昨年11月に開催された、新しいスターグラドルを発掘するオーディション「グラビアネクスト2020」でグランプリを受賞。
育児関連会社を経営する21歳の女性社長・冨樫真凜(とがし・まりん)が2月1日(月)発売の『週刊プレイボーイ7号』、プラチナム20周年記念号のグラビアで夢への一歩を踏み出す。
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■「勝ちパターン」が読めない芸能界へ
――「グラビアネクスト 2020」(※)でグランプリを受賞し、デビューを果たした冨樫真凜さん。実は育児事業の会社を起業された社長としての顔も。いったいどんな事業に取り組んでるんですか?
冨樫 ITで育児をサポートする「ベビテック」分野で、"育児の社会化"を目指した事業を行なっています。よりラクに、安全に子育てができる社会を実現するために、育児に関する情報を発信することが主な取り組みです。
――育児に取り組むきかっけは?
冨樫 中学生の頃、ニュージーランドに留学し、現地の学校で個性を尊重する教育に出会いました。自由がうれしい半面、日本で同じ教育をしても自分をアピールできる子は少ない気がして、そもそも幼児教育から差があることに気づいたんです。
昔から赤ちゃんが好きで幼稚園やこども園で働いたこともありますが、もっと自発的に、多方面から育児を支えたかったので起業を選びました。
――なるほど。でも、その流れでグラビアに挑戦したのはなぜ?
冨樫 たまたまインスタで「グラビアネクスト 2020」の募集広告を見たのがきっかけです。前からグラビアに興味があったので勢いで応募しましたが、まさかグランプリをいただけるとは......。
――同時にミクチャ賞も受賞されましたね。
冨樫 『ミックスチャンネル』というアプリを使った配信審査があったので、過去にミクチャで行なわれた審査のデータをもとに、短時間で多くポイントを獲得する方法や見にきてくれるファンを増やす方法などを研究したんです。
そこから一日に何ポイント獲得すれば上位に上がれるか毎回目標を立てて挑んでいたら、ミクチャでも賞をいただけました。
――戦略的ですね。
冨樫 なにより、配信自体とても楽しかったんです。配信が終わったあともファンの人と交流できるチャットで、長いときは2時間くらいお礼を返してました(笑)。
――さすがです。でも、分析は骨が折れそうですね。
冨樫 気になったことを調べて分析したり、まとめたりするのが趣味なので、まったく苦になりません。このオーディションをきっかけに、グラビアに関わる賞を受賞した女のコがブレイクするまでのステップや最短日数などもリストにまとめました。
ただ分析しようにも業界知識がないので、あまり参考になる仮説は立てられませんでしたが......。
――いやいや、十分すごいです! 今後はグラビアと育児事業を両立していくとのことですが、このふたつをどうかけ合わせていくんでしょうか?
冨樫 グラビアで私を知ることが、育児について考えたり、育児の問題に気づく入り口になるのが理想です。育児は実際に体験しないとわからないことが多いので、育児経験がない人には想像できない問題もたくさんあります。
私のSNSや活動から育児の情報を少しでも知ってもらうことができたら、育児の社会化にもつながっていくかもしれないですよね。
――なるほど。はじめは斬新すぎるかけ合わせにビックリしましたが、育児が身近でない人にも関心を持ってもらうきっかけになるかもしれませんね。
冨樫 そうなるとうれしいです。ビジネスだと、すでに成功している企業のビジネスモデルや経営戦略を参考に事業を伸ばす「勝ちパターン」が存在するので、ある程度予測が立てられますが、芸能界は「勝ちパターン」がほとんど存在しない世界だと思うので、グラビアの反響がとても気になります。
――「勝ちパターン」が見えたと思ってもダメだったり、急にSNSがバズってチャンスをつかんだり。芸能界は運の部分も確かに大きいかもしれません。
冨樫 読めない世界だからこそ、挑戦する価値があるはずだと思います。やるからには表紙を目標に頑張ります。
(※)「令和の新しいグラビアスターを発掘する!」をテーマにプラチナム、エイベックス、フィットの芸能事務所3社が主催したオーディション。1000名を超えるエントリーがあり、昨年9月から約2ヵ月にわたって選考された。
(スタイリング/佐賀愛衣 ヘア&メイク/つばきち)
●冨樫真凜(とがし・まりん)
1999年12月9日生まれ 東京都出身
身長155cm B89 W63 H88
○「令和のグラビアクイーンを探す!」をテーマに、プラチナム、エイベックス、フィットの芸能3社が合同で開催した「グラビアネクスト2020」でグランプリを獲得。育児関連会社の社長としての顔も持つ。
公式Twitter【@marin_togashi】
公式Instagram【@marintogashi】