初めてのハワイが過酷なロケだった吉岡里帆。リゾート感はゼロだったが、サービスでフラダンスを披露

女優・吉岡里帆が11月16日、都内でBSーTBS『神秘のハワイ宇宙と地球をつなぐ島』(2019年1月18日、21:00~)の記者発表会に出演した。

宇宙と地球の様々な神秘に地上から迫ることができる世界屈指の場所とされるハワイ島を巡り、その謎を解き明かそうとするドキュメンタリー番組。吉岡は、真っ白なブラウスに光沢のあるカーキのスカートを着用し、爽やかに登場。「ハワイ島の美しい景色と大地のパワーを早朝から遅い時間までみっちり取材させてもらいました。ハワイ島のいいところが凝縮されたロケだったので楽しんでいただけると思います」とコメントした。

意外にもハワイを訪れるのは今回が初めてという吉岡。ロケの印象を聞かれるや真顔で「サバイバルでした」と即答し、「私の思っている(リゾート気分の)ハワイとは全く違うハワイでした」と語り、会場を沸かせた。

発表会は、ロケ中の写真を眺め、その時の様子を吉岡が報告する形式で進行。ハワイ島到着後にヘリコプターでハワイ島を一周したが、「着いてすぐでしたし、2時間乗り続けていたのでヘリコプター酔いをしてしまいました」と苦笑い。それでもキラウェア火山の噴火した火口を見るや「びっくりしました。見たことのない景色で、すごいすごいって語彙が追いつかないようなリアクションばかりでした」。  

標高4205メートルのマウナケア山には2度にわたって登山。「(登っている途中は)急激に酸素が薄くなって、手足が痺れました。ディレクターさんは酸素ボンベをずっとつけていました」と過酷な状況を振り返る。それでも"宇宙に近づける場所"と呼ばれる現地で体験した星空観測には強く感動。「本当に美しかったです。流れ星も見ました。願いをかける時間もないほど一瞬でしたが」と笑顔を浮かべた。

今回のロケで最もきつかった場所は? との質問には「砂浜が緑色に輝くグリーンサンドビーチ」と回答。「軍事用のボートで向かったんですけど屋根も壁もなく、2時間、荒波に揺られていたら船酔いしました。帰りの2時間もずっと気持ち悪くて。島に一生着かないのではと思いました」。その帰島途中、ボートの操舵手が、誤って波に突っ込んだそうで、「小さな声で『ソーリー』と言われたんですけど、あれは久々に許せない『ソーリー』でした」と語ると、会場はまたも大きな笑いで包まれた。  

他にも、火星での生活を模擬実験するため、ハワイ大学とNASAが建てたドームを訪れ、"火星生活"を体験したことなど、目を輝かせて語る吉岡。

今回のロケを「こんな熱い旅はないかなと思います。一緒に行ったスタッフさんもそうでしたし、島自体も熱量がすごかったです」と振り返り、「つらさが3割あったはずなんですけど、日本に帰ってきたら1割になっていて、つらさよりも感動が大きかったです」としみじみ。  

初めてのハワイ体験が過酷だったこともあり、次にハワイに行くとしたら、どの地域に行きたいかを問われると、「ハワイ島の魅力が奥深くて、知れば知るほど感動が大きくなっていきました。なのでもう一度ハワイ島に行きたいです。本心です」ときっぱり。その際には「(現地の人気グルメ)ガーリックシュリンプを食べることと、今回のとは違う、過酷じゃないボートに乗りたいです」とこの日、一番の笑顔で語った。