2000年代の女子アナブームのときは、新人アナが青田買いされ、1年目からブレイクするというケースも珍しくなかった。
「元フジテレビの加藤綾子アナは、内定時代から週刊誌に取り上げられるなど、すぐに人気アナの仲間入りを果たした。でも、今の20代前半の若手アナたちは、働き方改革の影響もあってレギュラー番組が少なく、どうしても視聴者に顔と名前を覚えてもらいづらい。なかなか花開かないというのが現状です」(女子アナウオッチャー)
フジテレビの入社2年目、藤本万梨乃(まりの)アナもそのひとりといえるだろう。
「東大医学部卒で、学生時代はモデルも務めていた才色兼備。ひと昔前であれば、すぐにブレイクした逸材でしょう。けど、注目を浴びたのは入社直後くらいで、人気に火がつくまでには至らなかった」(前出・ウオッチャー)
しかし今、風向きが変わりつつあるという。
「外出自粛でテレビ視聴率が上向きになったのか、先日出演した『ネプリーグ』の様子がSNSで多数アップされ、『リアクションがかわいい』『こんなにかわいい女子アナがいたなんて』と評判になったんです」(テレビ誌記者)
また、こんな話もある。
「彼女が入社した2019年は、ほかに女子アナを採用していなく、同期がいない。仕事が集まりやすい傾向にあるんです。2014年入社の永島優美(ゆうみ)アナもひとり採用で、すぐに看板アナまで上り詰めました」(フジテレビ局員)
同じ道を歩めるか。