AKB48グループが日本映画の金字塔『仁義なき戦い』を舞台化、9日(土)より福岡・博多座で公演がスタートした。

前日の8日(金)にはゲネプロ(最終通し稽古)が行なわれ、出演メンバーが囲み会見に登場。主演の広能昌三を演じる横山由依は「こういう友達いるよなとか、誰かしら印象に残れば」とコメント。広能の兄貴分である若杉寛を演じる向井地美音は「後輩からイケメンでかっこいいと言われました。初めてでうれしかったので、ファンのみなさんにも言ってもらいたい」と話した。また、槙原政吉役のNMB48山本彩加は「48グループはこれからだぞ、というのを見せられたら」と語った。

今回は任侠映画の舞台化ということで、刀やピストルを使ったアクションが登場する。組長・土井清役の須田亜香里は「ピストルを持つのは初めてで震えました。みんなレクチャーを受けたんですけど、1回は怒られています。私はいきなり怒られて、しゅんとなりました」と裏事情を明かしていた。

最後に向井地が「今年は総選挙やじゃんけん大会がなかったり、いつもと違う1年だったんですけど、この舞台は久しぶりに48グループがひとつになって頑張れる機会だなって。すごくうれしいし、お芝居を通して48グループの良さを伝えられるよう頑張っていきたい」と意気込んだ。

今回の舞台は2部構成になっており、1部は「仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇」。主演の横山や向井地はもちろん、山守義雄役の田島芽瑠は19歳ながら映画の金子信雄をほうふつさせる熱演で、単なるアイドルの舞台ではなく、原作ファンも納得させるほど、映画『仁義なき戦い』の世界を完全再現している。

そして2部は「レヴュー48」。普段の劇場やコンサートとは違う、歌劇団のようなゴージャスな雰囲気が漂うステージ。新たなパフォーマンスを見せてくれた。

こちらのキャストによる公演は14日(木)までで、16日(金)からは岡田奈々や白間美瑠、吉田朱里、古畑奈和、田中美久らが登場し、24日(日)まで行なわれる。