2月1日(月)発売『週刊プレイボーイ7号』、プラチナム20周年記念号のグラビアのラストを飾るのは、"愛がいっぱいIカップ"グラビア歴15年超のレジェンド・手島 優(てじま・ゆう)。グラビア、事務所、そして結婚。現役を続ける38歳のレジェンド。その胸の内に迫ってみた。

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■誰もが自分を見てほしいし、一番になりたい

――愛川ゆず季さん、相澤仁美さん、木口亜矢さんの鼎談(ていだん)をやって、手島さんの撮り下ろしの話をしたら楽しみにされてました。皆さん異口同音に、手島さんこそ、"プラチナムのラスボス"だと!

手島 えー! うれしいです。私にとって3人は尊敬できる事務所の先輩です。その方々がつくってきたプラチナムのグラビア枠に今回、自分が出させていただいて。かなり気合いが入りましたよ。お正月休みを挟んでも食事制限をして、しっかり体を仕上げて臨みましたし。終わった後は、焼き肉4人前に菓子パン3つなど食べまくりましたけど(笑)。

――今回は笑顔が印象的なグラビアですが、撮影中に「こんなに笑った現場はない」と言っていたとか。

手島 そう。本当にいいのかな、私の笑顔って需要あるのかな?ってね。撮られていて、まぁ不安でしたよ。

――普段の手島さんのグラビアはクールでセクシーなイメージが多いですもんね。

手島 カメラを思い切りにらみつけたりとかね(笑)。グラビアを15年ほどやってきて、ずっとそんなふうに求められてきたから。もっとも、自分でも意識的にそのイメージに近づけようとしていた時期もあるので、定着したとも考えられるかな。

――というと?

手島 プラチナムに入って2年目くらいにすごくとがってたことがあって、普段からギャルみたく茶髪にしたり、ケバいメイクをしたり。

――もともととがった性格?

手島 いや、本当はビビりでおとなしい性格なんです。ただ、別の事務所にいた頃は雑誌社にひどい仕打ちをいっぱい受けて。顔合わせで顔を見てもらえないとか、目の前でプロフィールを破られたりとか、それですごく傷ついたんですよ。

でもプラチナムに移籍してチャンスをいただけるようになると、手のひらを返してくるような人もなかにはいました。たくさん仕事ができてうれしい半面、「ふざけんな!」って。それで反発しちゃったんです。

――とがってた当時、撮影自体は楽しくやれていたんですか?

手島 それはもちろん。グラビアは本当に好きなんです。だってその場の全員が私だけを見てくれるわけじゃないですか。そんなの実生活ではありえないわけで。芸能人って誰もが自分を見てほしいし、一番になりたい。グラビアはその気持ちを満たしてくれるんですよ。

――とはいえ、人気が高まるにつれ、手島さんはクールな人からだんだんと面白い人のイメージに変わっていきました。

手島 そうですね。それは自分ではちょっと想定外で(笑)。 

――転機があったんですか?

手島 テレビのバラエティに出るようになったのが大きいかな。番組の格づけコーナーで最下位になったり、爪痕(つめあと)を残そうとドギツイことを言ったり。そんな仕事が続いた結果、イジっていい枠に入れられたみたい。あと、「爆乳戦隊パイレンジャー」の影響もあるのかも。

――同事務所のグラドルと組んだ異色のアイドルユニットですね。"爆乳"をテーマにCDを出したり、ビデオドラマに出たり。その後も「爆乳三国志」「爆乳ヤンキー」と名前を変えて継続していって。

手島 あれは能天気に映るかもしれないけど、メンバー同士でバチバチやるほど、常に本気だったんですけどね。

――テレビでイジられるのは内心、どうだったんですか?

手島 やっぱり心が折れることもありましたね。陰で泣いたり、グチったり。でも自分の軸がグラビアにあると思えば平気で。「ナメんなよ!」ってはね返せる。今もそうだけど、グラビアに救われてます。なければ生きていけないです。

――グラビアをやってきて、楽しいではなく、つらかったのは?

