5日、『品川国際映画祭』のオープニングセレモニーに、女優の井桁弘恵(いげた・ひろえ)と狂言師の和泉元彌(いずみ・もとや)が出席した。
『品川国際映画祭』では9日まで、品川インターシティ セントラルガーデンにて、世界各国から厳選されたショートフィルム全18作品が無料上映される他、飲食ブースなども展開される。井桁は主催の日鉄興和不動産のCMに出演している縁から、この日登壇することとなった。
CM出演にあたり、同社の今泉泰彦代表取締役社長は井桁を「ご覧の通り、初々しく、爽やかでポジティブ、そして知的でクール。(CMキャラクターである)新入社員のイメージにぴったり」とべた褒(ぼ)め。
さらに井桁が『仮面ライダーゼロワン』で仮面ライダーバルキリー/刃唯阿(やいばゆあ)役を演じていることを引き合いに、「今度は仮面ライダーの恰好で出ていただくのもいいかなと思っております」と、異例のお願いをする場面もあった。
そして今年は出演映画が4作も公開となった井桁は、映画について
「私自身、休みの日にひとりで映画館行くくらいなんですけど、出るってなると緊張もします。ただ意識していることは役作りはもちろん、映画の中でそのシーンがどういう役割を担っていて、自分が何を求められているのか客観的に考えています」
とコメントすると、今泉社長から「素晴らしいですね。しゃべっている内容がそのまま文章になる、やはり知的だと感じます」とまたも褒められ、照れ笑いを浮かべた。
井桁はイルミネーションの点灯式を終え、囲み取材にも出席。
「今年初イルミネーションですごくワクワク」していた井桁は、これまでどこのイルミネーションが印象に残っているか聞かれると、和泉が耳打ちし「(今回と同じ)品川です!」と回答。
さらに「誰とイルミネーションを見に行きたいか?」という質問にも「誰と行っても楽しいですよね」と話している間に、再び和泉から耳打ちされ「でも、和泉元彌さんとぜひ!」と、そのまま回答。その素直な行動で会場を笑わせた。
『仮面ライダー』をはじめ、さまざまな番組や雑誌にと引っ張りだこな井桁。今年1年を「充実していて、忙しい印象というより毎日楽しいです。今年は出会いに恵まれました」と回顧。
そして「漢字一文字で表すと?」と聞かれると、「仮面ライダーで変身し、大学生から社会人と環境も変わったので『変』です。大学を卒業してこの世界で頑張っていこうと決意が固まった年でした。来年は色々な現場に行って、自分の幅を広げたいです」と真面目に答えたが、「『変』っていうと変ですね(笑)」と自らツッコみを入れ、イルミネーションとともに会場を明るくさせていた。