動画配信サービス「dTV(ディーティービー)」で3月にスタートした、乃木坂46の4期生11名が出演するオリジナルドラマシリーズ。

このシリーズでは、直木賞作家・西加奈子の短編小説2本をドラマ化。現在配信されている遠藤さくら主演の第一弾『サムのこと』に続き、賀喜遥香(かき・はるか主演の第二弾『猿に会う』も、本日4月10日(金)より配信スタートする。

第二弾『猿に会う』は、賀喜、清宮(せいみや)レイ、柴田柚菜(ゆな)が演じる"冴えない女子大生"の3人が、栃木・日光東照宮への旅行をとおして自分たちの人生を見つめ直すロードムービーだ。

今回は、飯田まこ役を演じる主演・賀喜遥香にインタビュー。地元・栃木で行なった撮影への想いや、自身の近況など、さまざまな話を聞いた。

――前回インタビューに登場した遠藤さん同様、お芝居の仕事は『ロミオとジュリエット』を原作にした舞台『3人のプリンシパル』(2019年4月)以来。毎回自分の役を選ぶあの舞台では、賀喜さんは主にロミオ役を務めていました。

賀喜 確かに男役であるロミオを選ぶことが多かったです。でも今回は女子大生役で、演じた「まこ」は「人の話を聞いていない」という人物設定で。私自身も話を聞き逃してしまうことがあるので、「自分と一緒だ」と親近感が湧いて、『プリンシパル』のときよりも直感的にできた気がします。

――しっかりしているイメージだったので、そこにシンパシーを覚えたというのは意外です。むしろ、他の4期生に「ぼーっとしない!」と声をかけているようなタイプかと。

賀喜 まぁ、年下のメンバーもいるのでどちらかといえば声をかけることのほうが多いかもしれません(笑)。でも、ドラマの撮影は初めてだったので、4期生が一緒で本当に心強かったですね。

中でも、日光東照宮で朝早くから撮影する前日に、レイちゃんと柚菜と3人で日光にお泊りしたことがあったのが思い出深いです。台本の読み合わせをするのも3人揃って布団の中で、「ドラマの設定そのままだな」って思いました(笑)。

――いい光景ですね。日光東照宮といえば、今回の舞台は東京と、賀喜さんの地元である栃木なんですよね。

賀喜 そうなんです。それこそ東照宮は、小さい頃から毎年のように家族で初詣に行くような馴染みの場所で。乃木坂46のオーディションを受けるときに、合格祈願に行ったところでもあるんです。今回、そんな場所に乃木坂46として行くのがとても不思議というか。感慨深かったですね。

――グッと来る話! 地元での撮影と聞いたときは、やっぱり気合いが入りました?

賀喜 入りましたね。栃木でお仕事をすることは珍しいし、「栃木の魅力をちょっとでも紹介できたらなぁ」と思っていました。

――せっかくなので、賀喜さんが思う「栃木の魅力」を聞いてもいいですか?

賀喜 やっぱり自然が豊かなところだと思います。ドラマの中でも出てくるんですけど、緑も空気も本当にキレイですし。あと、たまにシカも猿も出現するんですよ。小学生の頃は「猿の目撃情報があったので注意してください」みたいな"地域メール"が届いていたので、通学中によく見かけていました。

――リアル『猿に会う』が!

賀喜 猿に会っていましたね(笑)。でも、タヌキや猫のほうが多かったかもしれないです。

――次々といろんな動物が話に出てきますね(笑)。ところで、今回は3人で旅行に行くストーリーでしたが、プライベートで4期生同士、旅行に行ったことは?

賀喜 旅行らしい旅行はまだないんです。去年、柚菜と一緒にディズニーランドに行ったりはしたんですけど(ニコニコしながら)。

――仲がいい4期生の中でも「特に賀喜さんと柴田さんは大の仲良し」と、ほかのインタビューでもよく話されていますよね。

賀喜 柚菜は本当に、私のことが大好きです(笑)。今日はお仕事で久しぶりに会ったんですけど、昨日も柚菜から「明日、やっと会えるね!」ってメッセージが届きました。2~3日空くと、毎回、必ずこういうメッセージを送ってきてくれるんです。

――わりと強烈なアプローチですね(笑)。それに対して、賀喜さんはどう返信するんですか?

賀喜 私は「そうだね」とだけ(笑)。でも、仲良くしてくれるのはもちろんうれしいですし、「かわいいなぁ」と思っています。

――先日、『サムのこと』について遠藤(さくら)さんにインタビューをしたあと、遠藤さんが「かっきー(賀喜)は人気者」と話していたんですが、まさにモテモテですね。

賀喜 いやいやいや! 4期生は私より年上のメンバーも含めて、みんな妹気質なので、だからあまり甘えるタイプじゃない私のところに来てくれるんだと思います。......でもこの前、私がある現場で楽屋に入ったら、柚菜と(早川)聖来(せいら)とまゆたん(田村真佑)がいて。

――おぉ。"かっきー大好き"な柴田さんと、妹気質な年上ふたりが。

賀喜 ですね(笑)。で、その3人が「かっきーが好きなのは私だよね?」って言い合う、私の取り合いが起きました(笑)。

――ええー?? そんなラブコメ漫画みたいな状況、実在するんですか??

賀喜 実在......しましたね(笑)。どうすればいいのかわからなくて、されるがままにされていました。

――「いやいやいや」とは言っていましたが断言します。モテモテです!(笑) そんな取り合いが起きている4期生の皆さんですが、いつか仲良く旅行に行けたらいいですね。では最後に、これからドラマを観る人へメッセージをお願いします。

賀喜 初めてのドラマ撮影ということで、至らないところも多いと思うのですが、後半に進むにつれて少しずつ、「成長できたな」と感じることができた作品でした。ぜひ、観ていただけるとうれしいです!

(衣装協力/SUPREME.LA.LA.、merlot、ROOM、ダイアナ 銀座本店)

●賀喜遥香(かき・はるか)
2001年8月8日生まれ 栃木県出身 身長166cm
○乃木坂46の4期生。グループの最新シングル『しあわせの保護色』に収録されている4期生楽曲『I see...』では、自身初となるセンターを務める。最新情報は公式サイトをチェック!【http://www.nogizaka46.com/

■ドラマ『猿に会う』は4月10日(金)より配信開始! 詳細は特設サイトにて!https://nogizaka46.dtv.jp/