新型コロナウイルス感染拡大により、民放各局の番組編成にも影響が出始めているようだ。
「日本からの入国制限をする国が増え、海外ロケが行けなくなってきている。『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)をはじめ、海外ロケ主体で構成するバラエティ番組は死活問題で、視聴率を稼げるスペシャル回をつくりづらくなっているんです。今はスタジオ収録だけで済むクイズ番組を多発してお茶を濁している状態」(放送作家)
また、東京五輪関連の番組も、春先から放送して機運を高めていく予定だったが、各局共に編成に頭を悩ませているという。
「本来であれば、春頃に五輪中継キャスターも発表し、順次、各局で東京五輪キャンペーンを打っていく予定だったようなんですが、今は中止や延期のリスクがあって二の足を踏む状態。今年1月に民放各局が共同でスペシャル番組を組み、女子アナだとテレビ朝日・弘中綾香アナ、フジテレビ・宮司愛海アナ、テレビ東京・竹﨑由佳アナが出演。彼女たちが五輪中継キャスターの大本命で、本人たちも間違いなくそう思っていたはずなのですが......先が見えない状態だけに不安でしょうね」(制作会社ディレクター)
そんななか、特にガックリ肩を落としているのが、テレビ東京の竹﨑由佳アナだとか。
「関西テレビからの移籍組なのですが、その理由は五輪の仕事に関わりたいから。今は毎日祈るような気持ちでしょう」(前出・ディレクター)
果たしてどうなるか――。