"ホリエモン"こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏による『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」。今回は、動画配信サービス「ネットフリックス」の日本での料金値上げについて語る。

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ホリ 映画『カメラを止めるな!』を見たけど、めっちゃ面白かった。

ひろ ネットから火がついて、大人気になったらしいっすね。

ホリ うん。俺が見たのは監督経由でもらった関係者向けのVimeo(動画ツール)なんだけど、わざわざ映画のために劇場に行くのって億劫(おっくう)。だから、あの作品は今すぐネットフリックスとかに出すべきだよ。みんなこぞって見ると思うし、2度目を見たい人もたくさんいると思うよ。

ひろ てか、堀江さんはネットフリックスとか見るんですか?

ホリ 見るよ。飛行機での移動中とか。機内ビデオって備えつけディスプレイの操作がウザいから。

ひろ へー。僕も映画が好きで一日中見ていたりするんですけど、世の中にはいまだにレンタルDVDで見ている人がいるみたいですね。まあ、ネット配信にはないマニアックな作品が見たいっていうのなら理解できるんですけど、話題になった作品を見たいだけなら、わざわざ店舗まで借りに行く必要はないっすよね。

ホリ そういえば、この間時事通信の調査があって「映画を見るためにレンタル店を利用する頻度」っていう質問に「2、3ヵ月に1回」「週に1回」「週に2回以上」と答えた人の合計が10%以上だった。今までの行動パターンを変えるのが面倒くさいと思っている人がまだまだ多いってこと。

ひろ 借りに行ったら返しに行かないといけないですし、延滞料金とかすげーアホらしいじゃないすか。旧作を100円で借りて、それ以上の延滞料金を払うなんて意味わかんないです。

ホリ すごいのは、AVを借りに行くやつだよな。今時スマホがありゃいくらでも見ることができるのに(笑)。

ひろ それなのに、わざわざ対面でお金を払いに行くわけですから、もはや、ある種のプレイなんじゃないかと(笑)。女性スタッフもいますし。

ホリ それに最近は、ネットフリックスじゃないと見られない作品も増えてるよね。莫大(ばくだい)な予算をかけているから世界中で大人気。

ひろ アマゾンもがんばってますよね。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』とか、アカデミー賞を獲(と)っていますし、『ザ・ウォール』は、「自分を狙っているスナイパーとずっと会話できちゃうという状況でどう生き残るか」というストーリーで、面白かったです。

ホリ へー。それは知らなかった。

★後編⇒アジアの中でも「物価が安い国・日本」。ホリエモン×ひろゆきがネットフリックス値上げに納得する理由