約2年ぶりに活動再開した影山優佳が『週刊プレイボーイ』に登場!

"けやき坂46"から"日向坂46"に改名し、単独デビューを飾った奇跡のアイドルグループの秘められた歴史を描き、単行本化された大型ノンフィクション『日向坂46ストーリー~ひらがなからはじめよう~』

今回は特別篇として、8月3日(月)発売『週刊プレイボーイ33・34合併号』で復帰後初グラビアを披露した"かげちゃん"こと影山優佳(かげやま・ゆうか)をフィーチャーする。

学業に専念するため活動を休止していた影山が約2年ぶりに活動再開。先日放送されたサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系)では解説の元日本代表・北澤豪が舌を巻くほどのサッカー知識で、ブランクを感じさせない活躍を見せた。

そんな彼女は休業期間中、加速度的に成長していく日向坂46をどのように見ていたのか?

■第二の人生はサッカークラブのGM?

――2年ぶりの活動再開、おめでとうございます!

影山 ありがとうございます! 今回はこうやって『日向坂46ストーリー』の衣装も着させていただいて、私も日向坂の一員としてこの企画に参加できたのがすごくうれしかったです。これからも日向坂46のメンバーとして頑張っていくので、よろしくお願いします!

――こちらこそです! 影山さんは復帰直後からサッカーについて語ったブログがバズり、全国紙の取材を受けたりサッカー専門番組に出演したりと、大活躍していますね。

影山 本当にありがたいです。私もまさか復帰してすぐこんなにサッカーのお仕事に関わらせていただけるとは思ってませんでした(笑)。でも、私みたいにアイドルがサッカーのことを語ってたり、サッカー通の方々に交じっておしゃべりしてたりする姿って、それだけでインパクトがあると思うんです。

だから、私をきっかけにサッカーファンのみなさんが日向坂に興味を持ったり、逆にアイドルファンがサッカーに興味を持ってくださるような、架け橋になれたらうれしいです。

――ブログでは、なんとJ3も含めて国内の全56クラブをひとつひとつ紹介するという企画を行なっています。サッカーファンじゃなくても本当に読みやすいですね。

影山 いろんな方にいかに楽しく読んでもらうかっていうことはつねに意識してます。戦術について語りだすとついつい長くなっちゃうんですけど、難しい話はなるべくコンパクトにして、チーム名の由来やスタジアムグルメの紹介も組み込んでいます。そういう取っかかりがあったほうが興味を持っていただきやすいと思うので。

――今後、サッカーに関わる仕事でやってみたいことはなんでしょう?

影山 うーん、どんなお仕事か具体的にはわからないんですけど、サッカーが大好きなので、選手やファンの方のために関わっていきたいなって思ってます。ブログでの発信とか、自分なりの活動を通して、サッカーを応援したいんです。普段から、Jリーグがよりよくなるためにできることとか、地域との絆を深める方法なんかを勝手に考えているので......。

――もうそれは運営目線じゃないですか! いつか"影山GM"とかになっちゃうんじゃないですか?

影山 いえいえ、経営とか難しいことはよくわからないです(笑)。でも、第二の人生の目標として考えてみます!

■距離を感じるほど日向坂46が人気に

――影山さんが休業した時点では、まだグループはけやき坂46という名前で活動していました。学業のためにグループを離れることになった時期は、どんな気持ちで活動していましたか?

影山 "これが最後かもしれない"ってつねに思ってました。いつ復帰するのかとか、この先どうなるかっていうことがまったくわからなかったので、握手会や番組収録もこれが最後だと思って全力で取り組んでいました。

――一番思い出に残っていることは?

影山 アルバム(けやき坂46のアルバム『走り出す瞬間』)の振り入れですね。私は学業でみんなと一緒に振り入れすることがほとんどできなくて、ダンサーさんにマンツーマンでついていただいてレッスンを受けたりしてました。1時間で3曲覚えてから、すぐみんなと合流してポジションの確認をしたり......。あのときは生きてきたなかで一番集中力を発揮したと思います。

――アルバムが発売される直前から休業に入ったので、実は影山さんはステージでその曲を披露したことがほぼないんですよね?

影山 そうなんです。『おいで夏の境界線』とか『夏色のミュール』とか、ひらがな(けやき坂46)時代の曲をやる機会は今はほとんどないと思うんですけど、いつかみなさんの前で歌えたらいいなって思います。

――休業中、グループの活動をどんなふうに見ていましたか?

影山 たまたまつけたテレビにメンバーが出てたりすることもあって、「日向坂ってこんなに有名になったんだ」って思って見てました。友達が『ひなあい』(日向坂46の冠番組『日向坂で会いましょう』の略称)の話を普通にしてたりするのを聞いて、誇らしく感じたりもしましたし。うまく言えないんですけど、「私もかつていたグループ」って距離を感じるくらい、人気が出ていくのを見てうれしかったです。

――一番印象的だったことは?

影山 やっぱり"改名"かな? 私もリアルタイムで発表を見てたんですけど(日向坂46への改名はメンバーにも伏せられたままサプライズで発表された)、私は「ひとつのグループとして認めてもらえた」っていう喜びの感情が大きかったです。メンバー全員が、新しいグループ名という"称号"をもらえたような気がして。

――改名までの3年間は、長く感じましたか? 短いと感じますか?

