18日、都内で来年公開される映画『マスカレード・ホテル』の完成披露試写会が行なわれ、主演の木村拓哉らが登壇した。
映画の原作は累計310万部を超えるベストセラー「マスカレード」シリーズの第一作。東野圭吾作品のなかでも人気を誇る同作は刊行後、続々と映像化の話が舞い込んできたが、7年経ちようやく現実に。木村演じるエリート刑事・新田浩介がホテルマンとして潜入捜査し、連続殺人事件を解決する傑作ミステリーだ。
この日は木村以外にも長澤まさみ、小日向文世、梶原善、泉澤祐希、東根作寿英、石川恋、濱田岳、菜々緒、宇梶剛士、橋本マナミ、田口浩正、勝地涼、生瀬勝久、松たか子、石橋凌、鈴木雅之監督が同席。主役級のメンバーが集うなか木村は「すごい作品に携わっているんだなと思った次第です。この数は初めてです」と驚愕。
小日向や松など2001年に放送された木村の主演ドラマ『HERO』に関わるキャストも多く、小日向は「今日、刑事として初めて相棒になれました」と顔をほころばせ、「お互いがお互いを感じたうえで、言葉にする必要ないよねって感じで作業ができた」と木村に言われた松は「ありがたい、今後も精進します」と恐縮していた。
また木村との共演が続く菜々緒は「私は木村さんに頼りっぱなしなので。共演するのはこの作品が2作品目で、まだ緊張していたんですよね。でも木村さんからお声をかけてくださったり、『一生付いていきます!』って感じでした」と木村のやさしさに感銘を受けていた。
そんななか長澤は木村と生瀬について、「本当にふたりで楽しそうで。周りが見えてない感じ。うれしいんだろうなって」と特別な関係を匂わし、「イチャイチャしてたって?」(生瀬)、「それは話を盛りすぎ!」(木村)とふたりからツッコまれていた。
超一流ホテルを舞台に、容疑者である11人もの宿泊客が次々と現れ、スリリングな展開を迎える今作。司会者から「もし監督になったら誰を犯人にしたい?」と聞かれた木村はしばらく悩み「やっぱり、緊張しない先輩(小日向)」と回答。
一方、指名された小日向は「めちゃくちゃ悪い人はやったことないんじゃない? 木村君がやったら面白いんじゃないかな」と答えたものの「まさみちゃんもやったことないよね? 生瀬くんは......」とどんどん人に振り始める事態に。
見かねた木村に「この人、自由にしゃべり過ぎるので。放っておくと全員の名前を挙げちゃう。結局これからご覧になる方たちにすべてをご報告することになる」と制止され、会場を笑わせた。
映画『マスカレード・ホテル』は2019年1月18日(金)より全国公開。通常の前売券のほか、セブン-イレブン・セブンネット限定オリジナルWポケットポーチ付き映画前売券が現在発売中。