手島 一番は写真集の仕事で真冬の川で撮ったグラビアですね。しっかり氷が張ってるんです! しかも日は差さないし、風も冷たい。そのなかに30分間入ったままで。だんだん感覚がなくなって、死んだような顔になりました。結局、その写真が表紙に使われているんですけど。

――大丈夫だったんですか!?

手島 なんとか。でも殺意を覚えました(苦笑)。あまりの寒さにおなかを下しちゃったし。

――グラビアの撮影の合間に聞きましたけど、これまで一番大変だった仕事はアマゾン川に水着で飛び込んでアナコンダを素手で捕獲することだったとか。

手島 そう! あれは最悪でしたよ! テレビのロケだったけど、ピラニアがウジャウジャいる沼にも入ったりして。「私、死んじゃうんだな」って本気で思いました。

――尊敬します。グラビアはもういいかなと思ったことは?

手島 正直に言うと、ありますよ。やはり体形とか変わってきてるから。この年でこの体を出してひかれないかなと不安になることもあるし。そういうときは体にオイルをいっぱい塗って肌艶(はだつや)をよくすると、まだやるぞってモチベーションが上がるんですけどね。

■ある日、突然結婚しちゃうかも

――所属されてるプラチナムは、ご自身にとってどんな位置づけなんですか?

手島 う~ん......なんだろう。家とは違うし、ただの会社でもない。もうひたすら感謝するしかない場所というか。そして居心地のいい場所です。

――どのあたりがいいんですか?

手島 いい意味で体育会系な社風なんです。礼儀とか厳しいんだけど、ギスギスしてなくてすごくアットホーム。あと社会のルールにも厳しい。だから私も常に自戒してます。

――周りにいるタレントさんで入りたいって人も多いのでは?

手島 そうですね。私もずっと入りたいと思ってたし。紹介してもらって面接で所属が決まったときは、帰り道の途中で思い切りガッツポーズをしましたよ。普段はそんなふうに感情を爆発させることはないんですけども。

――最後に今回のグラビアのテーマでもある「結婚」について。撮影ではウエディング風の下着を着てましたけど、初めてだったとか。

手島 断ってたんです。婚期が遅れると聞いてたから。でもずいぶん遅れてるし、もういいかなと(笑)。

――やっぱり考えます?

手島 そうですね。最近は親も心配してるし。まずは相手を見つけないと。マジ、募集中です。で、ある日、突然結婚しちゃうかもしれないです(笑)。まぁ現実的には結婚より仕事したいから想像つかないですけど。

――そこまで仕事に燃えるって、いったい、原動力はなんですか?

手島 やっぱり仕事を始めたときの悔しさが今でも残ってるんですよね。「チクショー! いつか見返してやる!」って。だから何があってもクサらない。常に求められる自分でありたい。

あとはとにかく売れたい、売れたいんですよ! いまだにそんなこと言ってるの?って笑われるかもしれないけど、ずっとギラギラしてるんです。

――一昨年、NYOUTUBER名義の楽曲『ハミ乳パパラッチ』が売れたじゃないですか。 オリコンのデイリー&ウイークリー&マンスリーの3冠に輝いて。

手島 正直、ありがたい気持ちはありますが、まだまだです。爆乳シリーズもまだ諦めていませんし、バズる可能性はどこにあるかわからないので立ち止まるわけにはいきません。そして何より、あの3人からプラチナムのラスボスって言っていただいたわけですからね。それが定着できるように頑張らないと!

(スタイリング/古池マリア ヘア&メイク/藏本優花)

●手島 優(てじま・ゆう) 
1982年8月27日生まれ 栃木県出身 
身長165cm B95 W58 H86 
○10歳で劇団に入り、芸能活動を開始。2008年よりプラチナムプロダクションに所属し、グラビア、バラエティなどで活躍。現在は矢口真里とYouTube『やぐてじチャンネル』の配信も精力的に行なっている。
公式Twitter【@piyoteji】 
公式Instagram【@tejimayuu0827】

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