華村あすかがグラビアデビューしてから約2年。「純朴」を絵に描いたようないつかの少女は、着実に女優の階段を上がっている。
『週刊プレイボーイ32号』(7月29日発売)ではカメラマン・丸谷嘉長氏とタッグ。色づいた20歳の姿をセンターグラビアで表現している。
この2年間に何があったのか? 彼女に振り返ってもらった。
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■あの頃の自分と、今の自分。変わった?
――職業欄に自分で自由に書けるとしましたら?
華村 「タレント」なのかなぁ、う~ん......(5分くらい迷って)モグラ女子風に言うなら、"グラ女"ですね。頭は「グラビア」で、続いて「女優」のイメージです。
――かなり悩みましたね。
華村 まず自分のアピールポイントはなんだろう?って考えると、やっぱりグラビアです。グラビアは原点で、グラビアがなかったら今はないと断言できますから。
――週プレの表紙・巻頭デビューから、もうすぐ2年になります。センターグラビアが掲載される『週刊プレイボーイ32号』の発売日である7月29日は、初めてのロケで北海道に飛んだ日です。
華村 あれからもう、2年もたってしまいましたか。本当にあっという間ですね。7月にグラビア撮影をして、8月の中頃に掲載があって、9月には全国放送の生番組(TBS『サンデー・ジャポン』)に出演。何もわからないまま、頭の中は不安でいっぱいでした。
――あの頃、思い描いた自分と、今の自分。変化はありますか?
華村 将来はこうなりたいとか、漠然としすぎていて。フワフワしていましたね。それを考えると、夢だった女優という職業に少しは近づけているのかもしれません。
――出演ドラマの『仮面同窓会』(フジテレビ系)、『スカム』(MBS・TBS系)が続けて放送中。外からは、着実に階段を上がっているように見えますけれど?
華村 まだ全然足りてはいません。期待に応えられていない部分のほうが大きいはずです。でも、お芝居の現場を心から楽しいと思えるようになりました。やるぞ!という気持ちで現場に臨んでいるので、役になりきっているあの瞬間だけは、自信を持てている気がします。
――足りない、という言葉が出ました。具体的には?
華村 私、人と話すのは好きなんですけど、苦手意識がありました。お芝居って、伝える仕事じゃないですか? だからもっと積極的に、現場に限らずいろいろな人とコミュニケーションを取って、自分から発信していきたいです。最近、夜な夜な考えてしまうんです。どうやったら、人にうまく伝えられるのかを。
――答えは出ました?
華村 引き出しを増やすしかないと思います。そのためには、映画を見たり、読書をしたり、とにかく知らない世界を吸収すること。
この前、『悪魔を見た』という韓国映画を見て衝撃を受けました。自分がもし、サイコパスの役をオファーされたら、どんなふうに演じられるのかな?とか、この鑑賞体験を自分の演技にどう生かせるのかな?とか。以前よりも、いろんな視点から物事を感じて、想像するように心がけています。
――突き詰めたいのは女優業ですかね、やっぱり?
華村 休む時間がないくらい忙しいって、いつか言ってみたいんです。これが言えたら、職業欄に迷いなく「女優」と書ける気がします(笑)。
――そう言えばちょっと前に、短距離と長距離なら断然、長距離のほうが得意だと。これまで話を聞いていて、ふと思い出しました。
華村 同じバスケットボール部の体力がある友達と、クラスでマラソンのトップを争っていましたね。私、第一印象でおっとりしているように見られることが多いのですが、根っからの負けず嫌いなんです。
2年前にデビューして、まだ折り返し地点にもたどり着いていません。今はいただいたお仕事を一球一球、打ち返すのに精いっぱいですが、いつかあるゴールを目指して走り続けます。
――いい意味での"不まじめさ"があってもいいのでは? それこそ恋愛したり、新しい引き出しを増やす上でも。
華村 それ、この前、誰かにも言われました(笑)。まじめだけに見られちゃうのかな......。
マネ 適度にリラックスできるコだから、その部分は心配しなくても。恋愛はまだまだ(笑)。
(スタイリング/上野 珠 ヘア&メイク/佐藤 寛)
●華村あすか
1999年3月18日生まれ 山形県出身 身長168cm B86 W60 H83 特技=バスケットボール
○東海テレビ・フジテレビ系『仮面同窓会』(毎週土曜23:40~)、MBS・TBS系『スカム』にレギュラー出演中です。8月7日(水)、14日(水)に放送予定のBS-TBS『タビフク+VR』もお見逃しなく!! 公式ブログもチェック!