(左上から)児嶋一哉、眞島秀和、内田理央、大塚寧々、金子大地、伊藤修子、瑠東東一郎、(左下から)沢村一樹、林遣都、田中圭、吉田鋼太郎、志尊淳

劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(8月23日公開)のプレミアムトークイベントが行なわれ、田中圭吉田鋼太郎林遣都(けんと)内田理央金子大地伊藤修子児嶋一哉沢村一樹志尊淳眞島秀和大塚寧々瑠東東一郎(るとう・とういちろう)監督が登壇。700人の女性観客が熱狂した。

今作は昨年、わずか7話でありながら熱狂的ファンを生んだドラマ『おっさんずラブ』の映画版。主人公の春田創一(田中)を中心に、上司の黒澤武蔵(吉田)、後輩の牧凌太(林)という男性の三角関係を描いた作品。放送時は2週連続でTwitterの世界トレンドで1位を獲得するほどのムーブメントになった。

この日は、その公開を記念して、『おっさんずフェス』を開催。制作陣による「スペシャルトークショー」、出演者らによる「プレミアムトークイベント」、「完成披露試写会」、ドラマ版でも主題歌を歌った「スキマスイッチLIVEイベント」と、1日中さまざまなイベントが開かれたが、プレミアムトークイベントの抽選倍率は40倍、試写会に至っては250倍と、ドラマ終了1年後も人気は衰えず、なお加速している。

ステージに上がった田中が「みなさん! 1年2カ月ぶりということで、『ただいま』です。なんとか映画も無事完成して、よりパワーアップして皆さんのところに帰ってくることができました」と挨拶をすると、会場からは「かわいいー!」という絶叫とともに大きな歓声。

そして吉田も「ネット上とか誌面とか、たくさん応援してくださっているのは知っていました。でもその応援してくださっている方を今、目の前で見られて本当にうれしいです。ありがとう!」と感謝を明かすと、先ほどと負けず劣らず、観客は大熱狂。

田中が映画の撮影について「お泊りロケも楽しかったよね。初めて真面目な話もした」と、林に振ると「楽しかったです。それも平成最後の満月の夜で」と返答。ロマンティックなシチュエーションだったことが明かされ、集まった700人から、この日一番の黄色い声も。さらに、吉田が「(自分は)いつもいないんだよね。いつもこのふたりが仲良くしてるんだよ」と、ドラマの役と同じように"乙女心"をみせると会場は笑いに包まれた。

今回の映画版では、新たに沢村と志尊が参加。さらに複雑な男の恋愛関係が始まるが、田中、吉田、林、沢村、志尊の5人がサウナに集まるシーンも。

吉田が「ある意味で大変でした。撮影後はすごくやり切った感があって」と振り返ると、下ネタ好きで"エロ男爵"とも知られる沢村は、「そのシーンはDVD化の際にモザイクが入るけど、劇場版ではモザイクなし、ノーカットでお届けします!」と宣言。田中ら全キャスト陣から「適当なこと言わないの!」と総ツッコミを浴びていた。

一方、志尊はサウナの直前のシーンで「『おっさんずラブ』の洗礼を受けたと思うほどに、面白いシーンになりました。鋼太郎さんのアドリブにはドギモを抜かれました」と、意味深な予告。田中いわく「パワーアップして戻ってきました」という映画版の期待をさらに煽った。

またイベント中は、ストーリーのメインを飾る男性キャストはもちろん、大塚、内田、伊藤の女性キャストにも話すたびに大きな歓声が。ドラマや各キャラクターの"愛されぶり"が顕著に表れていた。

そしてプレミアムトークイベントに登壇した12人は、その後のスキマスイッチLIVEイベントにもサプライズ登場。

ドラマ主題歌『Revival』や代表曲『全力少年』を歌い終わり、熱気あふれるなかキャスト陣が現れると、突然の登場に観客から大歓声。その熱狂ぶりに大橋卓弥も「おっさんずラブ、すごい人気だね」と驚いていた。

この日、Twitterの世界トレンドでは「#おっさんずラブがとまらない」がランクイン。徐々にランキングを上げていており、随時そのランキングが伝えられていたが、イベント終了時には最終的に1位となったことも発表された。