切った白石に対し、橋本は『それでも好きだよ』(指原莉乃)を熱唱。どちらも高いレベルのパフォーマンスで、ジャッジした大森靖子を悩ませたが、勝敗は橋本に。
「ホントに(選ぶのが)いやで、白石のパフォーマンスも好き。でも橋本が入った後、ラストアイドルのパフォーマンスの格が上がった」
と大森は橋本加入の効果とともに、その勝因を明かした。
収録後、メンバーはそのまま会見に。最初から残るメンバーに、途中から勝ち取って入ったメンバーが入り混じるのが、このラストアイドル。正式メンバー決定にそれぞれの思いを抱える。
初期からいた篠田は「入れ替わってしまった子もたくさんいて、すごく頑張っている姿をずっと見てきたので心苦しい部分もありますけど、その子達の分も背負って頑張っていきたい」と素直な気持ちを吐露。
そして途中オーディションで勝ち加入した大場は「アイドル経験もなく初めてのアイドルオーディションでした。なので、正直今ここにいるのが信じられないですけど、しっかりパフォーマンスしていけるように努力して頑張っていきたいと思っています」と意気込みを明かした。
また、ラストバトルで勝ち残った橋本は「挑戦者の方のパフォーマンスがとても可愛らしく、自分は真面目だとか気が強いとか印象があったので、もしかしたら負けるかもしれないって思ってました」と自信がなかったことを告白。
しかし、Wセンターのひとりとして「今の気持ちはうれしいのと不安なのと入り混じってるんですけど、これからの期待に胸を弾ませています。人を幸せにできるアイドルにしていきたい」と宣言した。
ラストアイドルは12月5日に『愛しか武器がない』でデビューが決定している。
デビュー曲のタイトルにちなんで自身の"武器"を聞かれると、「自分で言うの恥ずかしいですけど、スタイルがいいと言われる」(橋本)、「ファッションとか美容とかコスメとかが大好きなので、そういうものには詳しい」(畑)など個性をアピールするメンバーたち。
延命は「まだ武器とは言えないかもしれないんですけど、トークスキルをあげてバラエティ番組で活躍できたらいいな」と語り、正式メンバーになれた理由を「苗字が生き残りにふさわしいといいますか。ここにいるぞっていう意思が、その苗字と(『天才てれびくん』出身という)ちょっといかつい肩書きからにじみ出ていたのかな」と、笑いを交えて話した。
また会見では、これからどんなグループにしたいかという質問も。
「(デビュー曲の)『愛しか武器がない』がかっこいい曲調なので、かっこいい表情ができるようなアイドルになりたい」(水野)、「勝ち抜いた12人でデビューするので、1人1人の個性、自分の武器がもっともっと出せるグループにしたい」(下間)など、思い思いのイメージを語るなか、畑は「全体としてグループで東京ドームとかで公演できたらいいな」とドームコンサートという目標を掲げた。
ラストアイドル1期生であるLaLuceのメンバーは、アイドル活動のみならずドラマにも出演するなど、活躍の幅を広げる。今回、ラストアイドルに決まったメンバーも先輩たちに続けるのか。今後に注目だ。