影山 世の中のすべてのアイドルさんと比べると、ひらがなはスタートラインが高いところから始めさせていただいたし、3年で改名してデビューっていうのは短いほうだと思うんです。

でも、自分の主観で見ると長く感じた3年間でした。「今やってることが意味あるのかな? 結果が出るのかな?」って不安に思う瞬間もあったので。だからこそ、私にとって改名はうれしくて誇らしいことでした。

■今こそ"原点の夢"を声に出していきたい

――復帰にあたってはメンバーに相談したりしたんですか?

影山 一部のメンバーには話してました。ちょうど私が迷ってるタイミングで、みーぱん(佐々木美玲)が「元気ー?」ってLINEをくれたりして。みーぱんと話をしてると、「お母さんみたいだな」って思いました(笑)。あと、(齊藤)京子とは休業中からよくやりとりをしていました。

――メンバーからもらってうれしかった言葉は?

影山 丹生(明里)ちゃんが言ってくれた「みんな待ってますよ」っていう言葉ですね。私の復帰をメンバーがよく思ってくれるのか不安だったので、その言葉は身にしみたし、みんなの心の広さに感動しました。あと、たくさんのファンの方が「2年待ってたよ」と言ってくださったのもすごく心に残りました。

私にとっては学校で過ごした2年間で、ファンの方にとっては日向坂を応援してきた2年間だったりして、それぞれの2年間があるなかで、私をひたすら待っててくださったのかって思うと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

――それは本当にありがたいですよね。久々にメンバーと会って感じたことは?

影山 メンバーとは、2年間ほとんど会ってなかったとはまったく思えなかったですね(笑)。会ってすぐ、普通に「今日かわいいねー」みたいなテンションでたわいもない話をすることができて、ぎこちなさを感じるような瞬間が全然ありませんでした。みんながそういう空気感をつくってくれたのかもしれないけど、スムーズになじめたので安心しました。

――メンバーの変化は感じましたか?

影山 バッチリ着飾ってるメンバーを見ると、やっぱり前よりキラキラしててオーラがあるので、「テレビで見てたアイドルだ」って感覚になりました。富田鈴花は私が休業中にずいぶん髪が短くなったんですけど、あらためて見るとほんとに顔が小さくてスタイルがいいなって思ったんです。

だから「かわいい」って言ったら、「普段ホメられてないので照れます」って、本気で照れてました(笑)。そこもまたかわいかったです。

――では、今後、個人としてやりたいことは?

影山 私は好奇心が旺盛でやりたいことがたくさんあるタイプなんですけど、お芝居はすごく面白いのでもっと勉強したいです。ひらがな時代のドラマ(2017年放送の『Re:Mind』)では重要な役をやらせていただいたんですけど、それをもっと突き詰めたような悪い役もやりたいし、逆に自分の素に近い役もやりたいです。

あとはサッカー関連で今いろんな取材をしてもらったりしてますけど、ひとつひとつちゃんと積み重ねて、これからもみなさんにサッカーの楽しさを伝えていきたいです。

――楽しみです! グループの一員としての目標は?

影山 日向坂46はデビューしてからものすごいスピードで成長していて、曲も増えたので、まずはみんなに追いつくために初心に帰って努力したいです。そして、日向坂というロケットに私というエンジンを足すみたいなイメージで、日向坂がよりたくさんの方に応援していただくためのブーストをかけたいです。

――具体的に、自分が貢献できそうな分野はなんですか?

影山 うーん、自分の可能性もまだわからないんですけど、バラエティは先頭に立ってスベりに行くくらいの勢いでやっていきたいです(笑)。

――休業前、カラオケ企画で一番前に出て盛り上げまくっていたこともありましたね。

影山 あれが素の私に近くて、実はおふざけが大好きなんです(笑)。この性格はバラエティでも生かせるんじゃないかなって思います。

――グループとしてやりたいことはありますか?

影山 とっても大きな夢ですが、"世界ツアー"です。もともとひらがなは帰国子女が多くて、結成された頃から「海外でライブがしたいね!」ってみんなで話してたんです。

ただ、当時はCDデビューとか単独ツアーも夢の話だったので、世界ツアーなんて夢のまた夢みたいな感覚でした。でも、あの頃言っていた夢がひとつひとつ叶ってきてるので、「世界ツアーも頑張れば手が届くんじゃないか?」と思えるようになってきたんです。

――グループ結成5年目にして、原点の夢に返ってきたんですね。

影山 そうなんです。それも言い続けてれば叶うかもしれないので、声を大にして言っていきたいです。今は自由に移動できない状況なんですけど、逆にインターネットとか使って世界とつながりやすくなりましたよね。いつか日向坂46も日本を飛び出して、世界の人にハッピーオーラを届けるみたいなことができたらいいなって思います!

●影山優佳(かげやま・ゆうか) 
2001年5月8日生まれ、東京都出身。16年、けやき坂46の1期生としてデビュー。18年6月から学業のために休業。20年5月に復帰。趣味はサッカー観戦で、審判員4級の資格も持つ。好きな日向坂46の曲は『My god』と『Dash&Rush』

■日向坂46 
2015年11月、長濱ねるを唯一のオリジナルメンバーとして、けやき坂46(通称"ひらがなけやき")結成。2016年5月に11名の1期生が、2017年8月に9名の2期生が、2018年11月に1名の3期生が加入。2019年2月にはグループ名を日向坂46に改名。2020年2月に新たに3名の新3期生が加入。現在、4thシングル『ソンナコトナイヨ』がソニー・ミュージックレコーズより発売中。最新情報は【https://www.hinatazaka46.com/】

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