左から佐々木久美、小坂菜緒、齊藤京子
人気急上昇中のアイドルグループ・日向坂46の知られざる歴史を描いたノンフィクション『日向坂46ストーリー』が、3月25日に発売! 

そして、3月23日(月)発売の『週刊プレイボーイ14号』では表紙&グラビアはもちろん、全70ページにわたって彼女たちを特集している。

グループを代表して、佐々木久美小坂菜緒齊藤京子の3人が『日向坂46ストーリー』についてたっぷり語ってくれました!

■「知ってることは2割くらいでした」

――『日向坂46ストーリー』は、グループのメンバーだけではなく、スタッフを含め30人以上に取材して書かれています。当事者として読んだ感想はどうですか?

齊藤 「あ、これ知ってる」っていうところが2割くらいしかなかったかもしれないです。ライブの感想ひとつとっても、私は「全然ダメだった」と思ってたのに、ほかのメンバーは違っていたり。

佐々木 毎回、ライブの後はみんなLINEで感想を送ることにしてるんですけど、そんな突っ込んだ思いまでは書かないので。

齊藤 そういう知らなかったことを読みながら、「あのときそんなふうに思ってたんだ。みんないろいろ考えているんだ」って感じました。

小坂 私も、普段はそんなにメンバーと深い話をしないので、初めて知った話ばっかりでした。私たち二期生は、加入してすぐ『Re:Mind(リマインド)』というドラマのオーディションを受けたんですけど、私は自信もなかったので、素直に「選ばれたメンバーに頑張ってほしいな」って思ってたんです。だけど、選ばれた(渡邉)美穂は、「自分が選ばれたのは間違いだったんだ」ってすごく苦しんでいて......。当時はそのことを全然知らなかったです。

佐々木 私は、あるライブの出来が悪かったことに関して、メンバーに「悔しくないの!?」って怒ったことをこの『日向坂46ストーリー』の連載で取り上げられて......。それ以来、ファンの方にそのことをすごい言われるようになりました(苦笑)。

齊藤 後にも先にも、久美があんなに怒ったことってないもんね。だから印象に残ったんじゃない?

小坂 二期生が加入する前のお話で、私は久美さんのそんな姿は見たことがなかったので驚きました。でも、そうやって怒ってくれる人ってグループには必ず必要だと思うので、久美さんがキャプテンでほんとに良かったなって思います!

佐々木 恥ずかし~(笑)。でもありがとう。こういう裏側の話を自分たちから伝えたいとは思わないんですけど、この本のように形にしていただいて、それを読みたいと思った方が読んでくださるのはうれしいです。ステージの上だけじゃなく、活動の裏側まで知りたいと思うほど、日向坂46のことを皆さんに好きになっていただきたいです。

■紅白の本番直前まで握っていた手

――今回の単行本では、前身の「けやき坂46」から改名し、「日向坂46」としてデビューするまでを主に描いていますが、デビュー後の1年間で一番印象に残っていることは?

佐々木 ひとつだけを選ぶのは難しいんですけど、あえて言えば去年の12月に幕張メッセでやったライブ「ひなくり2019」です。いつもは何かしら不安なことがあったり、MCのことを考えながらステージに立つんですけど、あのライブは心の底から楽しくて。ステージの裏でも、「楽しいねー」ってニヤニヤしながら着替えてました(笑)。

齊藤 ひなクリは本当に楽しかったよね。ロウソクを持って歌う曲があったり、ひとりひとりがトロッコに乗ったり、演出の力も大きかったのかなって思います。

小坂 今までのライブで一番、客席のファンの方と距離が近かったですよね! 私は距離が近いと人見知りを発揮してしまって、目を合わせられなくなるんですけど......(苦笑)。

齊藤 私が印象に残ってるのは、やっぱり去年の年末の紅白歌合戦です。それまで抱いていた一番大きな夢が叶(かな)ったので。本番までに3日間くらいリハーサルをしたんですけど、もうずっと緊張感があって、これが紅白なのかって思いました。

小坂 紅白の本番の日は私もものすごく緊張したんですけど、久美さんがずっとそばにいて、ステージに出る直前まで手を握ってくださったんですよ。安心感がすごかったです。

佐々木 小坂はセンターだし、絶対に緊張してるだろうなって思って本番前に顔を見たら、やっぱり笑ってなくて(笑)。ずっと一点を見つめてるから、声をかけずに手を握ったんです。そしたらギュッて握り返してきたから、本番前までずっとそうしてました。

