近い将来、女優やモデルといった分野の最前線で活躍していくであろう10代の美少女たち。そんな彼女たちの魅力を読者に知ってもらうべく、週プレNEWS&週プレモバイル連動の連載『微熱少女』がスタート!
毎週月曜日に、週刊プレイボーイが注目した美少女が登場するこの連載では、撮り下ろし写真とロングインタビューで彼女たちの魅力をお届けします。
第2回目は、2017年に井村屋「あずきバー」のCMで注目され、現在も井村屋「やわもちアイス」や東海住宅2代目イメージガールなど、CMにも引っ張りだこの注目女優・中尾百合音ちゃん!
インタビュー後編となる今回は、デビュー後のお仕事について聞きました。
――インタビュー前編ではデビューまでの経緯についてうかがいました。12歳でのデビューを経て、現在は2年目ながら、映画、ドラマ、CMなど幅広く活躍されています。"テレビの向こう側の人"になった自分について、どう感じていますか?
中尾 なんか、震えてくるんですよ。
――震えてくる?
中尾 映像だけなんですけど、自分が出ているのを見ると、「うわ~」となって、アゴのあたりがガクガクしてきちゃうんですよ。なぜか。これは小さい頃からそうなんですけど、お父さんが撮影した運動会のビデオとか見ても、そうなっていたんです。緊張なんですかね?
――恥ずかしくて観ていられない、とかでもなく?
中尾 観ていられるんですけど、本音を言えば自分一人で観たいっていうか。自分で観ている分にはいいんです。でも、お父さんやお母さんに観られるのは恥ずかしい。しかもスマホなら大丈夫で、テレビで観ると震えちゃうんです。自分でもよくわからないんですけど、ちょっと怖いですよね(笑)。
――では、初めてお仕事をしたときなんて、めちゃくちゃ震えたんじゃないですか?
中尾 撮影もオーディションもお稽古も楽しいんですよ。だけど、映像を観ると震えちゃいます(笑)。
――でも、今回撮影していて、そういう感じはまったくなかったですよ。
中尾 写真は大丈夫なんですよ。映像だけそうなるんですよね。自分の演技を観ると、「もっとこういう声を出せばよかった」「もっとこういう表情をすればよかった」って後悔ばかりしちゃうんです。それを見せつけられる感じがするのかもしれないですね。でも、そうは言っても写真も......、やっぱり欠点ばかりを見ちゃいますね。
――デビュー2年目で自信満々のほうが珍しいと思いますよ。
中尾 そうなんですかね? 自信がない分、もっといいものを撮ってもらいたいし、もっと頑張ろうって思います。
――スカウトからデビューされたということで、それまでお芝居の経験はまったくなかったわけですよね。最初からスッと役に入っていけました?
中尾 自分のお芝居には最初から違和感はなかったですね。普通に何も考えずにできました。そこまで下手じゃないんじゃないかって(笑)。
もちろん自信があるわけじゃないですよ。私は小さい頃から妄想するクセがあって、ドラマのお芝居を真似したりしちゃうことがあったんです。家族に見られるのは恥ずかしいから、一人でこっそりやっていたんですけど。だから、身内に見られなければ演技は全然平気なんです。
――でも、今はたくさんの人に演技を見られているわけですが、それは平気なんですか?
中尾 そうですね。家族とか友だちとかに見られなければ緊張しないです。
――ちなみに、お芝居をすること自体は最初から楽しかったんですか?
中尾 最初から「もっとお仕事がしたい!」って思えました。今でもそうなんですけど、とにかくたくさんお仕事がしたい。「やりたくない」って思ったことはないですね。
――まだ14歳なのに、「もっと遊びたい」とかもない?
中尾 ないですね。遊びと言っても、お仕事以外で別にやりたいこともないですし......。
――じゃあ、趣味も特にはないんですか?
中尾 いえ、あります! 神社巡りです。御朱印帳も持っています(お寺や神社でいただいた御朱印を一冊にまとめることができる本のこと)。両親が神社やお寺をすごく好きで。
――インタビュー前編で家族でスノーボードやキャンプに行っていたエピソードを話されてましたが、ご両親がかなり多趣味なんですね。
中尾 そうなんですよ! 自然が好きなんです。何も目的がなくても自然を見に行くことがあるくらいで。私も神社やお寺の自然に囲まれた雰囲気が大好きなんです。1日は住んでみたいなって思います。
――住んでみたい?
