つばきファクトリーのセンターを務める浅倉樹々 つばきファクトリーのセンターを務める浅倉樹々

2019年。今年、週プレNEWSが"大注目する期待の美少女アイドル"連続インタビューも3人目!

今回登場するのは、アイドル王国・ハロー!プロジェクトから、浅倉樹々(あさくら・きき)ちゃんの登場です! 結成して今年5年目を迎える、つばきファクトリーのセンターを務める彼女に突撃だ!

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――と、いうわけで、「2019年、大注目する期待の美少女アイドル6人」に選ばせていただきました。

浅倉 すごくうれしいです!「美少女」なんて言われること本当にないので。選んでいただいてありがとうございます!

――いや、多くのアイドルファンやアイドルライターに聞くと、「今年はつばき! 特に浅倉樹々がかわいい!」って言いますよ。

浅倉 いやいやいや(笑)。でも、去年、髪を切ったんですよ。そのときから「変わったね。いいね」って言ってもらえることが増えて。前がロングだったので。「ボーイッシュでかっこいいね」とか「きれいになったね」って。

――つまり、「かわいい」という自覚があったと?

浅倉 違います違います!(笑) すべて髪のおかげだと思って。

――でも、そこまで短くするのは勇気がいったんじゃないですか?

浅倉 そうですね。ロングのときも「ヘアアレンジできて楽しいな」とは思ってたんですよ。でも量も多かったので「印象を変えたいな」と思って。去年の5月にメンバー内でも「髪をこうしたい」みたいな話が出てて。その影響もあったんですよね。

――そのくらいの短い長さに対して、なにか憧れがあったんですか?

浅倉 私、元モーニング娘。の高橋愛さんがすごく大好きなんですけど、ショート時代の高橋さんを見たときに「かっこいい!」って思って。「私もやりたいな」って気持ちはあったんです。なので、前からやってみたくて。髪を切りに行くときに、高橋さんの写真の切り抜きを持って行って見せました(笑)。

――「憧れの有名人にしてください!」的な! でも、そう言われてみれば、若いときの高橋愛さんに似てる気がします。

浅倉 本当ですか~?

――なんですか? その「たまに言われます」みたいな表情は。

浅倉 ......たまに言われます(笑)。言われるんです!(笑) すごく憧れなので、めっちゃうれしいです。ハロー!プロジェクトのオーディションを受けるキッカケも高橋愛さんのパフォーマンスを見てからだったので。オーディションのときにメイクしていただいたんですけど。そのときにメイクさんに「高橋愛ちゃんに似てるね」って言われてテンション上がりました!(ニコニコ)

――良い笑顔です(笑)

浅倉 最初は、当時大好きだった『しゅごキャラ!』ってアニメのオープニングとエンディングをBuono!さん(元Berryz工房の嗣永桃子と夏焼雅、元℃-uteの鈴木愛理を選抜して結成されたユニット)が歌っていて。それでハロプロに興味を持ちはじめたんです。で、その後、ずいぶん経ってからなんですけど、Buono!さんがきっかけでモーニング娘。さんを知って。そこからです。『しゅごキャラ!』は2007年くらいだから、7歳くらいですかね。

――当時はダンスとか習ってたんですか?

浅倉 ピアノは7年くらいやってたんですけど、ダンスは習ってなかったです。でも大好きだったので、友達2~3人と一緒に家でフリコピしてました。『しゅごキャラ!』のオープニングやエンディングが変わるたびに「今月の曲を練習しようね!」って言って。私の影響で、家族もみんな「Buono!っていいね」って好きになってました。CDの発売イベントとかにもお母さんと一緒に行ってましたね。

――少女時代の浅倉樹々に生のアイドルはどう映ったんですか?

浅倉 「私もこんな可愛い衣装着て踊ったりライブしてみたいな」って思いました。でも、『しゅごキャラ!』が終わったら、Buono!さんも終わっちゃうものだと思ってたので、そこからアイドルへの気持ちはちょっと時間が空くんですよ。で、また小学6年生になった頃からアイドル熱が上がってきて。両親からも「モーニング娘。のオーディション、受けてみなよ」って背中をおされて。自分も「好きな気持ちをこのままにしてちゃダメだ」って思って。

――そして、モーニング娘。のオーディションを受けたんですよね。2013年と2014年の2回。

浅倉 そうです。オーディションの前日まで、鏡の前で歌ったり踊ったりの繰り返しで。吹奏楽部に入ってたんですけど、部活が終わったら、ずっとオーディションのための練習です。課題曲とかもあったので、ずっと夜中までやってました。

もちろん高橋愛さんにも憧れてたんですけど、当時のモーニング娘。さんって、鞘師(さやし)里保さんもすごくて! 「鞘師さんと一緒に踊りたい!」っていう欲がすごく出てきていたので。ダンスの練習はめちゃくちゃやってましたね。実際は、基礎とか細かい動きとか全然できてないんですけど(笑)、自分では「私はできてる!」みたいな自信があって。

――よくカンフー映画を観たあとの男子が、家に帰って部屋の電気のヒモを相手に戦いながら「俺もジャッキーみたいな蹴りができてる!」って思い込んでるやつですね。

浅倉 近いかもしれない!(笑)

――「バッ!! 私、高橋愛!」みたいな?

