2000年代前半に巻き起こった第3次女子アナブーム。その中心にいたのが、2002年にフジテレビに入社したナカミーこと中野美奈子アナだった。
「彼女は学生時代に『ミス慶應1999』に選出され、新人時代から『アイドル並みにかわいい』と注目を浴びたんです。今でこそ、『ミス慶應』は女子アナの登竜門といわれていますが、彼女の活躍がキッカケになったと言っても過言ではありません」(女子アナウオッチャー)
在局中、『めざましテレビ』などに出演したが、なかでも熱狂的なファンを生み出したのが、2004年から1年間担当した深夜番組『音箱登竜門』だった。
「ヌイグルミのリュウとトークを繰り広げるんですが、とにかく下ネタだらけ。『ヤラシイって連想する果物は?』と聞かれて、『ライチ......』と赤面しながら答えたり、『辞書で初めて調べたエッチな言葉は?』との質問に『こうが......』と言葉を詰まらせてギリギリの回答をしていました(笑)。その様子が男性視聴者の心をくすぐったんです」(前出・ウオッチャー)
人気絶頂のなか、2010年に整形外科医の男性と結婚。2012年にフリーに転身し、現在はシンガポールで暮らしている。
「この3月に『めざましテレビ』に10年ぶりに生出演しましたが人気は健在。視聴率もよく、SNSでも話題になりました」(フジテレビ関係者)
平成の女子アナ史に名を残し、今も輝きを放っているのである。