週刊プレイボーイで自撮りとグラビアを組み合わせた撮影に挑戦した兎凪さやか

大森靖子(せいこ)率いる超破天荒アイドルグループ「ZOC」から、自他共に認める"自撮りサギの天才"こと、兎凪(うなぎ)さやかが5月20日(月)発売の『週刊プレイボーイ22号』で初グラビアに挑戦!

コンプレックスのすべてを「かわいい」に変えて突き進む少女が、ついに「自撮り」を飛び越して禁断の扉を開く。

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■言葉の力は偉大だし、女子の可能性は無限大

――グラビアには以前から興味があったんですよね?

兎凪 はい! 金子理江ちゃんが大好きで、理江ちゃんが出てるグラビアがすごくかわいくて、それに憧れてました。あと、(大森)靖子ちゃんから「さやはいい体してるからグラビアやったほうがいいよ」って言われて。ZOCのメンバーはみんな個性が強くて、私だけ出遅れてるのを感じてたので、何か武器が欲しかったんです。そのきっかけになればいいなって。

――少年院上がりのアイドル・戦慄(せんりつ)かなのさんをはじめ、ZOCは個性が強すぎる人の集まりですよね。今回は自撮りとグラビアを組み合わせた撮影でしたが、初めてのグラビア撮影はどうでしたか?

兎凪 恥ずかしかったです。私、本当に自撮り詐欺だから......。しかも体形がムチムチなんですよ。見出しに「どすけべムッチリロリ巨乳」と書かれたらどうしようって、ずっと不安でした(笑)。だから、撮影当日までは大好きな甘いものも必死に我慢したんです!

――今でこそ、兎凪さん自身も自分のことを「自撮り詐欺」と言えるようにまでなりましたが、そもそも「自撮り詐欺」と言われるようになったきっかけは?

兎凪 2年前の「ミスiD」を受けたときに、SNSに自撮りを載せたら「実物と顔が全然違う」って叩かれたのが最初です。それまでは私、自撮りと実際の自分の顔がほとんど同じだと思ってたんですよ。だから、そこで私自身も初めて自撮りが得意だっていうことに気づきました。

――「自撮り詐欺」と初めて言われたときは悔しかった?

兎凪 ショックでした。当時はメンタルも弱かったので、最初は悪口を言われるたびに病んでツイートを消したりしていて。他人の視線が怖くて外に出られなくなったり、鏡を見るのがいやになりました。でも、だからこそ「見返してやろう!」っていう気持ちになって。食事制限をしたりして、必死にかわいくなる努力をしました。

――ZOCの公式ホームページのプロフィールに「自撮りは作品」と書かれています。

兎凪 ZOCに入って、靖子ちゃんや周りの人に「それがさやのいいところだよ」って言われるようになってから、「自撮り詐欺も自分の個性なんだ」って思えるようになったんです。それを認めた上で、少しずつでも実物を自撮りに近づけていってやろうじゃないかって、開き直ることができて。

――2年前と比べて実際に自撮りに実物が近づいているのが、本当にすごいところだと思います。そこまでしてかわいくなりたいと思うのは、見返したい一心?

兎凪 それもあるし、こんな私を「かわいい」って言ってくれたファンの人への恩返しとして、私自身が実験台になって、かわいくなっていく過程をみんなに伝えたいと思ったんです。女のコって、たくさん「かわいい」って言われると、自然とかわいくなっていくんですよ。みんなが「かわいい」って応援してくれるから、私はどんどんかわいくなれるんです。

言葉の力って偉大だし、女子の可能性って無限大なんですよ。私と同じような境遇の女のコって、世の中にはたくさんいるんです。「鏡を見るだけで落ち込む」とか、SNSでそういうメッセージを何通ももらいます。私も、毎日のように鏡を割ってましたもん! 「何このブス!」って(笑)。だから、私のアイドル人生も、そういう女のコたちの道しるべ的なものになれたらいいなって思います。

――自撮り詐欺を批判する人に伝えたいことは?

兎凪 女子の自撮りは、自分の理想を描いたものであって、自己満なんです。だから実物と自撮りが違おうが、こちとら関係ないんですよ(笑)。「よし、今日もかわいい♪」って思いたいために、自撮りをしてるんです。「実物と違ってごめんね」って感じだけど、私から言えることは、「そんな私も愛してね」っていうことです♪

(スタイリング/双木昭夫 木村美希子 ヘア&メイク/双木昭夫)

●兎凪さやか 
1999年12月16日生まれ 身長155cm 
○「超歌手」大森靖子が率いるアイドルユニット「ZOC」に所属。「ZOC」とは「Zone Out of Control」の略称で、「孤独を孤立させない」というコンセプトのもと活動を続ける。1stシングル『family name』が絶賛発売中。詳細はZOC公式ホームページをチェック! 
本人公式Twitter【@sss_ri_3_e】