浅倉 そうです!(笑) なりきって踊ってました!(笑) お母さんがそのときのダンスの動画を撮ってくれてたんです。今見ると、かなりのヘナチョコでヤバいんですよ! しかもその動画、オーディションのときに送ってるんですよ! 今考えると「なんて恐ろしいことをしてしまったんだ」って思います。

――で、2013年のオーディションは「合格者なし」でした。落ちてしまって、どんな気持ちでしたか?

浅倉 泣きました。帰って家でCDを聴いて。モーニング娘。さんの曲を聞きながら、「次こそ頑張るんだ!」って。そこから約1年後に、またオーディションが行なわれて。好きな気持ち、なりたい気持ちは募っていきました。

正直、歌やダンスよりも、自分の気持ちが負けていたなって思って。私、引っ込み思案な性格なんですよ。日直をやるだけでも緊張しちゃうくらいだから。でも、「それを無くそう! 自分からガツガツ行こう!」って思って。合宿(※モーニング娘。は結成時から、オーディションで何日も泊まる合宿を行なう)でも、かなりハキハキしゃべってました。聞かれなくても自分から話す、みたいな。もともと、友達もそんなに多い方じゃなくて。本当に仲が良いコとしかしゃべらない感じだったんですよ。だから、すごく頑張りました。自分にとってはですけど、すごく勇気のいることでした。

――素晴らしい。でも、合宿は過酷だったんじゃないですか?

浅倉 やっぱり後半になると、みんな疲れてきて休んじゃうんですね。でも、その時も「負けたくない」と思って踊り続けました。合宿では、負けず嫌いの小野田紗栞(さおり)ちゃん(現つばきファクトリー)とふたりでずっと踊ってました。いつもだったら10時には寝てたんですけど。夜中まで起きて練習してました。本当に人生かけてました。「負けたくない!」って。

――ハロプロのあの「合宿オーディション」ってすごいシステムですよね。

浅倉 そう思います。普段、親と離れることもあまりなかったので、「親と離れて自分だけの戦い」っていうことだけでもすごいし。自分に足りないものが見えてきます。だからアイドルになるためには合宿って必要だなって思います。大喜利の審査とかもあったんですけど、全然しゃべれなくて。

――大喜利! そんな審査もあったんですか?

浅倉 あったんです。もちろん合宿に行ってから知ったんですけど。「え? 聞いてないよ~」って思いました。周りのコはグイグイ自分の思いついたことをしゃべってたんですけど、ひとりだけポツンとしちゃって。「自分には大喜利力が足らない!」って気付かされました。

――まぁ、普通「大喜利力」のある女子の方が珍しいですよ。っていうか、なんだ? 大喜利力って(笑)。で、どうですか? 今、大喜利力は?

浅倉 う~ん(笑)大喜利力が上がったか......っていうのはわからないですけど、今は「素でしゃべろう」って思うようになりました。頑張って面白いことを言おうとすると変になっちゃうので。私、たまに普通に話してても笑われることあるんですよ。例えば、なんかイントネーションが変らしくて。

――イントネーション?

浅倉 例えば、「国境」のイントネーションをずっと「コッキョウ」って覚えていて。

――鳥の「かっこう」のイントネーションですね。

浅倉 あと、ラジオの収録で「Zepp Tokyo」のことを「ゼップ(ゲッツのイントネーションで)トーキョー」って言ってて。メンバーに「樹々ちゃん、今おかしかったよ」ってよく笑われるんです。まぁ、そういう素の部分、欠けている部分を出していった方が、作りすぎるよりいいのかなって。

――いわゆる「天然」を解放する、ってことですね(笑)

◆後編⇒「その背中から...もう、感情をいろいろ出してます」つばきファクトリーのエース・浅倉樹々が語る自身の見どころ!

●浅倉樹々(あさくら・きき) 
2000年9月3日(18歳)千葉県出身。メンバーカラーはライトピンク。好きな食べ物は「たらこスパゲッティ」。2月27日に5枚目のシングル『三回目のデート神話/ふわり、恋時計』がリリース! 詳細は公式サイトをチェック!