『キン肉マン』68巻は、6月17日に発売!!

『週プレNEWS』連載中(毎週月曜更新)の漫画『キン肉マン』(ゆでたまご作)のジャンプコミックス(以下、JC)各巻の中から、ゆでたまご先生ご自身にお気に入りの原画を選んでご紹介いただくシリーズ企画"ゆで原画"第16回。

かつてのキン肉マン最大のライバル、キン肉マン スーパー・フェニックスと、その配下だったジ・オメガマン(オメガマン・ディクシア)の兄、オメガマン・アリステラが満を持して激突する最新JC68巻が、まもなく6月17日(月)発売に!

その最新刊を読む前に......おさらいを兼ねて今回もその前巻となるJC67巻から、作者・ゆでたまご両先生に思い入れの深い漫画原稿一枚をそれぞれ理由も添えて選んでもらった。

まずは、作画担当・中井義則先生に選んでいただいたのがこの一枚(JC67巻/66ページより)。

8000万パワーという恐るべき怪力を誇るパイレートマンの猛攻に、なんとか逆転の糸口を見出したいキン肉マンが放った技は、使い慣れた伝家の宝刀、キン肉バスター。しかしパイレートマンはその大技にも動じることなく、冷静に対処。かつてバッファローマンが見せたのとはまた違う方法でその体勢の上下を入れ替える、新たなるキン肉バスター返しを披露。キン肉マンに強烈な再逆転の一撃"バイキングバスター"を食らわせた!

――中井義則先生(ゆでたまご・作画担当)コメント

バッファローマンのバスター返しに替わるキン肉バスターの新しい返し方をまた考えたい......という話を最初に相棒からされた時は、ちょっと一瞬、ひるみました。バスター返しはこれまで散々やってきて、もういい加減、出し尽くしたやろって(笑)。

それでもやっぱり考えようということになって、あれこれアイデアを出し合いました。考えるにあたって僕としては、あまり手の込んだことはせずシンプルに、誰にでもわかる形にしたかったんですよね。あ~これは苦しんで絞り出したなって、読者に思われてしまうのは嫌じゃないですか(笑)。それにパイレートマンらしさもしっかり出したかった。 その意味で全てにおいてこれは目指していた要望をクリアしてる形じゃないかと、相棒も自分も納得できるもので、うまくいったかと思ってます。

かつて一世を風靡(ふうび)した技が時代の流れとともに、フィニッシュホールドとしてなかなか通用しなくなっていく......というのは、実際のマット界でもよくあることで、キン肉バスターがこうして返されてしまうのは寂しい思いもありますが、仕方のないことなのかなとも思います。

それでも僕はやっぱり、キン肉バスターという技は形がキレイで、わかりやすくて好きなんですよ。うまく決まる場合はもちろん、たとえこうして返されてしまう場合でもさらにカッコいい魅せ方はないか。使い古された技かもしれませんが、今後も僕らとしても引き続き、そこはしっかり考えていきたいですね

そしてもう一枚、原作シナリオ担当・嶋田隆司先生に選んでいただいたシーンがこちら(JC67巻/97ページより)。

カナディアンマンら散っていった友への想いを胸に"火事場のクソ力"のボルテージをさらに上げ、パイレートマンを様々な技で攻めたてていくキン肉マン。矢継ぎ早に繰り出していくその連携の流れの後半で放たれた大技、それは師匠カメハメから最後に受け継いだ秘奥義"52の関節技"のひとつ、グローバルブレーンスピンだった!

――嶋田隆司先生(ゆでたまご・原作担当)コメント

昔からこの技、気に入ってたんですよ。"52の関節技"っていう割には関節技っぽく見えないという人も多いと思いますけど(笑)。それでもいつかまたキン肉マンに使わせたいなと思ってた技のひとつで、それがようやくこの試合で実現できたというところですね。

この技を最初に思いついたのは昔のキン肉星王位争奪編の頃だから、1986年くらい。体操競技のあん馬を見てたら、それがだんだんプロレス技に見えてきたんです。いったんそう見え始めると、もう止まらないですよ。これが技ならどこを攻撃できる技なんだろうって、どんどん考えてしまって。

頭の上でやられたら間違いなく首関節は痛めるだろうとか、それに頭がい骨自体も実はいくつかの骨の組み合わせですから、その関節にも影響があるんじゃないかとか。その結果、僕の中でこれは関節技の一種ということになりました。それで"52の関節技"のひとつに組みこんだんです。

それにこの技って、当時の相手はカメハメでしたけど、本来ならもっと身体の大きな相手に仕掛けた方が見栄えするだろうなという思いもありました。それを今の中井君の絵で描いてもらったら、ますます迫力ある技に見えるんじゃないかって。そういう意味でもこのパイレートマン戦は、この技を久しぶりに引っ張り出してくるには絶好の機会でした。改めて見直してもいい技ですよね。はい、何と言われようがこれは関節技です!(笑)

死闘の末にパイレートマンに激勝を収め、心まで通じあわせることができたキン肉マン。しかしオメガとの闘いがこれで決着を見たわけではない。オメガ・ケンタウリの六鎗客のリーダー、オメガマン・アリステラはまだ激しい恨みを胸に抱き続けたまま、スーパー・フェニックスと激しい攻防を繰り広げ続けている!

かつてのキン肉星王位争奪戦時のフェニックス・チームが内包していた問題も複雑に絡み合う、この因縁の対決の行方やいかに!?

今回ゆでたまご先生におさらいしてもらったJC67巻の続き、最新JC『キン肉マン』68巻は6月17日(月)発売! 乞うご期待!

★次回"ゆで原画"第17回はJC『キン肉マン』69巻(2019年11月29日発売予定)の発売直前、11月中旬頃にお届けいたします。お楽しみに!

●『週刊少年ジャンプ』29号(6月17日発売)ではキン肉マンの特別読切を掲載中!!

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●『キン肉マン』68巻&『THE超人様』3巻好評発売中!!

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