近い将来、女優やモデルといったさまざまな分野の最前線で活躍していくであろう10代の美少女たち。そんな彼女たちの魅力を読者に知ってもらうべくスタートした、週プレNEWS&週プレモバイル連載『微熱少女』。

毎週月曜日に、『週刊プレイボーイ』が注目した美少女が登場するこの連載では、撮り下ろし写真とロングインタビューで彼女たちの魅力をお届けします。

第26回は、現在17歳の女優・畑芽育ちゃん。11月8日にはヒロインを演じた短編映画「GHOSTING」(オムニバス映画『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』の中の1本)の公開も控えた注目の若手女優です。

1歳から活動してきた彼女に、芸歴16年のキャリアを振り返ってもらったインタビュー前編に続き、後編では自身にとってもっとも大切なお仕事の思い出から、プライベートのちょっと変わったエピソードまで語ってくれました。

――インタビュー前編ではこれまでの経歴についてお聞きしましたが、すでに芸歴16年の畑さんにとって、もっとも印象に残っているお仕事は何ですか?

 それはもう『ワンパコ』(NHK BSプレミアムの子供向け・教養バラエティ番組。正式名称は『ワンワンパッコロ! キャラともワールド』)です! 今もちょこちょこ出演させていただいているんですけど、レギュラーとしては小学4年生から高校1年生の3月まで出させていただきました。この7年間は、ひと言では言い表せないほど壮大でした。めちゃめちゃ楽しかったし、学んだことだらけだし、第二の家族だし......。私には大きすぎる存在です。

――『ワンパコ』は今も続く人気番組ですが、内容がかなりバラエティ豊かですよね。畑さんもコントみたいなことをやったり、番組内のユニットでオリジナル曲を歌ったり、いろんなことに挑戦されていました。

 歌って踊ったし、全身タイツも履いたし、鹿の被り物も被ったし......、ハチャメチャでしたね。でも、それがすっごく楽しくて。レギュラー最後の収録のときは泣くつもりはなかったのに涙が止まらなくなりました。大切な、かけがえのない場所ですね。

――小学4年生からの7年は大きいですよね。

 中学に上がるところも見てくれて、高校に上がるところも見てくれている。本当に家族なんです。ただ、それは大人になっていくにつれて、離れていかないといけないものでもあるっていうことなんですよね。だから、寂しいですけど、心のどこかに『ワンパコ』を持ちながら、私は私で頑張らなきゃいけないなって思っています。

――しかし、『ワンパコ』で7年もハチャメチャなコメディをやっていたのに、お芝居の仕事では内向的な、影のある女のコの役柄が多いというのは面白いですね(インタビュー前編参照)。

 そうなんですよ! 不思議なことに。だから、私を暗い女のコだと思っている人には、ぜひ『ワンパコ』の私を見てほしいって思っています(笑)。

――ちょっと話を変えて、プライベートなことも聞いていいですか? ツイッターを見ていて気になったんですけど、この夏はやたらとメロンの画像を投稿されていましたよね。あれはいったい?

 メロンめっちゃ好きなんですよ。この夏はずっと食べていました。だから旬が終わっちゃって寂しいです......。

――夏といえばスイカじゃなくて、メロンですか。

 私、メロンは一玉食べられますから。気が付いたらなくなっているんですよね。食べるたびに写真を撮るので、スマホに「メロンフォルダ」があります。

――一玉丸ごとはすごいですね。それは昔から好きだった?

 いえ、今年からハマりました。

――それは何かきっかけが?

 夏バテのせいもあったと思うんですけど、たまたま親が買ってきてくれたメロンを食べてみたら、それしか入らなくなってしまったんです。それですっかりメロン中毒になって。フルーツパーラーに行ってはメロンのパフェを食べて、メロンジュース飲んで、メロンカフェに行ってメロンのスイーツを食べまくるっていう、今年の夏はメロンと共に過ごしました。

――それだけ同じものを食べ続けて、飽きないですか?

 飽きないんですよねえ。美味しかったなあ......。

――そうやって何かに衝動的にハマることは、これまでもよくあった?

