5日、雑誌『Seventeen』専属モデルの久間田琳加(くまだ・りんか)が、1st写真集『りんくまちっく』と1stスタイルブック『明日、もっとキレイになる♡りんくまがじん』を同時刊行(ともに集英社刊)。オンラインで行なわれた発売記者会見で、その喜びを語った。
写真集『りんくまちっく』では、沖縄の石垣島・波照間島・竹富島での撮影となったが、まだ3月上旬で「極寒」だったそう。現地の人からも海に入ることに驚かれたほど寒かったが、自ら進んで景色のキレイな海での撮影を希望。「極寒で足の血色が悪くなるぐらい寒かったです。でも初めての写真集でしたし、モデル魂に火がつきました」と並々ならぬ決意で撮影に臨んだことを明かした。
スタイルブック『りんくまがじん』はメイクやスキンケア、ボディメイクなど久間田の"美"が詰まった1冊。しかし撮影では、1日で20パターンものメイクをするなど、「(雑誌の)誌面ではなかなかない経験」も。「お母さんに聞いたんですけど、おうちに帰ってきたら『いただきます』と『おやすみ』しか言わないくらい、とにかくこの本に集中してたみたいで。1冊作るって、こんなに大変なんだって気づきました」とその苦労を語った。
今回の2冊は「10代最後の全てを出し切りました」と語る久間田。『りんくまちっく』では「素でしかない、モデルをやっていない時の私」が、『りんくまがじん』では「モデルとしての集大成」が詰め込まれ、「2冊揃って、ひとつの私が出来上がります」と自信満々。
特にお気に入りの一枚は、すっぴん風でハンモックに乗ったカット(『りんくまちっく』)とバスタブで撮影したカット(『りんくまがじん』)だ。
すっぴん風カットについては、「最初は戸惑った」と打ち明けながらも、「男性にも女性にも好評で、いい写真でうれしい」と笑顔。バスタブのカットは、「スタッフの方々が花を集めてくれて幻想的。大人っぽくて普段はない感じ」と満足気だった。
オンラインイベントを終えた久間田に、改めて写真集撮影の感想を聞いた。
――今回、沖縄は初めてだったそうですが、どうでしたか?
久間田 こんなに透明で青い海ってあるんだって衝撃的でした! 撮影の前半は雨だったので見ることができなかったんですけど、後半に晴れてよかったです。
――ロケ地の沖縄は、ご自身でリクエストされたんですか?
久間田 最初の打ち合わせでは、カメラマンの川島小鳥さんに「ポルトガルが似合いそう」って言っていただいて、旅行で行ったことがあったので「いいですね!」みたいに大盛り上がりしていました。ただ新型コロナウイルスの影響もあって、海がキレイなところで絞って沖縄になりました。
――久間田さんが、「川島さんにお願いしたい」と言っていたそうですね。
久間田 そうなんです! 今回写真集を作るにあたって、いろんな写真集を見ていたんですけど、有村架純さんの写真集を見て感動して。普段『Seventeen』だとご一緒しないのでお願いしました。だから、打ち合わせのときからワクワクしてました。
――他にも意識した方はいましたか?
久間田 う~ん、田中みな実さんの写真集もチェックしました。おふたりとも年齢は違うんですけど、男女共に人気があるのでそうなれたらなって。
――"ティーンのカリスマ"と呼ばれる久間田さんですが、やはり女性のファンが多いですよね。男性グラビアは戸惑わなかったですか?
久間田 2年前に初めて週プレさんで撮ってもらった時は、未知の世界に足を踏み入れてしまったくらいの、男性目線の写真ってなんだろうって思いながら撮られてました。でも今回はそういう気持ちを掴んでの撮影だったので、ただ楽しんで撮られてましたね(笑)。でも、茶髪に染めたのもあるけど、昔の誌面を見たら今と違い過ぎて驚きました。
――撮影を楽しんでもらえてよかったです。
久間田 楽しいことばかりでしたよ! こんなにゆったり撮影が進むんだって。お土産を買いに行ってユビヘビに噛まれたり、フェリーに乗るのも、木登りもやったことなくて、とにかく初めてのことがたくさんで子供に戻ったみたいな気持ちでした。草原や古民家の撮影も初めてだったんですけど、アニメの世界に来たみたいで、はしゃいでました(笑)。
――いろんな思い出ができたみたいですね。ちなみに周りの方には、この2冊をお見せしたんですか?
久間田 あっ! EXITの兼近(大樹)さんに見せたら、バナナを頭に載せた写真を見て「僕、これが1番好き」って言ってくれました。この写真、編集さんとか他の男性スタッフさんにも人気がすごいんですよ。たまたま入ったスーパーで見つけて「これ載せて」って言われて撮ったんですけど、実は他にも植木とか載せてるんです。いろいろ頭に載せがち(笑)。
――たしかにインパクトありますよね。他にも見てもらいたいカットはありますか?
久間田 足は「真っ直ぐだね」って言ってもらえるので、足が目立つカットは好きです。ケアを頑張ろうと思いますね。あと、『りんくまがじん』の編集さんに背中を出しているカットを褒められました。肩甲骨が浮き出た「天使の羽」を目指してます。
――では最後にふたつ、今後撮ってみたいグラビアと、半年後に二十歳になってやってみたいことを教えてください。
久間田 グラビアは、水着で砂浜もやったので、夕暮れとかやりたいですね。王道をどんどんクリアして行きたいです。あと事務所の先輩の(高田)秋(しゅう)ちゃんと仲良くさせてもらっていて、秋ちゃんはお酒が好きなので、私が二十歳になったらおすすめのお酒を教えてもらいたいです。一緒に飲みに行くのは、秋ちゃんが強いのできっとまだ先ですね(笑)。