27日、都内で行なわれた『映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』の初日舞台挨拶に、声優の引坂理絵、本泉莉奈(ほんいずみ・りな)、小倉唯、田村奈央、田村ゆかり、宮野真守、本名陽子(ほんな・ようこ)、ゆかなが出席した。
人気アニメ『プリキュア』シリーズの劇場版最新作であり、15周年記念作品である今作では、これまで登場した55人のプリキュアが総出演。シリーズ第一作目の『ふたりはプリキュア』と現在放送中の『HUGっと!プリキュア』がタッグを組んで、「プリキュアの想い出」を奪うミデンと戦う。
「ようやく皆さんの目に届く日が来たのかと、心からうれしいです」(引坂)、「みなさんライトを持ってくださって、(上演中に)フリフリしてくれたんだと思うとうれしいです」(田村ゆかり)と映画公開に笑顔。
特に一作目は映画化されることがなかったため、本名は「今の気持ちはこれかな。『ぶっちゃけ、ありえない!』」、ゆかなは「ずっと応援してくださった方にこのロゴを見ていただけることがうれしい」と感激の様子だった。
また、ゲスト声優として参加した宮野は「ファン的には生で(変身シーンの)『デュアルオーラルウェーブ』を聞いたときには震えた。『本物ー!』って言っちゃった」と収録エピソードを明かしつつ、会場に集まったファンを盛り上げた。
今作は"想い出"をテーマにした感動ストーリー。イベント中、MCから「キュア泣き」を聞かれた引坂は「映画を見ていると勝手に涙が出る。どこがどうじゃなく、そこがすごいところ」と映画をアピール。田村奈央も「エールとミデンが出る雨が降っているシーン」を挙げ「毎回泣けます。あそこは、うぉ~~!って」っと溢れる感情を叫び声で表した。
そんななか本名は「どの箇所をみても泣けてくる」と言いながらも「55人集合しているシーンを見ると笑いがこみあげてしまって......多いなって(笑)」とまさかの告白。ゆかなも「だって最初はふたりしかいなかったもんね!」と同意し、登壇者やファンを笑わせた。
イベントの後半では、「アニメ映画に登場する最も多いマジカル戦士の数」として、今回の映画がギネス世界記録に認められたことが発表。
認定書を受け取った東映アニメーション高木勝裕社長は、「15年間『プリキュア』を続けてこられたのは、支えてくれたファンの皆さんのお陰です」など感謝のコメントをしたが、本名はそのコメントを引き合いに、
「社長の口から『長く続けて......』と伺いましたので、またこうやってみんなで集まれたらいいね。そんな夢を持ちつつ目の前のことに頑張っていけたらいいなと思います」
と、次なる"プリキュア総出演"に期待を寄せた。