昨年12月にオリコンが発表した「好きな女性アナウンサーランキング」において、NHKと民放キー局の中で、唯一TOP10入りする女子アナを輩出できなかったフジテレビ。かつては"女子アナ王国"とまで呼ばれたが、どうしてここまで凋落(ちょうらく)してしまったのだろうか。
「加藤綾子アナが在局中に、彼女に続く人気アナをつくり出せなかったのが大きな要因のひとつ。フジテレビは視聴率低迷が長引き、数字を追い求めるあまり、女子アナの成長を待てないのが現状です。
その最たる例が、海老原優香アナ。彼女は入社1年目の2017年10月に『とくダネ!』のMCアシスタントに抜擢(ばってき)されたものの、わずか半年で降板させられてしまった。彼女は失意のどん底に落とされ、会社に対しての不信感を抱いたと聞いています」(フジテレビ関係者)
現在、若手アナの中で孤軍奮闘しているのが、『めざましテレビ』のメインキャスターを務める永島優美アナだ。
「ひと昔前だったら、『めざまし』以外にもドンドン番組に出していったんですけど、今は働き方に厳しい時代。女子アナは会社員なので、労働環境の問題がどうしてもついて回ってくる。圧倒的な番組露出量で人気アナをつくるという、フジテレビの方程式が使えないのが実情なんです」(前出・フジテレビ関係者)
現在、人気になっている他局の若手アナは、どこかクセのあるキャラ立ちした女子アナばかり。今年フジテレビがどのような女子アナ戦略を採るのか、注目していきたい。