近い将来、女優やモデルといったさまざまな分野の最前線で活躍していくであろう10代の美少女たち。そんな彼女たちの魅力を読者に知ってもらうべくスタートした、週プレNEWS&週プレモバイル連載『微熱少女』。

毎週月曜日に、『週刊プレイボーイ』が注目した美少女が登場するこの連載では、撮り下ろし写真とロングインタビューで彼女たちの魅力をお届けします。

第25回は、現在芸術系の学校で演劇の裏方について学んでいる女優・見上愛ちゃん。スラっとしたスタイルと、ミステリアスな顔立ちが印象的な美少女だ。事務所所属からわずか数ヵ月にして、MVやドラマに出演し注目を浴び始めた彼女の魅力を探ります。

――今年春に高校を卒業したばかりの見上さん。学校では演出などといった演劇の裏方について勉強されているんですよね。専攻が「演技」ではなく「裏方」というのが意外でした。

見上 中学2年で観劇にハマったとき、「将来は演劇に携わる仕事に就きたい」と思ったんです。高校で寺山修司や別役実ばかりを演じるような少しトガった演劇部に所属して、脚本を書いたり演出をしたりしていると、ますますその夢が大きくなって。当時は演劇を陰で支える裏方さん、そのなかでも特に照明の仕事に憧れを持っていたので、舞台演出全般が学べる今の学校を受験しました。

――学校ではどういったことを学ばれているのでしょうか。

見上 演劇の歴史や演劇論を勉強したり、実際に演出助手や舞台監督としての立ち回りをプロの演出家の方に見てもらったり。あと、香盤(スケジュール)表を組むといった実務的な作業を学ぶ授業もあるんです。

――なかなか特異な経歴ですが、芸能活動を始めたきっかけは?

見上 当時高校生だったので、まだあまり社会のことを知らなくて......、「もし受験に失敗したら、演劇のお仕事に就けない」と考えていたんです。...今考えればそんなことはないんですけど(笑)。だから、受験勉強のほかにも何かしなきゃと思って、演技を学べるスクールに通うことにしたんです。そのスクールで1年間学んだ後、現在の事務所に声をかけられ、今年6月から所属することになりました。

――芸能事務所入りから4ヵ月で、アニメのEDにも採用され注目度上昇中のバンド・sajiの新曲『ツバサ』のMVへ出演するなど、新人女優としてはこれ以上ないスタートに思えます。

見上 ありがたいです......。私、オーディションではあまり緊張しないので、そのおかげで自然な演技ができてるのかな? 変に気負うものがないのが逆にいい方向に出てるのかもしれません。

――「気負うものがない」が意味するところは、見上さんにとって女優とは「最終目標」ではなく、あくまで「演劇に携わる手段のひとつ」ということでしょうか。

見上 オーディションを受け始めた当初はそういう心境でした。私、演劇に限らず、昔から何かを表現したり創作したりすることが大好きなんです。そういう"欲"がまず初めにあって、後から「演劇に携わりたいな」「自分で演技をしてみたいな」という具体的な輪郭が見えてきた。今は演じることがとても楽しいし自分の中でしっくりきているので、もっといろんな役や作品に挑戦して女優として頑張りたいですね。といっても、まだお仕事始めたばかりなんですけど(笑)。

――モデルとしてのお仕事も今回が初めてだと伺いました。撮影はいかがでしたか?

見上 お仕事でカメラマンさんに撮っていただくのなんて、宣材写真以来! 演技とは違って、写真って"一瞬"ですよね。ころころ変わる表情やシーンを逃さずにとらえるなんて、プロのカメラマンさんってすごいなって思いました。私は東京出身なので、今日のロケ地もなじみ深い場所なのですが、夜歩いてみると街の違った顔が見えて面白い。撮影場所はオフィス街だったのですが、ひと仕事終えた男の人の表情もカッコよかったです。

――まだ18歳の見上さんにとって、住み慣れた街でも"夜の東京"は新鮮ですよね。

見上 もうすぐ(10月26日)19歳になるんですけど、18歳のうちにやり残したことがたくさんあって焦っちゃいます。「学校の屋上で思いの丈を叫ぶ」とか、「購買のパンを全種類制覇する」とかもまだできてないし......でも、よく考えると、どれも19歳になってもできますね(笑)。

――撮影で見せてくれたクールな表情から一転、インタビューではすてきな笑顔も印象的です。

見上 笑いの沸点が低くて"ゲラ"だってよくいわれるんです。特に、笑ってはいけない場面だとつい噴き出しそうになっちゃう。黙ってると「影がある」「闇を抱えてそう」と思われるらしいんですが、しゃべるとこのとおり......(苦笑)。学校ではいじられキャラで「まゆげ」って呼ばれてるし、おまけに晴れ女だし......。

――晴れ女は関係ない気がしますが......それはともかく、コメディエンヌとしての見上さんも将来ぜひ見てみたいなと思わされました。

見上 そうですね、演技をする上での恥じらいは一切ないので、いつか挑戦してみたいです! 

――女優として一歩を踏み出した見上愛さん。10月21日配信の後編では、出演したMVについてや、彼女の渋すぎるカルチャー嗜好について迫ります!

(ヘア&メイク/たかべともみ スタイリング/石塚愛理 衣装協力/BODYSONG、Quatorze、R for D、&ellecy)

●見上 愛(みかみ・あい)
2000年10月26日生まれ 東京都出身
○2019年6月に事務所所属後、日本テレビ系『ボイス 110緊急指令室』(第7話)、 NHK総合『ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~』(第3話)と早くも話題作に出演。MVに出演したsaji『ツバサ』が10月23日より発売。
公式Instagram【@mikami_ai_】

★見上愛ちゃんのアザーカット、そして撮影時のメイキング動画が『週プレモバイル』でご覧いただけます!

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