毎年、週プレNEWSが恒例で行なっている「"今年注目の美少女アイドル"連続インタビュー」!
ラストの6人目は、日向坂46(ひなたざか46/取材時は「けやき坂46」)の上村(かみむら)ひなのちゃん! 昨年の12月10日に、たったひとりの3期生としてお披露目されたスーパールーキーだ。
インタビュー前編記事に続き、14歳の彼女の素顔に迫る!
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――グループも作ったってことですか?
上村 作りました。でも、ソロでやらせてる子もいました。全部で30人くらいいて。いろんな子にそれぞれユニットを組ませたりしてました。
――アイドルプロジェクト!! しかもプロデューサー目線ってことですか? いうなれば『アイドルマスター』みたいな視点! 知ってます? そういうゲームがあるんですけど。
上村 それはわからないです。30人くらいの設定とかを書いておく専用のノートがあって。普通の自由帳2冊くらい、たくさん書いてました。そのアイドル育成は小学6年生のときにやってました。
たまごっちの方は、小学3年くらいから中1までやってたので長かったんですけど。小学6年のときにアイドル育成にハマって、そっちに夢中になってました。そのノート、もうないんですけど。メンバーの名前もひとりくらいしか覚えてないです。
――うわー! 見たかったです! ちなみにひとり覚えてるメンバーっていうのはどんなコなんですか?
上村 そのコはずっとエースでした。名前は「有理須 夢(ありす・ゆめ)」って名前で、ユニット名は忘れちやったんですけど5人のユニットのセンターでした。
他にも30人の中には、歌手とか女優をやるコもいて。たまに女優さんを抜いたアイドルのコたち全員でイベントをやったりはしてました。
――イベント!
上村 ソロのコはふたりくらいいたんですけど、そのコたちにはコラボさせたりとか。イベントは、近くの野外の会場でやったりしてましたね。ショッピングモールのステージみたいなところとかで。
――サンシャイン池袋にある噴水広場みたいなところですね! お客さんはサイリウムを振ったりして。
上村 いや、サイリウムは振らない系でした。
――振らない系! けっこう楽曲に力が入ってる感じですかね?(笑)。ちなみにプロデューサーとして上村さんは何をしてるんですか?
上村 いろいろです。レッスンとかを見て。鏡の前で自分が前に立ってダンスも教えてました。あとセンターとかいろんなことを決めてましたね。
――ヤバい! 最高じゃないですか! 上村事務所の女のコたちは増えたりもするんですか?
上村 けっこうオーディションとかやってたので増えたりもしました。でも卒業はなかったので、減ることはなかったんですけど。基本、そういうのは学校で考えてて。「あのコとこのコでユニット組ませてみよう!」って思ったら、それを覚えておいて、家に帰ったらノートに書き込んでました。
――......なんていうか天才ですね! 正直、今までのインタビューの内容ほとんどが「想像」の話というのも衝撃的ですが、内容が素晴らしすぎます。そのノート、本当に見たかった!
上村 捨てちゃったんですよね。中1の終わりに。もうさすがに恥ずかしいなって思って。
――いやー、1年前に戻って、その捨てたノート拾いたいです! でも実際アイドルになった今を考えると、その育成も役立ってるんじゃないですか?
上村 ......いや(苦笑)。また違うなって思います。想像の中では、もういきなりすごいパフォーマンスができたんです。歌も踊りもメンバーに教えていたくらいなので。でも現実はそんな簡単なものじゃなかったです。
――実際に昨年行なわれた「坂道合同オーディション」(乃木坂46、欅坂46、けやき坂46[現・日向坂46]の合同オーディション。合格者はその後、それぞれのグループへの加入が発表された)に参加していかがでした?
上村 緊張しましたし、他のコたちが可愛すぎるしオシャレだし、自分とは程遠い存在だと思いました。一応、自分の中では良い服を着て行ったんです。オーディション用にお母さんと買いに行って。ミントグリーンのフワフワが付いた白いTシャツにデニムのスカートで。
今まで持っていた服の中で一番オシャレだったんですけど、みんな3倍くらいオシャレで。雑誌とかに出てるような服を着ててびっくりしました。「もっとオシャレしてこなきゃいけなかった」って思いました。しかも歌審査では声が裏返っちゃったし、絶対に受からないと思ってたんですけど。
――結果は見事合格! さらに、乃木坂46には11人、欅坂46には9人が加入しましたが、けやき坂46(現・日向坂46)には、なんと上村さんひとりだけが加入しました。
上村 最初に聞いたときは「なんで?」って頭の中がハテナマークでした。「私なんかがひとりで入って大丈夫なのかな?」って不安でした。今も自信はないです。お披露目(2018年12月10日に日本武道館で開催された『欅坂46 2期生/けやき坂46 3期生「お見立て会」』にて初お披露目)のときも緊張して。
でも、お客さんが振るサイリウムを見て、それまでは自分が応援してサイリウムを振る側だったので、「あ、アイドルになったんだ」って思いました。お客さんも温かかったです。
――アイドルになった実感。良い話ですね。ちなみにどんなアイドルになりたいですか?
上村 やっぱり、アイドルって人の心を動かせる存在だと思うので、私もたくさんの人の心を動かしたいです。カッコいい曲で見る人の心を感動させたり、かわいい曲でドキドキさせたり。その曲を"表現"してみたいです。
最初に言ったことと重なるんですけど、パフォーマンスする人によって曲も変わると思うので、自分でその世界を作ってみたいなって思います。そういうことができるアイドルになりたいです。
――本当に素晴らしいアイドル観を持っていますよね。どういうことから、そういう考えに至ったんですか?
上村 表現力が素晴らしいアイドルの方がたくさんいるじゃないですか。そういう方を見ていると感動するのはどうしてだろう?って考えたときに、「歌う人間の表現っていうものがあるのかなぁ」って中1のときに思って。
――「たまごっち無人島生活」をやりながら?
上村 あ、そのころは終わってました。中1の前半のときまでだったので。アイドルになりたいって思ったのは、中1の中盤ごろなので。
――なるほど! じゃあ、1年後にはその夢を叶えたわけですよね。これからの夢はなんですか?
上村 これからは「素敵なアイドルになる」が、また夢になりました。
――なんですか、その言葉! グッときましたよ! では2019年の目標を教えてください!
上村 先輩方と一緒にダンスを踊れるようになったりしたいです。そのうえで先輩方の間に入っていけるようになりたいです。まずはついていくことから。みなさん、よろしくお願いします。
――素晴らしい! インタビューの7割くらい妄想の話でしたが、最高でした!
●上村ひなの(かみむら・ひなの)
2004年4月12日(14歳)東京都出身。日向坂46の3期メンバー。好きな食べ物は「赤いもの」(いちご・辛いもの)。特技「早歩き」。詳細は公式サイトをチェック!