近い将来、女優やモデルといった分野の最前線で活躍していくであろう10代の美少女たち。そんな彼女たちの魅力を読者に知ってもらうべく、週プレNEWS&週プレモバイル連載『微熱少女』。

毎週月曜日に、週刊プレイボーイが注目した美少女が登場するこの連載では、撮りおろし写真とロングインタビューで彼女たちの魅力をお届けします。

第5回目は、「アクエリアス」や「クロネコメンバーズ」などこれまで10社以上のCMやポスターに起用され、2019年1月公開の映画『神の発明。悪魔の発明。』で初主演を務める矢崎希菜(やざき・きな)ちゃん!

インタビュー前編となる今回は、映画やCMの撮影秘話やスカウトからデビューまでの経緯について聞いた。

――カメラに向かって1歩踏み出したり、スタジオにあったポールをクルクル回ったりして、動きながらの撮影は楽しそうでしたね。

矢崎 すごい楽しくてクルクル回っちゃって。どんどん回転のスピードが早くなっちゃいました。ちゃんと撮れてますかね(笑)

――バッチリですよ! 全く緊張してないように見えたけど、こういう撮影は慣れました?

矢崎 慣れたというか、普段から仕事で緊張しないんです。でも、ポーズをとるのは苦手だから全然うまくできなくて!

――映画やCMの撮影で「緊張し過ぎてどうしよう......」みたいなこともないんですか?

矢崎 ないですね。初めて受けたオーディションは緊張したんですけど、そこからは緊張した覚えがない......。元々、普段から緊張しないタイプなんですよ。

――緊張しない理由はあるんですか?

矢崎 自分でもわかんないですけど、たぶん深く考え過ぎないからかな? ここの現場ではこうしようと決めつけると、緊張しちゃいそうで。余計なことを考え過ぎないから、仕事を素直に楽しめてるんだと思います。でも、程よい緊張感は必要ですよね。

――そんな緊張知らずの矢崎さんですが、来年1月から公開の映画『神の発明。悪魔の発明。』で初主演! オール新潟ロケだったそうですね?

矢崎 新潟で1ヶ月、泊まり込みで撮影しました。キャストとスタッフの皆さんと同じ合宿所に泊まって、朝も昼も夜もみんなで一緒にごはんを食べて。今までも泊まりの撮影はあったんですけど、こんなに長期間は初めてでした。

――今回の作品で映画初主演となりますが、どんな気持ちで挑んだんですか?

矢崎 最初は"主演"という言葉に重みを感じてたんですけど、撮影が始まってからは楽しくて。主演だからって、いつもの撮影と変わらないなぁと(笑)。やっぱり演じることは楽しいです!

――高校1年生でデビュー。そもそも芸能界に入ったきっかけは?

矢崎 中学3年生のとき、夏のお祭りでスカウトされました。こんな場所で声をかけられるなんてほんとかなぁと疑いましたけど、芸能界への憧れはあったので。

――元々、女優になりたかった?

矢崎 そうですね。女優として映画やドラマに出たいなぁという思いがありました。小学生の頃からファッション誌『ニコラ』を読んでいて、川口春奈さんが好きだったんです。その憧れのモデルさんがドラマに出ているのを見て、私も女優になってみたいと思うようになって。

――スカウトされた当時は、他の芸能事務所からも声をかけられることが多かったんですよね?

矢崎 まあ、ほどほどに(笑)。原宿とかでスカウトされてたんですけど、怪しいので信用してなかったんです。でも、最近は全くスカウトされなくなりました。

――そりゃそうですよ。だって、もう芸能人じゃないですか。

矢崎 いや、まだ知名度ないですから! 街を歩いても気づかれなくて、しれーっとされてますよ(笑)。

――芸能界に入ってみて、驚いたこととかあります?

矢崎 差し入れやお弁当もあるし、ケータリングのごはんが食べられるんだなぁって(笑)。あと、撮影で驚いたのが、何回も撮り直しをすることです。

同じシーンでもアングルを変えて撮ったり、OKが出るまで撮り直したりして。15秒や30秒のCMでもたくさんの時間をかけて撮ってることを知って、お芝居の世界はすごいなぁと思いました。

――これまでのお仕事で、特に印象に残っているものはありますか?

矢崎 「ACジャパン 交通遺児育成会」のCMです。内容がハッピーではないので、ストーリーを理解しないといけないのも大変で。バスに乗っているシーンがあるんですけど、光の加減が難しくて何度も撮り直したんです。

この位置でカメラを回してるうちに、この部分を絶対撮るみたいなことが決まっていたので緊張感がありました。

――CMの撮影はスタッフも多いし、プレッシャー感じそうですね。

矢崎 いや、自分が緊張したというより、バスの中に緊張感が漂っていて(笑)。でも、「丸美屋 混ぜ込みわかめシリーズ」のCM撮影は、ワイワイしていてハッピーな感じでしたし、内容によって現場の雰囲気は全然違いますね。

――ちなみに、CMに出ている自分を見て、どう思います?

矢崎 違和感というか、そこに自分がいるけど自分じゃないみたい。最近、少しずつ見慣れてはきましたけど。

――CMの撮影で難しいなぁと思うところは?

矢崎 ナレーションです。私の声は低いので、監督がイメージしてる人物像に声を合わせるのが難しくて。

――たしかにすごく、声が低いですよね! 元から低かったんですか?

矢崎 いえ、いつの間にか声が変わっちゃったんですよ。でも、思い出すと中学3年生の夏、バスケットボール部の大きな大会があって、声がかすれるぐらいずっと大声を出してたらかれちゃって。たぶん、そのまま低い声になったのかもしれないです(笑)。

――中学時代はバスケ部に所属。キャプテンだったんですよね?

矢崎 キャプテンでした。私の声、めちゃめちゃ大きいんですよ。それに、たぶん声変わりの時期ともかぶったんだと思います。

――女の子も声変わりの時期ありましたっけ?

矢崎 え!? みんな声変わりしないんですか? でも、イヤじゃないですね。私の声って低くてハスキーなので、テレビに出ると友達から"声でわかるよ"って気づいてもらえます。

★後編に続く⇒「意外と心が黒いからできると思います」明るくて爽やかなCM美少女・矢崎希菜が挑戦してみたい役とは?

(スタイリング/木村美希子 ヘア&メイク/畑山貴達 衣装協力/Hello UFO)

●矢崎希菜(やざき・きな)
2001年3月24日生まれ、東京都出身
◯「ヤマト運輸 クロネコメンバーズ 応援篇」、「東京ガス 安全TODAY・ガスライト24篇」などCMに多数出演。初主演映画『神の発明。悪魔の発明。』は2019年1月11日(金)より新潟先行上映、順次全国公開。特技は阿波踊り、バスケットボール、モダンバレエ

★矢崎希菜ちゃんのアザーカット、そして撮影時のメイキング動画が『週プレモバイル』でご覧いただけます!

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