小坂 ありがたかったです......。私の印象に残ってることは、ドラマ『DASADA(ダサダ)』です。放送が始まったのは今年の1月だったんですけど、撮影自体は去年の夏にやってたんです。「こんなに毎日メンバーに会うことってないな」って思うくらい、ずっとメンバーと一緒にいたので、私にとってはまた距離が縮まるきっかけになったし、いい思い出になりました。

齊藤 私、撮影現場で小坂の演技力に驚いたんですよ。クランクインしたときにはすでに普段と真逆のキャピキャピしたキャラクターが出来上がってて。普段の小坂を知ってるからこそ、「ほんとにすごいな」って思いました。

小坂 実はあのキャラクターは、メンバーの丹生明里(にぶあかり)を参考にしてつくったんです。台本を渡されたときから、「この役は丹生ちゃんが一番近いな」って思って、ひそかにリアクションとかを観察してました(笑)。

■2年目は2倍の坂を上る

――さて、デビュー以来、紅白出場にドラマ出演にと大活躍した日向坂46。この1年間でグループの雰囲気は変わりましたか?

齊藤 いろんなことを経験させていただいて、成長を感じた部分はあるんですけど......。雰囲気は相変わらずガヤガヤ~ってしてて、あんまり変わらないかもしれないです(笑)。

佐々木 一緒に過ごす時間が長くなった分、仲が深まったなって思いますね。家族に接するのと同じような感覚で、みんな素を出すようになりました。

小坂 私は加入してしばらくの間は、メンバーといるときはずっと気を使ってるような状態だったんです。でも、いつの間にかメンバーといるのがすごく楽になって、楽屋で話したり、一緒にいることが楽しいと感じられるようになりました。

佐々木 空き時間にふたりでご飯に行ったりすることもあるもんね。私と小坂に限らず、一期生と二期生の距離感もすごく近くなった気がします。

――日向坂46は、今年12月に東京ドーム公演を行なうことが決まっています。あらためて、今後の活動にかける意気込みを教えてください!

佐々木 東京ドームで、しかも2daysやるっていうのは簡単なことじゃないと思うので、ここから年末までに"おひさま"(日向坂46のファンの愛称)を増やしていきたいなって思います。今年はアイドルに興味がない方にもアピールして、皆さんに東京ドームに来てほしいなって思っています。

小坂 日向坂46はモデルとして活動しているメンバーも多いので、女のコのファンも増やしていきたいです。女性グループとして、女のコにカッコいいやかわいいって思ってもらえることも私たちの目標のひとつなので。

齊藤 私たちは日向坂46として、この1年間で紅白やレコード大賞にまで出させていただいたり、ほんとにすごい坂を上ってきたと思うんです。ただ、2年目はその倍の坂を上らなきゃいけないと思うので、やっぱりもっと〝おひさま〟を増やしたいです。紅白やレコード大賞で日向坂46というグループの存在を知ってくれた方も多いと思うんですけど、これからはシングルを出すごとにどれだけたくさんの方の目に留まるパフォーマンスができるか、コンディションを良くしておけるかが大事だと思っています。

佐々木 まだまだこれからも坂を上っていくので、応援よろしくお願いします!

●日向坂46
2015年、「けやき坂46」として結成。2019年に「日向坂46」に改名、1stシングル『キュン』で単独デビュー。同年、『NHK紅白歌合戦』に出演。現在4thシングル『ソンナコトナイヨ』が発売中!

●佐々木久美
1996年1月22日生まれ 千葉県出身 身長167.5㎝ 血液型=O型

●小坂菜緒
2002年9月7日生まれ 大阪府出身 身長161.5㎝ 血液型=O型

●齊藤京子
1997年9月5日生まれ 東京都出身 身長155㎝ 血液型=A型

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全メンバーによるカラー53ページのグラビアジャック、日向坂46ストーリーの最新作、全員登場企画、描き下ろしマンガなど17ページの特集も掲載! 【特別付録】単行本『日向坂46ストーリー』のアナザーブックカバー

★『日向坂46ストーリー』 3月25日(水)発売!
る著・西中賢治 集英社 四六判・368ページ 定価:本体1364円+税
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