10日、都内で映画『ジョン・ウィック:パラベラム』のジャパンプレミアが行なわれ、主演のキアヌ・リーブスとチャド・スタエルスキ監督が登壇。お祝いにかけつけたきゃりーぱみゅぱみゅを絶賛した。
今作は、キアヌが伝説の殺し屋「ジョン・ウィック」を演じる人気シリーズ第3弾。1400万ドルの"賞金首"となったジョン・ウィックに襲い掛かる、膨大な数の刺客たちとの死闘を繰り広げるアクション作で、全米初登場1位を獲得、次回作の制作も決定している。
日本愛を語ったキアヌ
観客席から大歓声を浴びて現れたキアヌは、ステージに降り立つと「ハロー! トーキョー! コンバンワ!」と日本語で挨拶。「ジャパンプレミアにようこそ! ドウモアリガトウゴザイマシタ!」と感謝を述べると、会場も湧きあがった。
今作では忍者など日本を連想させるシーンが多く出てくる。日本文化からの影響についてスタエルスキ監督は、「僕らは黒澤明監督のサムライ映画が大好き。日本のマンガやアニメ、武道にも感銘を受けていて、今回もいろいろ使わせてもらった」と説明。お忍びで来日することも知られている新日家のキアヌも「日本から受けた影響や情熱をこうして作品としてお返しできるのはとてもうれしい」と笑顔に。
きゃりーから笑顔で花束を受け取ったキアヌ。フォトセッションでは、きゃりーをキアヌと監督の間に誘う一幕もあった
また劇中歌として『にんじゃりばんばん』が使われていることから、この日、きゃりーがくノ一の姿で登壇。
キアヌはきゃりーから花束を受け取ると、「忍者ドレスが最高だよね。ファンタスティック!」とべた褒め。さらにきゃりーの音楽作品について「エンターテインメントでありながらすばらしい哲学があって、ハートがこもっている気がしました」と笑いかけた。スタエルスキ監督も「アクションと対比になるようなハッピーな曲を探していたんだ。曲を入れて映像を観たときに、パーフェクトで魔法のようだった」と感謝を明かした。
印の結び方を真剣に学ぶキアヌ
この日は、現役忍者の弥圓佐助(みろく・さすけ)とヒット祈願の印(いん)を結ぶ演出も。フォトセッションでもその印を結ぶ姿を求められ、一瞬苦笑しつつも応じたキアヌだったが、撮影が終わった瞬間、振り向いて恥ずかしそうに笑っていた。
『ジョン・ウィック:パラベラム』は、10月4日(金)より全国公開される。
フォトセッションで印を結ぶポーズをリクエストされたキアヌだったが、撮り終わったあとは額に手をあて恥ずかしそうに笑っていた