2月9日はあいにくの雪だったが、豊洲PITには3000人超のファンが詰めかけた!

キン肉マン』漫画連載40周年を迎えた2019年の2月9日(肉の日)、東京都江東区の豊洲PITで『キン肉マン』好きのアーティストたちによるライブフェス「キン肉マンCARNIVAL2019」が開催された。

出演はサンボマスター10-FEE(テンフィート)、そして当日限りバンド名を四星球(スーシンチュウ)から改めてきた肉星球(にくシンチュウ)の3バンドに加え、オープニングとエンディングで作品のテーマソングを披露したシークレットゲスト・串田アキラという超豪華ラインナップ!

当日の外は雪もちらつく極寒の空模様だったが、いずれも熱量の高さに定評のあるアーティストたちだけに、それぞれ外気の凍えを溶かし尽くす圧巻のパフォーマンスを披露。各バンド約1時間ずつの持ち時間めいっぱい会場を盛り上げた。

『キン肉マン』と音楽といえばこの人、串田アキラさん!

しかもこの日はただの音楽フェスではなく「キン肉マンCARNIVAL」と銘打たれた作品の40周年お祝いイベントでもあるだけに、各バンドごとの様々なサプライズ趣向も満載。

まずトップバッターの肉星球はいきなり各メンバー、ラーメンマン、ウォーズマン、テリーマン、そしてケンダマンのコスプレ姿で登場。その後もギター&小道具担当のまさやんが製作してきた3メートルはあろうかという巨大キン肉マン人形をダイブ気味に客席へ放り投げ、強制的に観客たちに40周年お祝い胴上げをさせるなど様々な仕掛けで攻め立てる! 

2番手の10-FEETのライブパフォーマンス中には、客席から突然飛び出してきたジェロニモ(冠徹弥 from THE冠@友情出演)がステージに乱入。「どうもジェロニモです」となぜか関西弁で自己紹介した後、メタル調のハイトーンボイスで「ウララララ~!」と叫んで帰っていくという、師匠筋のテリーマンもおそらく絶句必至の奇行で会場を攪乱した。

写真左のNAOKIさんは、子供のころから『キン肉マン』の絵を描き続けてきたそう

イベント中盤、オープニングでも登場した串田アキラに加え、こちらもトークゲストのハチミツ二郎(東京ダイナマイト)、ハリウッドザコシショウ、さらに原作者のゆでたまご・嶋田隆司先生を加えた4人によるスペシャルトークセッションを開催。

そのトークテーマのひとつ「いつかは見てみたい夢の対戦マッチは?」というお題では、ゆでたまご嶋田先生自ら「キン肉マン対テリーマン」と回答。

一番の親友同士だけに敵として闘うことはないが、どちらが強いかというのはいつか必ず、途中でうやむやにせず決着までちゃんと描きたい。それが実現した時がおそらく『キン肉マン』の最終回になるんじゃないかと思っている」との爆弾発言に会場がどよめく一幕もあった。

左から、ゆでたまご・嶋田先生、串田アキラさん、ハチミツ二郎さん、ハリウッドザコシショウさん

そしていよいよ本日のラスト、出演3バンドの大トリを飾ったサンボマスターは、歌とギター担当の山口が曲間のMC随所に幼少期からの『キン肉マン』への熱い思いを吐露!

ウォーズマンと闘った時、キン肉マン怖くて仕方なかったと思うんだ! バッファローマンと闘った時、キン肉マン逃げ出したくて仕方なかったと思うんだ! 悪魔将軍と闘った時、ネプチューンマンと闘った時、逃げたくて仕方なかったと思うんだ! でも立ち上がったぞ、キン肉マン立ち上がったぞ。オレたちも立ち上がるんだ! なぁ、やろうじゃねぇか...やってやろうじゃねえかあ―――っ!!

などなど『キン肉マン』の漫画本編さながらに熱すぎる叫びで、オーディエンスを鼓舞しまくるスタイルをいつもに勝る勢いで最後まで貫き通した。

まさに、会場を揺らしまくった、サンボマスター・山口隆さん

終演後、自身もトークパートでステージに上がられたゆでたまご嶋田先生に、改めてこの日のイベントの感想を聞いてみた。

僕らはこうして今年で40年漫画やらせてもらってて、でもどんな作品も年数立つほど人気はどんどん落ちていくし、忘れられていく。それが世の中の常だというのは、これだけ続けてる自分たちだからこそ一番よくわかってて、怖いことだとも思ってます。

でも今日のイベントは出演に応じてくれた各バンドのファンもいたのでいつも以上に若い人が多くて、その熱気のもの凄さを見てると、僕らは年月経ってるからどうこうなんて言ってる場合じゃない。やっぱりまだまだ負けてられへんな~って思うんです。

今日来てくれた人たち、もちろんもともと『キン肉マン』が好きで来てくれた人もたくさんいたと思いますけど、各バンドのファンで『キン肉マン』にそんな興味なかった人たちも多かったでしょう。でも今日出演してくれたバンドの彼らが、そんな彼ら彼女らにも、これはいい作品やって言ってくれてるのがすごくうれしい。

だからそういう人たちにも『キン肉マン』って漫画は今日のライブくらい熱い作品なんやと思って、興味持ってもらえたらうれしいですね。僕らは音楽じゃなくて漫画ですけど、今日の盛り上がりくらい熱い作品をこれからも描いていきたいな~って改めて元気もらいました。40年目もますます頑張っていきたいと思います

終わってみれば4時間オーバーの長丁場となったこの日のイベントだったが、終演に近づくほどますます盛り上がりを増していくかのような大成功のうちに幕を閉じた。

ゆでたまご嶋田先生の気合のコメントを見るにつけても『キン肉マン』40周年イヤーのこの2019年、この日以上のさらなる盛り上がりの到来に期待せずにはいられない!

楽屋では、奇跡の3ショットが実現!

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