2000年代初期に絶大な人気を博したのが、1999年にフジテレビに入社した内田恭子アナだ。
「実は彼女、遅咲きのルーキーだったんですよ。というのも新人の頃は報道番組にフィールドキャスターを担当するなど、目立った活躍ができていなかったんです」(フジテレビ関係者)
当時脚光を浴びていたのは同期の大橋マキアナだった。
「大橋アナがわずか入社2年で退社したことから、『すぽると!』(大橋アナ時代は『プロ野球ニュース』)、『ジャンクSPORTS』などの担当番組を内田アナが引き継いだんです。そこから一気にブレイクしました」(女子アナウオッチャー)
新人時代から自由奔放なキャラクターは、スタッフの間で面白がられていたという。
「先輩局員が新人歓迎会を開いたとき、参加者のほとんどが2次会に行く流れで、彼女だけが『カレが待っているから』と早々に帰ったらしい。当時、『アイツは大物になるよ』って、話題になっていたのを覚えています(笑)」(前出・関係者)
また、こんなエピソードもある。『すぽると!』を担当していたときのこと。
「野球の知識がないまま担当していたので、必死に選手の名前を覚えようとしていたのですが、彼女は取材ノートに『友達の○○君似』『アゴ、特徴』とか書いているんですよ(笑)。けなげな様子がかわいかった」(前出・関係者)
在局中、内田アナは数々の伝説を残し、一時代を築いたのだった。