「au」のCM、親指姫でおなじみの女優でモデルの池田エライザ。5月末に発売したファースト写真集『pinturita(ピントゥリータ)』も3刷、5万部を突破し絶好調。大好評につき、7月22日(月)発売の『週刊プレイボーイ31号』では、世に出ていない未公開カットを独占掲載している。
「ネガティブな反応がひとつもなくて本当に驚きました!」と初写真集について語る彼女。今後はまさかのグラビアカメラマンデビュー!? さらに初監督を務める映画についても激白する。
■友達のオカマちゃんが「あなた最高よ?」って
──写真集発売から2ヵ月ですが反響などはどうですか?
池田 いろいろな反響があるんだろうなと思っていたのですが、年齢、男女問わずモチベーションが上がる言葉をかけていただいて幸せをもらいました。友達のオカマちゃんにも「あなた最高よ♡」って言ってもらって。
──そして、6月には写真集イベントを開催。実際にファンと触れ合った感想は?
池田 思った以上に若い人が多くて、みんなキラッキラしてました。ひとりひとりとお話しできるのは30秒ぐらいだったと思うんですけど、皆さんそこにスゴく思いを込めてきてくださったので、ひとりひとりスゴく印象が濃いです。本当は私が与えなきゃいけないのに、スゴくもらっちゃった感じがして、申し訳ないくらいです。
──でも、ファンの方もスゴく喜んでいましたよ。
池田 ちょっと緊張しているコが握手した瞬間、フワ~って笑顔になってくれるのを見るとやっぱり人と人だなって思えるし、月並みだけど実際に会うことで少しでも活力になってくれたら、私もスゴくうれしいです。
イベントの後、SNSを見ていたら「はがし(時間が来たら終了を知らせる係員)が意外とゆっくりだったから逆に戸惑って、自分から先に帰っちゃった」って書き込みがあって、思わず笑っちゃいました。いたいた、あのコかな?って(笑)。
──普段、ファンと交流する機会はあるんですか?
池田 実際にお会いする機会は本当に少なくて、年に1回、カレンダー発売のときに握手会をするぐらいです。それでも毎年来てくださる方も多くて、最初は中学生だったのがどんどん成長してすてきな大人になっていくのを見たりすると感動します。
私のSNSを通じて小説や音楽、動物を好きになってくれるコも多くて、そのコたちのTwitterをこっそり見に行くと部屋の写真とかで私がオススメした小説が並んでいたりして、それを見てニヤニヤしたり。そういうのって達成感みたいなものを感じますし、影響し合えるのっていいなって思うんです。
■女優とはまったく別の脳みそを使ってます
──今号のグラビアは、エラちゃんがスペインで見せた美しい涙顔の写真からスタートしています。あらためてあの涙の理由を教えてください。
池田 涙にもいろいろな種類があると思うんですけど、あのときは自分がこの10年間で得た表現の幅を確認していたというか、自分ではあるんだけどひとりの女性を演じるなかでいろいろな自分を見てほしかったというのがベースにあったのだと思います。
なるべくカッコよくいたいとか、完璧でいたいと思うんですけど、みんながみんな完璧なエライザばかりを見たいわけじゃないと思うので、ちょっと出してみました、素を(笑)。
──写真集を出して、何か変わったことは?
池田 デビュー10周年の区切りができてスッキリしました。たぶん写真集をやっていなかったら、10年というのがただの数字で、特に意識することもなかったかもしれないです。
現段階では「全部出せたぞ」って内容に満足しているんですが、数年たって見たら「まだまだだったな」って思うかもしれないし、逆に「このときはこんなに素直に表現できてるのに、なんか今は鈍感になってるな」って感じるかもしれない。将来の自分に対してひとつ、挑戦状みたいなものができたのかなと思います。
──エラちゃんは自分でも写真を撮るけど、カメラマン・エライザはどんな写真家ですか?
池田 カメラ向けても、良くなかったら撮らない(笑)。
──大御所感あるね(笑)。
池田 女のコってみんな自分が思っているかわいい顔があるんですけど、それと私が思っているかわいい顔が違うなって思ったら、それが出るまで待つし、出るように話しかけたりします。
──グラビアを撮ってみたいとかって思ったりする?
池田 う~ん、だいぶクセ強いと思いますよ(笑)。曲線とか肉感とかすごい好きだし、フェチっぽくなると思います。
──例えば週プレに掲載されるんだったら誰を撮りますか?
池田 (柳)ゆり菜ちゃんとか。ゆり菜ちゃんだったら、みんなが見ているようなツヤツヤな部分じゃなくて、スゴく強がりでかわいい部分を撮りたいですね。それでいてちょっとレズレズしたやつを(笑)。
──ぜひ、お願いします! エラちゃんは今後も大作が続々と公開・放送予定ですが、まずはNetflixオリジナルドラマ『Followers』(来年初頭の放送予定)。蜷川(にながわ)実花さんが監督を務めるこのドラマでは、女優の卵を演じています。
池田 舞台が東京で、さらに芸能界の話なので、シーンによっては役と自分の区別がつかなくなるような瞬間もあったし、自分の古傷に触れるような感覚もありました。
普通、ドラマのセリフって簡潔にまとまっているがゆえに大事な部分が落ちちゃったりすることがあるんですが、蜷川組の作品のセリフはトゲトゲのまま全部、出ているので、スゴくリアルなんです。そのあたりも見ていただきたいです。
──さらには初めて監督を務める映画も今夏から撮影がスタート。福岡県田川市を舞台に「地域」「食」「高校生」をテーマにした映画と聞いていますが、監督業はいかがですか?
池田 自分がお芝居しているときは「こういう自分を見せたい」って考えることはほとんどなくて、自然に湧いてくるものをできるだけ高い鮮度でやっているんですが、監督業は真逆というか全然、別の脳みそを使ってやっている感じです。
自分ではもう少し女優感を残したままやるのかと思っていたんですけど、想像以上に「監督」やってます(笑)。まだ超大変の「タ」にも到達してない感じですが、楽しみにしていてください!
■池田エライザ(IKEDA ELAIZA)
1996年4月16日生まれ 福岡県出身 身長169㎝
○「au」、明治「ヨーグルトドルチェとろけると」、コカ・コーラ「Coke ON」、TSUTAYAなど、多数のCMに出演中。主演映画『貞子』、出演映画『賭ケグルイ』が全国公開中。蜷川実花監督作品のNetflixオリジナルドラマ『Followers』の放送も来年に控える。また、2020年公開予定の初監督映画も製作中。
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