中尾 山奥の神社みたいなところで暮らしてみたいなって。ただ、ずっといられる自信はないので、1日だけお試しをしてみたいです(笑)。
――そんな多趣味のご両親は、芸能界でがんばる中尾さんを見て、何か言われたりしますか?
中尾 「私たちも気をつけないとね」とは言っていました。人から見られる立場になるんだから、その親として気をつけないといけないって。私にも「家ではダラダラしてもいいけど、外に出たら見られていることを意識しなさい」と言ってくれましたね。
――では、ご両親も賛成なんですね。今はとにかくたくさんお仕事がしたいってことですが、女優としてこうなりたいって目標はありますか?
中尾 杉咲花さんや清野菜名さんみたいな女優さんになりたいです。お二人とも演技がうまいだけじゃなくて、アクションもできるのがカッコいいと思っていて。私は運動神経が良くないんですけど、あこがれますね。
――いろんな役柄に挑戦してみたい?
中尾 演技っていろんな職業になれるじゃないですか。そこが楽しいって思うんですよ。演技なら普段の私が絶対にやらないようなこともできる。だからギャルとかも演じてみたいです。
――ギャルが自分と正反対なのは、見た目のことではなく?
中尾 見た目っていうよりも性格ですね。ギャルは芯が強いイメージがありますけど、私は周りに流されやすいんですよ。たとえば、クラスでも隣の人が静かだったら授業中も静かになるし、逆にうるさい人が隣だと一緒に騒いでしまうし。影響を受けやすいんです。
その性格が演技に反映されているみたいで、けっこう怒られます。私が流されちゃうと、ほかの人が演技のリアクションを取れなくなるからって。「相手がベテランでも初心者でも、自分が引っ張っていくようにしなさい」って言われますね。
――そういう流されやすい性格は昔からだったんですか?
中尾 でも、小学生のときはリーダーをやるのが好きだったんですよ。学級委員とかも好きで、うちの学校には1学期と2学期は連続してできないっていう謎のルールがあったんですけど、必ず1学期と3学期の2回やっていました。
――今でも自分から率先してグループを引っ張っていくことはある?
中尾 仕切りたくてウズウズしちゃうことはあります。歌のレッスンでもほかのクラスの女のコが騒いでいたりすると、「もう!」ってなりますし。そこは今でも変わらないですね。
だからと言って、今からリーダーになりたいかっていうと、それも違うんですよね。自分でも自分のことがよくわからないです(笑)。
――でも、「将来は女優」っていうところは揺らがないんですよね?
中尾 今からお父さんお母さんにダメだって言われても、このお仕事をやると思います。ほかには何も考えてないですね。考えてなさすぎて自分でも大丈夫かって思いますけど(笑)、その分、後悔しないように思いっきりやりたいです。
――たとえば、「10年後にはこうなっていたい」という願望はありますか?
中尾 たくさんお仕事していたいです。オフがないくらいお仕事していたい。
――オフはいらない?
中尾 いらないですね。演技だけじゃなく、モデルもやってみたいし、バラエティ番組にも出てみたい。有名になりたくてやっているわけじゃないですけど、このお仕事を突き詰めたら有名になるじゃないですか。そうやって、おじいちゃん、おばあちゃんにも知ってもらえるような人になりたいですね。
(タイリング/田中あゆ美 ヘア&メイク/林万希子)
●中尾百合音 Nakao Yurine
2003年11月24日生まれ 千葉県出身 身長165㎝
○2017年、井村屋「あずきバー」のCM(出演中)で注目される。主な出演作に映画『漂流ポスト』、ドラマ『刑事7人』など。現在は、井村屋「やわもちアイス」、東海住宅2代目イメージガールとしてCM出演中。来年には新作映画も控える。特技はバレエ、スノーボード
★中尾百合音ちゃんのアザーカット、そして撮影時のメイキング動画が『週プレモバイル』でご覧いただけます!