 ありました。ドッと来て、サーッと去っていくんです。

――過去にハマったものは?

 ゴリゴリの洋楽ですね。

――ゴリゴリの洋楽。

 ブリトニー・スピアーズとかレディー・ガガとかビヨンセとか。ソロで活動している海外の女性アーティストにハマりました。

――全部"強い女性"って感じのアーティストですね。

 そう、強い女性が好きなんですよ。歌詞の和訳を読みながら聴いて、「強いな~」って感動しています(笑)。お散歩用に、今日の服装はこれだから、音楽はこれにしようとか考えるのも好きですし。洋楽はここ2年くらいハマっていますね。あとはなんだろう......ふ菓子とか。

――ふ菓子。

畑 一時期、駄菓子屋さんが大好きになって、めっちゃ食べていました。

――ふ菓子のブームも突然?

 突然です。それでしばらく没頭しちゃった感じです。

――ハマりすぎて失敗したことはありますか?

 Netflixとか、ああいう動画サイトで映画やドラマをずっと観ちゃいます。夏休みは朝まで観て、「いけない!」って慌てて寝て、昼に起きて、また朝まで......みたいな生活が続きました(笑)。止まらなくなっちゃうんですよね。

――わかります。どうしても続きが気になっちゃうんですよね。

 そうそう。『ストレンジャー・シングス』とか一気に観ちゃいましたね。あと『テラスハウス』も好きです。ああいうリアリティ番組もよく観ます。
――出たいですか?

 『テラスハウス』ですか? 出たくないです。(自分が出るのは)無理です。集団行動が苦手だから(笑)。

――そっちの理由ですか(笑)。

 「シェアハウスかー、無理だなー」って(笑)。でも、観ている分には楽しいです。

――とはいえ、ドラマや映画の現場って、集団行動が基本ですよね? それは大丈夫?

畑 そうなんですよね。頑張ってやっています。

――いやいや、芸歴16年じゃないですか。集団行動がちゃんとできないとそんなに続かないと思いますよ。

 あはは(笑)。お仕事はなんとかなるんですけど、プライベートは苦手かな。大人数よりは2、3人でお出かけするほうが落ち着くし、素の自分が出せますね。

――今年3月には『ワンパコ』のレギュラーも卒業され、女優としてさまざまな挑戦をしていこうとされているタイミングだと思いますが、将来の目標は?

 これを言ったら、「何も考えてないんじゃないの?」って思われるかもしれないですけど、私はちょっと先のことしか考えないんですよ。来年までにもう1作出たいとか、学生のうちに制服を着るお仕事をしたいとか、大雑把な目標しかなくて。何歳までにこうなっていたいとか考えてないんです。だから将来的には......朝ごはんをちゃんと作れる人になりたいです。

――なるほど、生活力を身に着けたいと。

 生活力は大事かなって。朝ごはんを作れる人って、しっかりした大人というイメージがあるんですよ。だから、私も朝ごはんを作れるようになって、しっかり生きていきたいです。

――高校生の目標としては珍しいですけど、地に足のついた立派な目標だと思います。

 ありがとうございます(笑)。あんまり先のことは考えず、今を楽しみながらやっていきたいですね。

(ヘア&メイク/豊田まさこ スタイリング/石塚愛理 衣装協力/LACOSTE、LACOSTE L!VE、アン アナザー アンジェラス ブティック代官山店、フィント ラフォーレ原宿店)

●畑芽育(はた・めい)
2002年4月10日生まれ 東京都出身 身長152cm 
趣味=音楽を聴くこと 特技=ダンス
〇幼少期より女優として活躍。主な出演作に「ワンワンパッコロ!キャラともワールド」(NHK BSプレミアム)、『都立水商! ~令和~』(MBS)、『99.9 -刑事専門弁護士-』(TBS系)など。11月8日公開予定の映画『GHOSTING』ではヒロインを務める。
公式Twitter【@hata_mei0410】

★畑芽育ちゃんのアザーカット、そして撮影時のメイキング動画が『週プレモバイル』でご覧いただけます!

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